目次
留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。
基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
サンフランシスコの魅力/特徴
アメリカ西海岸、カリフォルニア州を代表する港町「サンフランシスコ」。
ダウンタウン中心部は高層ビル群が建ち並ぶアメリカ有数の大都市で、同州の大都市「ロサンゼルス」と共に経済、金融、工業の中心地として機能しています。
サンフランシスコを象徴する深紅の橋「ゴールデンゲートブリッジ」をはじめ、ダウンタウン中心部は坂の街と知られ、車道と並行して走行する色鮮やかな「ケーブルカー」は多くの市民の足として親しまれています。
都会の喧騒から離れた郊外地域では緑豊かな自然が広がり、年間を通して温暖な気候を活かした上質なワインが醸造されるワイナリースポットも数多く点在します。
サンフランシスコの基礎情報
面積
約600.6平方キロメートル
人口
約88万人(2019年7月:United States Census Bureau調査)
宗教
信教の自由を憲法で保障、主にキリスト教
物価
牛乳1リットルあたり約120円(≒$1.15) ※2021年2月時点
日本との時差
-17時間
3月第二日曜日~11月第一日曜日はサマータイムが実施され、1時間進める
国土の広いアメリカではエリアによって時差が異なります。また、サマータイム実施の前後日は時計の調整を忘れないよう注意が必要です。
サンフランシスコの気候
年間を通して温暖な気候の上、降水量が特に少なくアメリカ屈指の晴天率の高さを誇る「サンフランシスコ」。
春過ぎから秋口まではベストシーズンで雨が降らなかった観測記録があるほど、晴天が続きます。
夏場は日本の猛烈な暑さとは対照的に、湿気も少なく嫌気のさすような暑さはなく快適に過ごすことができます。
ただし、朝晩の温度差が激しく、朝夕は霧が頻繁に発生することで「霧の街」の異名を持っています。
冬場は雪が降るような寒さではありませんが、1年の中で比較的多く雨が降ります。厚手のジャケットなどを持っておくと重宝します。
サンフランシスコの文化
「世界一美しい街」「坂の街」「霧の街」と称される「サンフランシスコ」の特色ある文化をご紹介します。
映画、ドラマ撮影のロケ地として人気がある!
坂道が多いことで「坂の街」として親しまれている「サンフランシスコ」は、美しい景観を活かした映画やドラマの撮影場所として有名です。
観光スポットひとつ「アルカトラズ島」にある刑務所を舞台にした名作映画「アルカトラズからの脱出」や「ザ・ロック」は大きな話題となりました。
アメリカ国内で放送されている人気ドラマもサンフランシスコを舞台にした数多くの作品があります。
サンフランシスコに「日本町」がある!?
多くの移民たちによって発展を成し遂げたアメリカは多民族国家と呼ばれ、国内主要都市ではチャイナタウンが目立ちますが、日本人移住者によって造られた「ジャパンタウン(日本町)」がサンフランシスコに存在します。
タウン中心部には日本ゆかりの五重塔があるほか、お馴染みの書店やレストランなど、規模は小さいですが日本の文化がたっぷり凝縮されたエリアです。
「霧の街」と呼ばれる理由は?
夏場のサンフランシスコは昼夜の温度差が激しく、朝夕に霧が頻繁に発生します。
太平洋側から吹く冷たい空気とアメリカ大陸側から吹く暖かい空気がぶつかることで霧を生み出し、サンフランシスコ全体を濃い霧で飲み込んでしまうこともあります。
霧で飲み込まれた大都市は時に幻想的な世界観を造りだし、世界各国より多くの写真家が集まることで有名です。
サンフランシスコの有名スポット
多くの観光客を虜にするアメリカ西海岸有数の観光地のひとつ「サンフランシスコ」。
留学期間中に訪れてみたいおすすめスポットをご紹介します。
ゴールデンゲートブリッジ
霧の中から突如姿を現すサンフランシスコのランドマークスポットのひとつ。
全長2,737m、高さ227mの巨大な橋は英語表記で「Golden Gate Bridge(金門橋)」と金色の橋を想像しますが、実際の色は深紅です。
1933年に橋の建設が着工し、4年後の1937年に完成しました。
橋上は自動車専用道路以外に安全な歩道(自転車も通行可)が整備されているので、ウォーキングやサイクリングも可能です。
橋の南北それぞれに駐車場付きの展望エリアがあるので、サンフランシスコを訪れた際は必ず記念写真を撮っておきましょう。
チャイナタウン
アメリカ主要各都市にある中で最も古く、国内最大規模を誇るのはサンフランシスコにあるチャイナタウンです。
タウン中心部のメイン通り「グラント・アベニュー」には市場や中国雑貨店のほか、点心料理のお店や屋台などが軒を連ね、多くの人で昼夜賑わいます。
また、毎年1月下旬~2月上旬に中国の旧正月に合わせて「チャイニーズニューイヤーフェスティバル&パレード」が開かれ、アメリカならではの多民族国家の文化を学ぶことができるのも魅力のひとつです。
アルカトラズ島
サンフランシスコ湾内の真ん中に浮かぶ面積0.076㎢の小さな島。
かつて、灯台や軍事要塞の拠点以外に1963年までは連邦刑務所として使用されていたこともあり、脱獄不可能な監獄島と呼ばれていました。
現在はサンフランシスコ名物観光スポットのひとつとして、フィッシャーマンズ近辺のフェリーターミナルから往復クルーズ付きの「アルカトラズアイランドツアー」が催行されています。
ツアー中は旧刑務所内を見学できるほか、日本語オーディオガイド付きなので安心してご参加いただけます。
フィッシャーマンズワーフ
サンフランシスコのウォーターフロント北部に位置する定番の観光スポットのひとつ。
「漁師の波止場」と呼ばれ、19世紀半ばのゴールドラッシュでサンフランシスコが大きく栄えた時代から現在に至るまで、多くの人で賑わう活気ある漁港です。
周辺にはレストランなど多くのお店が軒を連ね、地元民および観光客に人気のある「クラムチャウダー」は太平洋近海で捕れた新鮮な魚介類を使った名物料理です。
ロンバードストリート
8つのZ字状のカーブがある急こう配なストリートは「世界一曲がりくねった坂道」と言われ、写真映えするスポットとして人気を集めています。
地元の人々が利用する一般道ですが、現在は国内外の観光客が運転するレンタカーが目立ちます。
車道両脇には歩行者用の歩道があるほか、綺麗に整備された花壇があり、初夏になるとたくさんのアジサイが咲くことで有名です。
まとめ
アメリカ国内の留学先のひとつ「サンフランシスコ」をご紹介しました。
年間を通して温暖な気候で夏は極端に暑くなく、冬は凍えるような寒さでないため快適に過ごすことができます。またアメリカ西海岸他都市と同じく晴天率が高いことが大きな魅力です。
同州の大都市「ロサンゼルス」と「サンディエゴ」と共にアメリカ有数の観光都市です。
サンフランシスコのランドマークのひとつ「ゴールデンゲートブリッジ」、ゴールドラッシュ時に栄えた活気ある漁港「フィッシャーマンズワーフ」など海外各国から多くの観光客が訪れます。
ダウンタウン中心部には海外留学生を対象にした多くの語学学校があり、短期プログラムから長期プログラムまで幅広く授業のカリキュラムを揃えています。
初めて海外留学を経験する方にもおすすめの留学先です。
「世界一美しい街」と称えられたサンフランシスコ留学を検討してみましょう。