目次
有意義な留学生活を送るためには、まずは渡航先の情報集めが大切です。
文化、気候など地域よって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
ここでは世界屈指のビジネス金融街であるだけでなく、最先端アートやファッション街でもあるイギリスの首都ロンドンをご紹介します。
日本から直行便で約12時間半、日本人にも人気の留学先です。
ロンドンの魅力/特徴
ロンドンの最大の魅力はその多様性にあります。
世界中から観光やビジネス留学などで多くの人達が訪れるため、色々な価値観に触れることができます。
将来的にインターナショナルに活躍していきたいと思っている人には最適な環境と言えるでしょう。
ヨーロッパ圏から多くの人々が仕事を求めて集まるロンドンには、ビジネスチャンスも多く英語のレベルによってはすぐに仕事が見つかる可能性もあります。
歴史の街であるロンドンには市内だけでもウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院、ロンドン塔などの世界的に有名な世界遺産がたくさんあります。
見所が盛りだくさんなので、長期滞在であっても常に新しい発見がります。
またバスや地下鉄などの公共交通機関が発達しているため、市内での移動は問題がありません。
ロンドンは留学先として人気の都市です。
日本からも多くの人がロンドンを留学先として選びます。
時期や語学学校によってはクラスの半分が日本人という可能性もあります。
「日本人が多いと、英語を話す機会が無くなるのではないか」と考える方もいますが、日本人が多いということはその都市に日本人を受け入れるシステムが揃っていると見ることもできます。
そのため仕事探しや部屋探しなど比較的にスムーズに行えるという利点もありますので、語学力にまだ自信がない方や、海外生活が初めてという方にもロンドンは最適な環境と言えるでしょう。
ヨーロッパの中でも比較的治安がよいとされているロンドンですが、観光地ではスリや引ったくりといった軽犯罪が多いので、携帯電話やお財布などの貴重品の管理は十分に気をつける必要があります。
ロンドンの基礎情報
面積
1569平方メートル
人口
約898万人
宗教
キリスト教徒(英国国教会、カトリック、プロテスタントなど)50%
イスラム教徒13%、ヒンズー教徒6%、ユダヤ教徒2%、その他29%
物価
(1ポンド=約142円、2021年1月のレート)
ロンドンはヨーロッパ都市の中でも物価が高いことで有名です。
家賃は東京の中心部くらいと考えておいた方が良いでしょう。ルームシェアやホームステイを利用したり、外食を控え自炊にすると生活コストを抑えることができます。
一ヶ月の家賃相場(ロンドン市内):10平米のワンルームアパート 1500ポンド前後
ルームシェア:狭い部屋で700ポンド前後
ホームステイ:朝夕二食付きで800ポンド前後
物価の目安
カジュアルレストラン15ポンド前後、ビール一杯5ポンド前後、食パン一斤1ポンド前後、りんご1キロ2ポンド前後
日本との時差
日本との時差は-9時間ですが、ロンドンにはサマータイムがあり、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までは-8時間になります。
ロンドンの気候
留学先を決める上で、気候はみなさんの気になる点の一つではないでしょうか。
ロンドンの気候を確認していきましょう。
日本と比べると相対的に涼しく、真夏でも猛暑になることは稀です。1日の中でも昼と夜の温度差がかなりあるため、昼間気温が高くても夜はぐっと冷え込むことがあるので、夏場であってもカーディガンや薄めのジャケットを持ち歩くと良いでしょう。
また天気が変わりやすく、1日のうち数時間だけ雨が降ることがよくありますので、折りたたみ傘を常備することをお勧めします。
ロンドンの文化
その国特有の文化はたくさんあります。
年によっても変わってくるものはたくさんありますが、代表的ものを確認していきましょう。
2月 パンケーキ・デー
「パンケーキ・デー」は、15世紀から続く伝統的なキリスト教徒のお祭りです。
キリスト復活祭の47日前に、家にある卵や牛乳などの食料を消費するためにパンケーキを作ったのが始まりだとされています。
