しかしネットで「ワーホリ」と検索すると「ワーホリはやめた方がいい」という意見を多く目にするようになりました。
この記事では、ワーホリを検討している人のために
- ワーホリはやめた方がいい理由
- ワーホリで得られるもの
- ワーホリを後悔しないための4つのポイント
- ワーホリにおすすめの国:オーストラリア
を紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね!
そもそもワーホリとは
ワーホリとは、仕事をしながらバカンスを楽しめる滞在方法です。
1980年にオーストラリアと協定を結んで以来、ニュージーランド、カナダをはじめ、イギリス、アイルランドのヨーロッパ諸国、アルゼンチン、チリの南米諸国など、2023年時点でワーホリ協定国は29カ国にのぼります。
参加条件
日本国籍を要する18歳から30歳までの方であれば学歴、英語力を問わず、どなたでも参加することができます。
滞在期間は原則1年間と定められており、ワーホリビザで滞在延期はできません(ただし、オーストラリアとイギリスは除く)。
ワーホリをもっと知りたい方は、こちらの関連記事をあわせてご覧ください。
ワーホリはやめた方がいい理由
ネットで見る「ワーホリはやめた方がいい」という意見。
その理由はなんなのでしょうか?
後悔しないためには、まず失敗した経験者の意見を聞いて学ぶことです。
ここでは、ワーホリはやめた方がいいと言われる理由を掘り下げてみましょう。
海外生活は大変
- 日本での生活がつまらないから海外へ行きたい
- おしゃれな海外生活をしてみたい
- なんとなく海外に住んでみたい
などの「あこがれ」だけでワーホリに参加した人の多くは「ワーホリに行かなければよかった」と後悔しています。
テレビやネット、雑誌で得る情報は良い部分だけにフォーカスしている場合がほとんどです。
実際に生活を始めると渡航先の文化、習慣、宗教観など、日本と異なる物事の考え方を受け入れなければなりません。
日本では当たり前に思っていたことが、海外では全く通用しないということがたくさんあります。
また、治安の良い国を選んで渡航すると言っても、日本以上に治安の良い国はほとんどありません。
そのため、常に気を引き締めているつもりでも、スリやひったくりなどの犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。
最初は刺激的に感じる海外生活も、3カ月、半年とたつうちに「苦痛」を感じるようになり、引きこもってしまうワーホリメーカーも少なくありません。
英語は自然と話せるようにならない
この記事を読んでいる方のほとんどが「海外に住めば英語がペラペラになる」と思っているかもしれません。
残念ながら海外に住んでいるからといって、自然と英語を話せるようになることはありません。
24時間、英語の環境に身を置いて聞き流していても、ペラペラ話せるようにはならないのです。
基本的に、大人になってから英語を身につけるためには「勉強」は避けて通ることはできません。
英語が話せなければ現地の人と一緒に仕事ができないため、職探しにも苦労してしまいます。
その結果、日本食レストランなど日本語の通じる場所でしか働くことができなくなり、気がついたら英語に触れる機会がなく帰国する、というケースに陥ってしまいます。
確かに1年ほど滞在すれば「なんとなく英語が話せる」ようにはなりますが、その程度の英語力であれば、わざわざ高い費用を払って海外生活を送らなくても、日本で身につけることができます。
「海外に住んでいたのに、英語が習得できなかった」とワーホリにがっかりする人がいるのは、こういった理由もあるからです。
仕事がすぐに見つからない場合を考えていない
給料が上がらない日本で働くよりも円安を利用し時給が高い海外で仕事がしたい、という出稼ぎ感覚でワーホリを利用する若者が増えています。
とはいえ、渡航後すぐに仕事が見つかる保証はどこにもありません。
十分な滞在費を準備しないでいくと、すぐに生活苦になってしまう可能性が非常に高いのです。
また、渡航後に仕事を探し始めても、実際に雇用契約を結ぶまでに3カ月ほどかかるというケースもあります。
仕事がすぐに見つからない場合を考えず滞在費を用意しておかなかったために、途中でワーホリを断念してしまう人も多いことも忘れてはいけません。
行けばどうにかなるわけではない
「行けばなんとかなる!」という意見もありますが、正直、海外生活はそんなに簡単なものではありません。
