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留学先を決めていくのにあたり、まずは候補となる国の情報を得るのが大切です。
ここでは、地中海の小さな島国マルタをご紹介します。
日本からの直通便がないため、あまり馴染みのないマルタですが、ヨーロッパではリゾート地としてとても有名です。
また、欧州加盟国の中で英語を公用語とする数少ない国の一つです。
マルタの魅力
マルタの魅力は、なんといっても透き通った地中海の青い海、そして中世ヨーロッパの雰囲気をそのままにする美しい街並みです。
英語を学びながらゆっくりバカンスを楽しめます。
英語を学びに来る留学生のほとんどがヨーロッパ人でアジア人はまだまだ少数派です。
ヨーロッパ諸国へのアクセスがとても便利で、週末などを利用して気軽に他の国へも旅行する事ができます。
他のヨーロッパ諸国に比べると治安がいいですが 、観光地などではスリが多いので注意しましょう。
また夜遅くまで繁華街は賑わっていますが、女性の一人歩きには注意しましょう。
マルタの基礎情報
正式名称
マルタ共和国(主にマルタ島、ゴゾ島、コミノ島からなる小さな島国)
面積
316平方キロメートル
人口
約43万人
首都
バレッタ
宗教
カトリック98% 、その他が2%
物価
(1ユーロ=約127円、2021年1月のレート)
他のヨーロッパ諸国に比べると比較的物価が安く、日本とほぼ変わりません。
基本的に輸入品に頼っているため、観光客が行くようなスーパーでは食料品は高いですが、ローカルなスーパーで自炊すれば生活コストは抑えられます。
物価の目安
(地区やお店によって値段が異なります)
カジュアルなレストランのランチ 10ユーロ前後
ローカルスーパー:パスタ1.8kg1ユーロ前後、じゃがいも1kg1前後、2リットルのペットボトルの水0.5ユーロ前後
日本との時差
日本との時差は-8時間ですが、マルタにはサマータイムがあり、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までは-7時間になります。
マルタの気候
留学先を決める上で気候はみなさんの気になる点の一つではないでしょうか。
マルタは地中海性気候で、夏は30°を超える暑い日が続きますが、湿度がとても低くカラッとした空気なので過ごしやすく感じるでしょう。
日差しがとても強いので日焼け止めとサングラスは必需品です。
日が暮れると肌寒くなるので常に薄手のカーディガンやジャケットなどの羽織ものを持ち歩くと良いでしょう。
10月から3月までが雨季ですが、日本の梅雨とは違い一日中雨が降るというわけではなく、一日に数回まとまって降ります。
マルタの文化
小さな島国マルタには三つのユネスコ世界遺産があります。
バレッタ市街
16世紀の建設されたマルタの首都バレッタ。
その市街は、建設当時の姿のままです。
かつてはイスラム教徒からヨーロッパを守る役割を果たした要塞都市でもあります。
巨石神殿群
マルタ本島と隣のゴゾ島には、30以上にも及ぶ人類最古の石造建築物が残っています。
そのうち7つの巨石神殿がユネスコの世界遺産に認定されました。
ハルサフリエニ地下墳墓
1902年に発見された地下建造物のハルサフリエニ地下墳墓は、地下3層構造になっており、おおよそ紀元前3600年から2400年に石炭を削って作られたと言われています。
左通行
マルタは1964年までイギリスの植民地でした。
その影響で日本と同様に右ハンドルで左通行です。
島内には電車や地下鉄がなく移動手段は全てバスになるので、レンタカーを借りてドライブに挑戦してみるのも良いでしょう。
敬虔なカトリックの国
マルタは敬虔なカトリックの国と知られており、島内には大小合わせて400近くもの教会やチャペルがあります。
その中でも最も豪華なのがバロック建築の聖ヨハネ大聖堂です。
昼寝の文化
夏には30°を超える真夏日が続くマルタには、シエスタと呼ばれるの昼寝の習慣があります。
そのため、日差しの強い12時から16時頃までは多くの店が閉まってしまいますので、買い物をする時は営業時間を事前に確認することをお勧めします。
マルタの主な留学先
語学学校があり、留学先として人気のある都市のご紹介します。
セントジュリアン
マルタ一の繁華街といえば、なんと言ってもセントジュリアンでしょう。
一日中、ショッピングやレストランの食事を楽しむ観光客や地元の人で賑わっています。
クラブやバー、カジノなどのナイトライフが充実しており、クラブに行くイベントを設ける語学学校もあります。
バレッタ
首都バレッタは市内全体が世界遺産に登録されており、街の中を歩いているだけでも十分に楽しめるところです。
歴史のある美しい街でありながら、流行りのお店やおしゃれなカフェ、レストランも立ち並び、人気の観光スポットになっています。
ビーチまで徒歩で行くことができるので、授業の後にスキューバーダイビングやカヤックなどの海のアクティビティも気軽に挑戦することができます。
スリーマ
セントジュリアン同様、マルタの繁華街であるスリーマ は、マルタ唯一の大きなショッピングモールがあり多くの人で賑わっています。
マルタでトップクラスの美しさを誇るビーチは観光客や地元の人が泳ぐだけでなく散歩やピクニックもする大人気のエリアです。
まとめ
日本ではまだまだ馴染みのない国マルタ。
観光やナイトライフなどの活動を通して、地元の人やヨーロッパ人と交流でき、バカンスを兼ねて英語を学ぶことができるのが魅力です。
ヨーロッパ諸国の中では比較的リーズナブルな物価と学費で、長期学生ビザを持っている持っていれば週に20時間のアルバイトをすることもでき実践的な英語を身につける良いチャンスになるでしょう。