概要
- 自己紹介
- 留学前の体験談
- 海外に興味を持ったきっかけ
- ベルリンに拠点を移したきっかけ
- 留学後の体験談
- ベルリンでの生活スケジュール
- ドイツ人の典型的な休日の過ごし方
- ベルリンの物件事情
- ベルリンでの部屋の探し方
- ベルリンの魅力
- ベルリンに住んだ印象
- ベルリンでの生活・観光で気をつけること
- ベルリンで困ったこと
- ベルリンでの就職活動の仕方
- ドイツの生理用品について
- 国際恋愛事情
- 英語力が伸びたと思った時
- 留学前にやっておいた方がいい準備
- おすすめの勉強方法
- ベルリン生活で得たもの
- NATSUさんからメッセージ
- 留学に行こうか迷っている人へ
- 最後に海外留学に興味のない人へ
自己紹介
氏名:NATSUさん
経歴:高校時代にカナダとマルタへ語学留学を経験した後、大学時代のオーストラリア留学を経て、現在はドイツのベルリンでマーケティング会社で勤務
~インタビュー形式~
ー 簡単に自己紹介をお願いします。
NATSUです。
「海外に住んでみたい」という憧れから、日本の大学を卒業後に海外での就職活動を経て、現在はドイツのベルリンでマーケティングの会社で働いています。
渡航前の体験談
ー ありがとうございます。 今回はドイツのベルリンでの生活メインにインタビューさせていただきたいと思います。 はじめに海外に興味を持ったきっかけは何ですか?
14歳の時に家族でハワイに行った時、現地の人に中学校で習った英語が通じてとても嬉しかったんです。
その経験がきっかけで海外に興味を持つようになりました。
ー なぜそこからドイツのベルリンが拠点になったんですか ?
ベルリンを選んだ理由は特にありません。
10代の頃から漠然と海外生活に憧れていたんです。
留学も考えましたが経済的に高いこと、そして親から長期留学を反対されていたこともあり、大学卒業後、海外での就活をしていてたまたまドイツに決まりました。
渡航後の体験談
ー 現在のベルリンでのスケジュールや生活について教えてください。
会社員なので、平日は午前9時から午後5時か6時まで仕事をします。
仕事の後は、友達と散歩をしたり、レストランやバーに行ったりします。
そして、土日は完全に仕事のことは忘れて思いっきり遊びます!
ー いいですね。ドイツ人の典型的な休日の過ごし方はありますか?
ドイツ人は本当に自然が好きで、散歩やハイキングによく行きますね。
日曜日はショッピングセンターやスーパーが閉まっているので、公園や川辺にってピクニックを楽しむことが多いです。
年に2、3回「ショッピングサンデー」という日があって、お店が開く時があるのですが、基本的に日曜日は食べ物や衣類は買えないので、最初は戸惑いましたが慣れるとそれはそれでいいかなと思います。
ー 面白い文化ですね!働き方としては素敵ですね。ベルリンの物件事情を教えてください。
現在は2LDKのアパートに彼と同棲をしています。
ベルリンに来たばかりの留学生であれば、一般的にはシェアハウス・シェアフラットが多いと思います。
ベルリンはドイツ国内の中でも物価が安いと言われていますが、家賃に関しては年々上がっています。
シェアであっても家具付き・家具無しで家賃が異なり、家具がついているところだと高くなります。
ー そうなんですね。お部屋はどのように探すのですか?
一般的には、物件サイトや知人の紹介で見つける方法がほとんどなので、不動産屋やエージェントを使わずに、直接大家さんとやりとりするケースが多いですね。
物件を探す上で、英語よりもドイツ語を話せた方がいいでしょう。
大家さんがドイツ人の場合は英語を話せない人もいますし、賃貸契約書はドイツ語が多いので、翻訳を頼むことはできますがドイツ語をわかっていた方がいいと思います。
後は、根気強く物件を探すこと。
日本より部屋探しは大変です。
ー ドイツなのでやはりドイツ語が分かった方がいいですよね。ベルリンの魅力を教えてください 。
ベルリンの魅力は、大都市なのに自然が多いということです。
インターナショナルな街なので色々な国籍の人がいること、そして、個人的にはカフェが好きなので、市内にカフェがたくさんあるところです。
お店によってコーヒー・ケーキの種類や店内のコンセプトが違うので、カフェ巡りはおすすめです。
ベルリンの街は、ドイツらしい昔ながらの建物もありますが、近代的な建物や雰囲気があるのが特徴です。
ー 実際に住んでみて印象に残っていることはありますか?
薬物を使用している方が多いことです。
もちろん薬物使用は違法で、ハードドラッグは流石にイメージが良くありませんが、大麻には寛容な人が多いです。
利用している人が多いので公園や住宅街でも匂いがしていて、最初は驚きましたが今は慣れました。
大麻が合法であるオランダとは隣同士なので簡単に行き来ができるとはいえ、国境では警察のコントロールがあるので、大麻の所持が見つかってしまった場合捕まってしまうことがあります。
ー それは驚きますね。次に、生活や観光をする上で気を付けておくことはありますか?