目的も計画もなく海外に行ってしまうと、何も得ることはできないのです。
なんとなくワーホリに参加してしまうと、なんとなく1年が過ぎて、なんとなく帰国することになるのです。
結局、渡航前と渡航後では何の成長も変化も感じられなかった、という結論に達し、ワーホリに行って時間を無駄にしてしまったことを後悔してしまいます。
もう一度言いますが、行くだけではどうにもなりません。
何かあるだろうと待っていても何もないのです。
自分で決めて行動を起こした人の多くが、有意義なワーホリ生活を送っていることを知っておきましょう。
帰国後の就職が難しい場合もある
ワーホリ期間は思いのまま自由に過ごすことができるため、「ワーホリ=海外で遊んできた」というイメージを持っている企業の人事担当も少なくありません。
ワーホリ滞在中に何にも挑戦していなかった場合、履歴書に「空白の1年」を作ってしまうことになりかねないのです。
帰国後の就職や転職の時に不利になることもあり、ワーホリに行ったことに後悔する人も少なくありません。
ワーホリで得られるもの
ここまで、ワーホリはやめた方がいい理由を見てきました。
とはいえ、日本人だけで年間約1万8000人が利用しているこの制度に「行かないと後悔する」という意見が多いのも事実です。
若いうちにしか参加できないワーホリに行って得られるものも確認しておきましょう。
日本では得ることができない体験
ワーホリを利用して長期海外生活を送ることで、日本では得ることができない体験ができます。
言葉の違いはもちろんのこと、文化や歴史、そして考え方の違いからくる人とのコミュニケーション方法など、日本を出なければ知ることができなかった世界が待っています。
もちろん、
- 電車や地下鉄が時刻表通りに来ない
- 書類関係の手続きに時間がかかる
- 接客対応がいい加減
など、日常の思いがけないトラブルもたくさんありますが、帰国する頃にはいい思い出になっていることは間違いありません。
さまざまな人との出会い
ワーホリ制度を利用して、世界中から英語を学ぶために国籍・年齢の違う人たちが集まってきます。
学校や職場では、日本にいるときには出会うことがないような職種の人や価値観の人と交流が持てる機会が多くあります。
中には、ワーホリがきっかけで国際結婚に発展する出会いも少なくありません。
世界中に人脈を広げることができるのもワーホリの魅力です。
生きた英語力
ワーホリでは、日常生活の中で学校では学ぶことができない「生きた英語」に触れられることができます。
英語が全くできない人であっても、簡単な単語を用いて外国人と会話することに慣れていきます。
また、ある程度の英語力がある人にとっては、これまで学んできた知識をいかしアウトプットを積極的に行うことで、日本にいるよりも英語力を飛躍的に向上させることができるでしょう。
海外就労の体験
多くの国では学生ビザでアルバイトは禁止されています。
就労が許可されている場合でも、週に許可されている労働時間が決められているため、選べる職種が限定されてしまいます。
ワーホリビザを利用するとフルタイムでの勤務が可能になり、職種も自分の経歴や能力、やりたい事に合わせて自由に選ぶことができます。
将来、海外での就職を考えている人にとってワーホリでの経験は、非常に有意義に活用できるでしょう。
また、目標をはっきりさせ、事前に計画を立てた上で海外就労の体験・経験を積むことで、帰国後の就職活動にも有利になるスキルを身につけることができます。
費用を抑えた海外留学経験
ワーホリの最大の特徴は、現地でフルタイム就労ができることです。
例えば、平日は語学学校で英語を学び、週末はフルタイムでアルバイトをする、などと滞在プランをアレンジすることで生活費を現地で稼ぐことができます。
オーストラリアは4ヵ月まで、カナダとニュージーランドは6ヵ月までと国によってワーホリで語学学校へ行ける期間は決められていますが、他の留学方法よりも格段に費用を抑えることができます。
ワーホリを後悔しないための4つのポイント
せっかくお金と時間をかけてワーホリに行くのですから、後悔したくないのが本音だと思います。
でも安心してください。
ワーホリに行って後悔する人はほんの一握りです。
参加したほとんどの人が「行ってよかった!」と感じています。
後悔する人としない人の違いは何なのでしょうか?ここではワーホリに成功している人の共通点を4つ紹介いします。
このポイントを押さえておくだけで、ワーホリだけでなくどのような方法であっても有意義な海外生活を送ることができるでしょう!
