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CO-OPプログラムは、専門的な知識を英語で身につけたあと、有給インターンシップ制度を利用して就労経験を得ることができる「留学システム」です。
プログラム終了後には「修了証明書」が取得できるため、
- 就職活動に役立つスキルを身に付けたい大学生
- キャリアアップを目的とした転職を目指す社会人
の間で人気の留学方法です。
この記事では、CO-OPプログラムの情報をわかりやすく、メリット・デメリットを合わせてご紹介します。
仕事もできる留学「CO-OPプログラム」とは?
CO-OP(コープ)プログラムとはカナダ政府公認の大学、コミュニティカレッジ、専門学校と、現地の企業が連携した特別プログラムです。
一定期間学校に通いながら専門知識をつけた後、通学と同じ期間、有給インターンシップに参加できます。
CO-OPプログラムの詳細
具体的な、参加条件、実施している国、入学日、期間、費用をみていきましょう。
参加条件
カナダ政府に認められた大学、コミュニティカレッジ、専門学校のいずれかで学生ビザを取得すると、自動的にCO-OPプログラムを利用できます。
高校を卒業をしていれば、誰でも申し込むことができます。
また、年齢制限がないため、ワーキングホリデー参加のチャンスを逃してしまった30代以上の方も参加できます。
キャリアアップのための転職や、海外で仕事をしてみたい人に最適なプログラムと言えるでしょう。
実施している国
カナダだけで実施されているプログラムです。
学生ビザ取得後は、ワーキングホリデーや語学留学で人気のバンクーバーやトロントなど、カナダ国内であればどこの都市での滞在も可能です。
入学日
入学日は学校によって大きく異なります。
年に2回しか入学日を設けていない学校もあれば、夏休み期間を除いて毎月入学できる学校もありますので、事前に確認しておくことが大切です。
期間
CO-OPプログラムの期間は専門分野によって異なりますが、最短で6カ月(3カ月通学+3カ月インターン )から2年程度(1年通学+1年インターン)までになっています。
費用
入学する学校の学費により大きく異なりますが、1年間のCO-OPプログラムを利用した場合、6カ月分の学費、ビザ取得のための費用、1年間の留学保険、航空券、現地での生活費などを合わせると年間200万円からと見積もっておきましょう。
ただし、CO-OPプログラムを取得すると、学生であっても週20時間までアルバイトできるため、現地で生活費をまかなうことができます。
CO-OPプログラムのメリット
カナダで長期滞在したい人にぴったりな「CO-OPプログラム」のメリットをみていきましょう。
就労経験ができる
CO-OPプログラムの最大のメリットは、学んだ専門分野に関連する企業で就労経験を得ることができることです。
カナダに限らず外国人が海外で働くためには必ず就労ビザが必要になりますが、CO-OPプログラムであれば、誰でもカナダでの就労経験を得ることができます。
資格やスキルを身に付けられる
CO-OPプログラムでは幅広い専門分野を扱う大学、カレッジ、専門学校と提携しています。
特に人気の専門分野は次の通りです。
- ホスピタリティ・マネージメントコース
- カスタマーサービスコース
- トラベル・ツーリズムマネジメントコース
- セール・マーケティングコース
- ビジネス基礎コース
- ビジネスコミュニケーションコース
など、最近ではITコースを扱う学校が増えています。
一から学ぶことができるので、未経験の分野でも資格やスキルを身につけられます。
キャリアアップ、就職、転職を有利
普通の語学留学では、英語力の向上だけを目的としていますが、CO-OPプログラムを利用すると就労経験も積むことができるため、英語力だけでなく実践的なスキルを取得することができます。
プログラム終了後には、カナダの短大卒業と同等の資格「修了証明書」が取得できるため、日本の就職活動だけではなく、海外での転職・就職に大変有利になります。
学生ビザでもアルバイトが可能
カナダでは学生ビザでのアルバイトは禁止されています。
しかしCO-OPプログラムがセットになった学生ビザの場合、在学中に最大週20時間まで働くことができます。
そのため、留学費を抑えられるだけでなく、現地の人と一緒に仕事をする体験ができ、就学後にフルタイムで働く有給インターンシップに向けての準備期間にもなります。
専門知識を学ぶことができる
CO-OPプログラムは、自分で選んだ専門分野をしっかりと学んだ後、学んだ分野に関連のある企業で就労経験を積むことができます。
最短で6カ月という期間で、就学と就労を通して徹底的に専門知識を身につけることができます。
CO-OPプログラムのデメリット
CO-OPプログラムに参加する上で、気をつけておきたいデメリットと解消方法をみてみましょう。
中級以上の英語力が必要
進学する学校や専門分野によって、必要とされる英語能力試験のスコアは異なります。
渡航後すぐに大学、カレッジ、専門学校で、英語での授業を受けなければならないため、中級以上の英語力が必要になります。
解消方法
英語力に自信がない方は、次の方法でデメリットを乗り切りましょう!