年々犯罪が多くなっていると言われますが、スリには気をつけたほうがいいと思います。
それからドイツ人はブラックジョークをよく言うので、判断は難しいかもしれませんが、皮肉なジョークを言われてもあまり真剣に受け取らないようにしてください。
後は、ブランド品の身につけ方ですが、高級エリアやお金を持って人としか関わらないというライフスタイルであれば別ですが、ブランド品などを持っていると危ないエリアもあるので、基本的には目立つように持ち歩かない方がいいと思います。
ドイツ人は自分の身の丈にあった生活をするので、ブランド品を見せびらかすためであるなら、ドイツではやめておいた方がいいと思います。
ー ベルリンに住み始めて食事や人間関係、文化など困ったことはありますか ?
文化でいえば、先ほども言ったブラックジョークには最初は悩みました。
日常で困ったことといえば、ベルリンの街はインターナショナルなのでカフェの店員さんなど外国人が多く、こちらがドイツ語で話しかけても英語で返ってきてしまったり、英語で話しかけると「ここはドイツなんだからドイツ語で話して欲しい」と言われたり、どうしたらいいのか戸惑うことはあります。
ー 確かに戸惑いそうですね。ベルリンでの就活の仕方を教えてください。
日本とは異なり、大学生の「就職活動時期」というものはなく、好きな時に仕事を探しを始めます。
一般的な就職活動としては、オンラインで求人・応募し、先方から返事が来たら面接をするという流れです。
スキルか新卒かにもよると思いますが、採用プロセスとしては一か月、長くても半年です。
企業側も求人したい時にしか募集しないので、海外で就職したい場合は自分が行動して行かなと何も始まらないですね。
ー 日本とはかなり違いますね。生理用品事情について聞かせてください。
現地のタンポンとナプキンを使っています。
ドイツのタンポンは日本のものとは異なり、プラスチックに入っていないタイプが主流でサイズも大きいです。
ナプキンはおりものシート並みに薄く、個別パックはされておらずダイレクトに箱に入っています。
ドイツ人はTバックを履いている人が多いので、Tバック型のナプキンもあります。
質については、いずれも問題はありません。
値段面ではタンポンはドイツの方が安く、ナプキンは日本と同じぐらいです。
お店の棚では、タンポンの種類の方がナプキンより多く、月経カップも最近増えてきました。
ー 国際恋愛事情について教えてください。
ベルリンでは外国人に興味のあるドイツ人男性は多いと思います。
彼らは押しが強く、レディーファーストでとても優しいです。
女性を大切にする印象がありますね。
ドイツ人の彼と一緒に生活する上では、私は日本食が好きで彼はパスタなど洋食が好きという、食事の違いはあります。
ドイツ人は家族との距離がとても近い人が多く、私の場合は週に一回は彼と一緒に彼の実家に行きます。
ドイツ人男性は自立しているので、こちらが常に食事の用をする必要はなく、向こうから家事の分担をしようと言ってきてくれます。
そして彼らと付き合う上では、「自分の意見をしっかり言うこと」が大切です。
それから、よく聞くかもしれませんが「アジア人好き」のドイツ人男性は気をつけた方がいいと思います!
ー 素敵ですね。海外に住んでいて「語学力が伸びてる」と思った瞬間はいつですか?
ドイツで働き始めた時です。
勤めていた会社が英語を話す環境で、それまで日常会話では問題がありませんでしたが、毎日ビジネス英語を聞いたり、色々な人と話すことで「英語力が伸びた」感じました。
多国籍の人の英語を聞くことも、語学力を伸ばす上で大事だと思います。
ー 留学前にやっておいた方が良かった準備はありますか?
語学の勉強です。
日本にいるうちに、できるだけのレベルまで語学力を伸ばしてから留学をした方が楽しいと思います。
現地に着いた時にすでに話せている方が得られる情報も多いです。
語学留学であっても、できるだけ日本にいる間に語学の準備をした方がいいと思います。
ー おすすめの勉強方法はありますか?
映画やドラマを見て勉強することです。
英語の音声字幕で見ていると、最初分からなくても何度も聞いてうちに耳が慣れていきます。
特に日常が舞台なっている映画・ドラマを見る事をお勧めします。
ー ベルリンの生活の中で得たものを教えてください。
語学力を得たのも一つだと思うのですが、自分の視野が広がり、新しい価値観に触れられたことが何よりも大きいと思います。
辛いこともたくさんありますが、自分の可能性を広げられたので、日本を出てみてよかったと思います。
NATSUさんからメッセージ
ー 留学に行こうか迷っている人へのメッセージをお願いします。
10代や20代で留学をしたいという人が多いと思うのですが、まだ若いので留学で嫌な経験や失敗があってもやり直せます。
やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいと思うので、迷っているなら一度行った方がいいと思います。
よく聞く話ですが、世界観も変わります。
辛いこともあると思いますが、頑張ればそれ以上に良いこともたくさんあります。
ー 最後に、海外留学に興味のない人へもメッセージをお願いします。
興味は人それぞれですが、自分の興味のない世界に一度足を踏み入れてみることによって、 それまで気づかなかった可能性や知らなかった世界に触れることができます。
海外に興味のない方も、試しに隣の国であっても、海外旅行へ一度行ってみるというのは大切だと思います。きっと楽しいですよ。
ー ありがとうございます。今回のインタビューではベルリンの魅力や国際恋愛のお話も知ることができました。