ワーホリ前に一度は海外へ行ってみる
今まで一度も日本から出たことがない人は、ワーホリで海外生活をする前に一度、海外へ行ってみることをおすすめします。
「渡航前にあまりお金を使いたくない」という人は、比較的近い国に短期の観光旅行でもかまいません。
日本以外の生活を少しでも体験することで、言葉が通じないということ、自分の身は自分で守るということ、とにかく日本とは違うということを肌で感じることができます。
想像と現実のギャップを埋めることも、海外生活への準備と言えます。
滞在費用の準備をする
現地に到着してから、すぐに働けるとは限りません
慣れない海外での仕事探しは、予想以上に時間がかかる場合があります。
そのため、少なくとも3カ月間は働かなくても生活できる分の費用は用意しておくと、ストレスを感じずにすみます。
国や為替レートによって異なりますが、基準としては約50万円から80万円くらい用意しておくと良いでしょう。
用意したお金は、決して無駄にはなりません。
滞在費が足りなくなったことが原因でワーホリを途中で断念しないためにも、現地の滞在費用は余裕を持って準備しておきましょう。
英語を勉強しておく
海外で仕事を探す上で有利になるスキル、それが語学力です。
英語圏の国はもちろんのこと、英語圏以外の国に行っても英語でコミュニケーションができれば、ある程度の仕事はこなすことができます。
語学学校に行くにしても授業は英語で行われるため、ある程度の英語力が必要です。
身につけておくレベルの目安としては、中学英語。
渡航前に中学生で習うレベルの英語を身につけておくと、現地についてからとても役立ちます。
また、机に向かって勉強するのが苦手な人は、英会話教室に通うのも一つの方法です。
ワーホリ渡航中・渡航後の計画を立てる
1年間海外生活ができるワーホリ。
1年間は「長い」と感じるかもしれませんが、現地についてから語学を覚えたり、仕事をしたりしていると滞在期間はあっという間に過ぎてしまいます。
実際に生活を始めて「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、出発前にワーホリが終わって帰国後の就職時のことを考えておきましょう。
そのことを実現するために
- 現地でどのような経験を積みたいか
- どうやってスキルを身につけるか
- そして何をしなければならないか
などしっかり計画を立てることが必要です。
また、日本の企業の採用担当者の中には「ワーホリ=遊んでいた」というイメージを持っている人も少なくありません。
そのため、ただワーホリに行ったということだけでは、就職時に不利になってしまう可能性もあります。
ワーホリに行った「目的」を明確に説明できるように、1年間をどのように過ごし何を学び、最終的に自分がどう変わったかをきちんと相手に伝えることが大切です。
事前に渡航中と渡航後の計画をしっかり立てておくことが、ワーホリ成功の鍵となります。
コミュニケーション力をつけておく
良い仕事を得るには、英語力もさることながら「口コミ」の威力が絶大です。
口コミを得るためには、現地で人脈を作らなければなりません。
そのため、必要なのがコミュニケーション力です。
常にいろいろな人とコミュニケーションをとることで、思いもかけないような仕事に就くことができるだけでなく、日本では会うことができないような人と友達になれるチャンスもあります。
今はネットで簡単に人とつながることができますが、やはり大切なのは「目の前にいる人」ときちんとコミュニケーションをとることです。
日本にいる間にいろいろな人と話す機会を大切にし、積極的に交流をもつように心がけましょう。
ワーホリにおすすめの国:オーストラリア
現在29カ国の協定国の中から自由に滞在先を選べるワーホリ。
留学エージェント「ぼくらの留学」が一番におすすめする渡航先がオーストラリアです。
ワーホリビザが取りやすい
オーストラリアは日本人に対しワーホリ受け入れ人数を制限していないため、申請すると簡単にビザが取得できます。
時給が高い
オーストラリアは時給が世界一高いことで有名で、最低時給額が21.38ドル、日本円で約1870円になります(2023年3月の為替レート、参考サイト:Yahoo !ファイナンス)。
さらに、休日や祝日に働くと時給が25%、職種によっては50%高くなることも!