日本にいる間にできるだけ英語力を向上させる
TOEFLやIELTSの専門学校に通ったり、参考書を買って独学で学んだりと渡航前にできるだけスコアをあげておきましょう。
語学学校や英語準備コースを現地で受けてから進学する
費用はかかってしまいますが、CO-OPプログラムに参加する前に現地でしっかり英語力をつけることができます。
英語能力試験のスコアが低い学校を探す
TOEFLやIELTSのスコアを通常よりも低く設定している学校もあります。
ただし、入学は簡単ですが、在学中にかなり勉強をしないとプログラムを修了できない場合があるので要注意です。
有給インターンシップにチャレンジ!
CO-OPプログラムを利用して有給インターンシップにチャレンジできます!
- インターンシップの探し方は次の通りです。
- 学校が企業を紹介してくれる
- インターン・就職フェアに参加する
- インターネットで求人を調べて募集する気に入った会社に直接連絡する
日本人スタッフがいる学校や、企業を紹介してくれる学校などもあるので、事前に確認しておきましょう。
また、就職活動と同様、面接だけでなく採用試験がある場合もあるので、たくさん数をこなして慣れていくことが大切です。
大学を休学してCO-OPプログラムに参加する大学生が急増!
通常の語学留学やワーキングホリデーとは異なり、英語力の向上はもちろんのこと、専門知識を身につけたあと現地の企業で就労をするという経験が得られることで、国内外の就職活動に大変有利になります。
そのため、大学を休学してCo-op留学に参加する大学生が急増しています。
有給インターンで最低賃金が保証されているだけでなく、学校に通っている期間にアルバイトができることから、費用を抑えて留学できるところも人気の理由になっています。
30歳以上から海外で働きたい人におすすめ
働きながら海外に滞在できる方法として人気のワーキングホリデーは、最長1年間の滞在が可能ですが、18歳から30歳までと申請に年齢制限があります。
一方、CO-OPプログラムの参加には年齢制限がありません。
そのため、海外に長く滞在したい、将来アメリカやイギリスなどの欧米の会社で仕事をしたい30歳以上の方にぴったりの留学方法です。
現地で専門知識を一から学ぶため、未経験の業界に転職したい方や、英語力をプラスしてキャリアアップの転職を目指したい社会人におすすめです。
まとめ
ここでは、CO-OPプログラムをより理解するために
- 仕事もできる留学「CO-OPプログラム」とは?
- CO-OPプログラムの詳細
- CO-OPプログラムのメリット
- CO-OPプログラムのデメリット
- 有給インターンシップにチャレンジ!
- 大学を休学してCO-OPプログラムに参加する大学生が急増!
- 30歳以上から海外で働きたい人におすすめ
についてご紹介しました。
政府公認の大学・カレッジ・専門学校と企業が連携した、他の国にはないカナダだけの特別プログラム。
参加には年齢制限もなく、何度でも挑戦できることから、多くの社会人も参加しています。
- CO-OPプログラムに参加したい!
- コロナ禍だけれど、留学がしたい!
- 費用を抑えて海外に留学したい!
- 将来、英語を使って仕事がしたい!
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