パンケーキ・デーは年によって日にちが変わります。
現在ではパンケーキを食べるだけでなく各地でイベントが行われ、その中で最も有名なのがロンドン国会議事堂近くにあるビクトリアタワーガーデンで行われる「議会パンケーキレース」です。
普段真面目な議員たちが、エプロンをつけフライパンを持って真剣に走るこのイベントは、地元の人や観光客にも大人気のチャリティーイベントになっています。
6月 第2土曜日の女王公式誕生日
エリザベス女王の誕生日は4月21日ですが、1748年より君主の誕生日を6月第2土曜日に祝うのが公式となりました。
バッキンガム宮殿をスタートに、宮殿の前の大通りなどを通る英国陸軍によるパレード「軍旗分列行進式」はテレビでも生中継されます。
8月下旬 ノッティング・ヒル・カーニバル
1964年にストリートミュージシャンを集めたイベントを行ったことから始まった、ヨーロッパ最大のカーニバル・フェスティバル「ノッティング・ヒル・カーニバル」は、ロンドン西部のノッティング・ヒルで毎年8月下旬に開催されます。
レゲエやサルサなどの音楽に合わせて踊る色とりどりの衣装を身に纏ったダンサーたちを一目見ようと、国内外から毎年100万人以上の人が集まります。
ロンドンの有名スポット
伝統を残しながら流行の発信地であり続ける、古くて新しい街ロンドン。
有名スポットは数え切れないほどありますが、ここでは代表的な4つをご紹介します。
大英博物館
世界最大の博物館の一つである大英博物館には、常に15万点以上のオブジェが展示されています。
エジプトで発見されたロゼッタストーン、ギリシャのパルテノン宮殿にあった彫刻、イースター島のモアイ像、「ジンジャー」と名付けられた紀元前3500年頃のエジプトのミイラ、日英同盟時に日本から贈られた贈呈品など数え切れないほどの展示物があり、1日で全てを見ることは不可能と言われています。
効率よく館内を見学するためにも、オーディオガイド(7ポンド)を利用すると良いでしょう。
また大英博物館は入館無料ですが、建物の維持や管理のためにチップを入れる寄付箱が館内に設置されています。
コヴェント・ガーデン
ロンドンの中心ウエストエンドにあるコヴェント・ガーデンは、おしゃれなブティックやカフェ、バー、レストランなどが集まる若者に人気のスポットです。
ロンドンで唯一ストリートパフォーマンスが許可されている場所でもあり、ヨーロッパ中から多くのミュージシャンや大道芸人が集まってきます。
セント・ジェームズ・パーク
ロンドン中心部にあるセント・ジェームズ・パークは、イギリス王室で最も古い王立公園です。
バッキンガム宮殿からも近く、観光客や地元の人のオアシスになっています。
年間約550万人もの人が訪れる園内には野生のリスや40羽ものペリカン、 野生の水鳥たちが暮らしています。
敷地内には4箇所ほどの売店が設置されているほか、セント・ジェームス・カフェと言うカフェもあり、飲み物だけではなくイングリッシュブレックファーストも楽しむことができます。
バッキンガム宮殿
イギリス王妃の宮殿でありロンドンで最大の観光名所であるバッキンガム宮殿は、エリザベス女王の公邸であり執務の場所でもあります。
王室旗が掲げられている時は国王、または王妃が宮殿に滞在していることを表し、イギリス国歌が挙げられている時は不在を表します。
夏の間には国王と王妃はスコットランドに滞在するため、バッキンガム宮殿内が一般公開されます。
敷地内にはギフトショップがあるので、お土産選びにもおすすめです。
その他に、「衛兵交代式」が4月から7月は毎日、それ以外は1日置きに行われ常に多くの人で賑わっています。
ちなみに黒い帽子と真っ赤な衣装のイメージの衛兵ですが、冬はグレーのコートを羽織っています。
まとめ
渡航前に留学先の情報を知ることはとても大切です。
古くて新しい街ロンドンでの滞在は、多様な価値観に触れることができ、インターナショナルに活躍していきたいと思っている人には最適な留学先と言えるでしょう。
日本人も多いので口コミで仕事や部屋など比較的スムーズに見つかることもロンドンの魅力です。
上記でご紹介した以外にも、ここではご紹介しきれないほど様々なイベントや有名スポットがあり長期滞在であっても飽きることの無い魅力的な都市です。