努力次第でガッツリ稼げるのがオーストラリアです。
オーストラリアで稼げる方法についての関連記事もあわせてご覧ください。
親日家が多い
オーストラリアに行くとまず驚くことが、親日家が多いことです。
オーストラリア国内の日本語学習者数は約40万人!
世界でもトップクラスの学習者数を誇ります(参考サイト:国際交流基金)。
日本の文化に興味がある人だけでなく、礼儀正しい、きれい好き、人に迷惑をかけないなどの理由で、日本人に好印象を持って日本語を習う人が多いのだとか。
経済的に見ても、日本は輸出入貿易相手国として常に上位。
ほとんどのオーストラリア滞在の経験者が「現地で嫌な経験をしたことがない」というほど、日本人にとって住みやすい国でもあります。
特に初めてワーホリに挑戦しする人にはオーストラリアがおすすめです。
最長3年滞在できる
ほとんどの国ではワーホリで滞在できる期間が1年と決めらており、原則ビザの更新は無可能です。
ところがオーストラリアだけは、2回のワーホリビザ更新が可能で、なんと最長3年滞在できるのです。
その他のオーストラリアのワーホリ関連記事もあわせてご覧ください。
まとめ
この記事では、ネットで見る「ワーホリはやめた方がいい」に対して、
- ワーホリをやめた方がいい理由
- ワーホリで得られるもの
- ワーホリを後悔しないための4つのポイント
- ワーホリにおすすめの国:オーストラリア
を解説してきました。
まとめの一覧は以下の通りです。
そもそもワーホリとは
- ワーホリはやめた方がいい理由:海外生活は大変、自然と英語は話せるようにならない、仕事がすぐに見つからない場合を考えていない、行けばどうにかなるわけではない、帰国後の就職が難しい場合もある
- ワーホリで得られるもの:日本では得ることができない体験、さまざまな人との出会い、生きた英語力、海外就労の体験、費用を抑えた海外留学経験
- ワーホリを後悔しないための4つのポイント:ワーホリ前に一度は海外へ行ってみる、滞在費用の準備をする、英語を勉強しておく、ワーホリ渡航中・渡航後の計画を立てる、コミュニケーション力をつけておく
- ワーホリにおすすめの国-オーストラリア:ワーホリビザが取りやすい、時給が高い、親日家が多い、最長3年滞在できる
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
ワーホリ準備に役立ててくださいね!
人気のオーストラリア、ニュージーランド、カナダをはじめ、イギリスやアイルランドなど合計29カ国のワーホリ加盟国へ1年間滞在できるワーホリビザ。
ワーホリに興味を持った方は、ぜひこの機会に留学エージェント「ぼくらの留学」にご相談ください!
ぼくらの留学では、渡航前から帰国までワーホリのサポートを行っています。
ワーホリ体験談の関連記事はこちらからご覧いただけます。
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