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留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。
基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
ここでは地理的にアジアにもっとも近く、アジア人率は多いですが日本人が非常に少ない街「ダーウィン」をご紹介します。
ダーウィンの魅力/特徴
大自然が広がるノーザンテリトリーは、広大な面積と比較して人口率が非常に少ないことから「州」ではなく「準州=テリトリー」と位置付けられています。
その州都ダーウィンは住民がとてもフレンドリーで、のんびりした雰囲気の小さな街です。
アジアに近いことからアジア系の多民族が多く住んでいることでも知られています。
日本からの直行便がないため、日本人住居者・留学生はほとんどいません。
そのため、英語の勉強に集中したい人には理想的な環境と言えるでしょう。
また、オーストラリア国内でも先住民のアボリジニが多く住んでおり、その人数は人口の約4分の1にも及びます。
そのため、他の都市ではなかなかできないアボリジニ文化を身近に体験することもできます。
ダーウィンの基礎情報
面積
3164 km²
人口
約13万人
宗教
キリスト教全般(44.8%)、その他(41.1%)、無宗教(14.1%)
物価
(1オーストラリア・ドル=84,77円、2021年5月のレート)
カジュアルレストラン:25オーストラリア・ドル前後
ビッグマック・セット:12.65オーストラリア・ドル
ミネラルウォーター1.5L:2.94オーストラリア・ドル前後
じゃがいも1kg:4.33オーストラリア・ドル前後
日本との時差
日本とダーウィンの時差は+30分です。
サマータイムは実施されていません。
国土の広いオーストラリアではエリアによって時差が異なります。
サマータイム期間は時間を1時間遅らせなければなりません。
スマートフォンなどの電化製品は自動的に調整されますが、腕時計などは手動で時間を合わせる必要があるのでご注意ください。
ダーウィンの気候
熱帯性気候に属しているダーウィンの気候にははっきりとした四季はなく、年間を通して気温が安定しています。
雨季と乾季ははっきり分かれており、大体4月から10月は湿度が60%前後と比較的乾燥しているので、快適に過ごすことができます。
反対に大体11月から3月は雨季になるため、湿度80%以上に上昇しかなりの湿気を感じます。
朝晩は肌寒く感じる日もあるので、薄手のパーカーやカーディガンなどの羽織ものがあると便利です。
ダーウィンの文化
小さい街ながら多文化が共存する州都ダーウィンで行われるイベントを見てみましょう。
5月-10月 マラックマーケットプレイス
5月から10月の毎週土曜日にマラックマーケットプレイスで、職人による手作り作品を始め、ファームからの新鮮な食品、そして地元のオーガニック製品の屋台が所狭しと並び。
地元の人で大変賑わいます。
営業時間は午後4時〜午後9時。ここでしか買えないものもたくさんあるのでお土産探しにもぴったりです。
7月 ダーウィン・フリンジ・フェスティバル
音楽、演劇、ダンス、コメディ、ビジュアル・アートの総合アートイベント、ダーウィン・フリンジ・フェスティバルは、毎年7月に開催される10日間のイベントです。
期間中は映画や音楽、美術作品を通してアボリジニによる「アボリジナルアート」にも触れることができます。
8月 ダーウィン・フェスティバル
毎年8月に行われる「ダーウィン・フェスティバル」は、18日間に渡りキャバレー、演劇、ダンス、ビジュアルアート、屋外コンサートなど国内外からのアーティストが集まって開催される、ダーウィンで一番大きなイベントです。
会場には屋台やドリンクバーも立ち並び、子どもからお年寄りまで一日中楽しむことができます。
ダーウィンの有名スポット
ここでは、ダーウィン留学中に是非訪ねてほしい3つの有名ポイントを見て行きましょう。
ノーザンテリトリー博物美術館
市内の北に位置するファニー湾沿いに建つ「ノーザンテリトリー博物美術館」は、地元で発掘された恐竜や古代植物の化石、またアボリジナルアートやノーザンテリトリー出身の新鋭アーティストの作品などが展示されています。
常設展示は入場無料なので、滞在期間中に何度も足を運んで観ることができます。
アクアシーン
満潮時に野生の魚に餌付けをすることができる、大変に人気のあるアトラクションです。
魚の数や種類は、潮の満ち加減や季節、海水の透明度など状況によって変わるため、行くたびに違う魚達に出会うことができます。
1年中毎日参加できますが、満潮時の2時間と限られているため、訪れる際は事前に時間を確認することをお勧めします。
ベリー・スプリング自然公園
ダーウィン市内から片道約1時間のところにあるベリー・スプリング自然公園は、元々は第二次世界大戦時にオーストラリア兵の慰安地として作られた公園です。
現在ではブッシュ・ウォーキング、バード・ウォッチング、ピクニック、バーベキューも楽しめる地元の人の憩いの場所になっています。
11月から3月の雨季には、ワニの出現や水質調査により自然公園が閉園してしまう場合もありますので、注意しましょう。
まとめ
ここでは、アジアにもっとも近い都市「ダーウィン」をご紹介しました。
広大な面積を持つノーザンテリトリーの州都ダーウィンは、先住民のアボリジニが多く住むことで知られています。
また、アジア系の多民族も多く、国際都市としての顔を持ち合わせています。
日本からの直行便がないことから、日本人住居者・留学生がほとんどいないのが特徴です。
そのため、英語の勉強に集中したい人には理想的な環境と言えるでしょう。