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「日本の大学から海外大学に編入したい」
「海外大学への編入って難しいの?」
といった要望や疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
編入留学制度の難易度や条件を、きちんと知ってから慎重に進路を決めたいですよね。
結論から言うと、海外大学への編入は決して簡単ではありません。
なぜなら、一定以上の英語力や専門知識が求められるからです。
しかし、情報収集をしっかりおこなった上で対策すれば、編入を成功させることは可能です。
今回は、海外大学への編入が難しいと言われる「5つの理由」、そして「編入を成功させるためのコツ」についてご紹介します。
海外大学へ編入したいと思っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!
この記事を読むと、海外大学へ編入する難易度がわかり、出願に向けて対策ができるでしょう。
海外大学へ編入は難しい?その5つの理由
海外大学への編入が「難しい」といわれる理由は次の5つです。
- 一定以上の英語力が求められる
- 専門分野を理解する学力が必要
- 全単位を移行できるとは限らない
- 優秀な成績の維持が必要
- 時間と費用がかかる
1つずつ解説します。
一定以上の英語力が求められる
日本の大学から海外大学へ編入する場合は、一定以上の英語のレベルが求められます。
当然のことながら、海外大学の講義は「全て英語」でおこなわれます。
受講するにあたり、内容をしっかり理解することができる英語力は必要不可欠です。
「TOEFL」や「IELTS」などの英語テストのスコアを編入学条件として定めています。
大学によって基準のレベルは異なりますので、出願前にしっかり確認しておきましょう。
また、海外大学の授業は教授の話を聞くだけの受け身のスタイルではなく、生徒が積極的に発言する機会が設けられています。
海外で教育を受けた経験がない場合、最初は戸惑ってしまうかもしれません。
日本の大学で行われている講義をイメージしていると、自分の意見を伝えられないことで、授業についていけず「取り残されている感覚」に陥ってしまいます。
海外大学では「英語が話せてあたりまえ」の前提で授業が進められるので、英語力をしっかり身につけてから授業に臨みましょう。
専門分野を理解する学力が必要
編入後は、専門コースに特化した授業を受けることになります。
そのため専門コースを理解し、ついていける学力が必要です。
日本の大学では一般教養を広く浅く学ぶ授業が多いので、海外大学のハイレベルな授業に慣れるまで苦労するかもしれません。
大学によっては必修科目を落としてしまうと、翌年まで再履修できないケースもあるので注意しましょう。
専門コースの内容が難しいだけでなく、すべて英語で学ばなければならない点も海外大学への編入が難しいといわれる理由の1つです。
全単位を移行できるとは限らない
日本の大学で取得したすべての単位を、編入先の単位に移行できるとは限りません。
基本的に一般教養科目は互換が認められやすい傾向がありますが、語学系の単位は認可されないことが多いです。
要するに語学系の学部や学科を専攻している場合は、ほとんどの単位を移行できない可能性があるのです。
そのため、編入するために改めて「1年生」からやり直しというケースもなきにしもあらず。
日本の大学で得た単位が無駄になるだけでなく、学費や時間も倍かかってしまうので、履修を決める際には注意しましょう。
優秀な成績の維持が必要
海外大学では、進学・卒業をするためには、優秀な成績を維持する必要があります。
成績の基準は学力テストの結果だけではなく、授業に参加する積極性や課題レポートの提出が重視されます。
そのため、日本の大学から無事に編入できた留学生という立場であっても、特別視されることなく、他の学生と同じ条件で「優秀な成績」を維持しなければなりません。
慣れない海外生活の中で、サークル活動やアルバイトなどにも積極的に取り組みたいと思っている学生にとっては、勉強と両立するハードルが高いといえます。
時間と費用がかかる
海外大学へ編入するには、ある程度の時間と費用がかかります。
日本の大学に1年~2年ほど通い、海外大学の3年制に編入できればベストですが、必ずしも4年で学位が取得できるとは限りません。
海外大学は入学するよりも、卒業する方が難しいといわれているのは有名な話です。
また、日本の大学に通ってから編入すると、入学金を2回支払ったり新たに教材を購入したりと費用がかかってしまいます。
編入を成功させるためのコツ
海外大学への編入を成功させるためのコツは、次の4つです。
- 海外大学編入の目的を明確にする
- 編入先の入学条件を確認して対策する
- 編入後も気を抜かず勉学に励む
- 余裕を持って費用を準備をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
海外大学編入の目的を明確にする
まずは、海外大学へ編入する目的を明確にしておくことが大切です。
なぜ海外大学へ編入したいのか?
日本の大学では学べないことなのか?
などの自問自答を行っていくことで、留学準備中、そして編入後の生活でも軸がブレなくなります。
編入先の入学条件を確認して対策する
編入先の大学の「入学条件」を確認して対策しましょう。
海外大学へ進学・編入を希望する場合、試験ではなく書類によって審査されます。
大学によって編入の条件や基準は異なりますが、出願の際に必要となる書類は、一般的に下記の通りです。
- 願書
- エッセイ
- 推薦状
- 高校3年間と大学の成績証明書
- TOEFL、IELTSなどのスコア
- 財政能力証明書
編入後、海外大学で優秀な成績を維持できるかどうかの判断基準となるのが、「成績証明書」と「英語テストのスコア」です。
そのため、提出書類の中で最も重要で、入学合否を大きく左右します。
海外大学への編入を目指す方は、日頃から真剣に大学の授業を受け、良い成績を残すように心がけましょう。
また、できるだけ早い時期からTOEFLやIELTSなどの、指定された基準をクリアできるよう対策しましょう。
編入後も気を抜かず勉学に励む
編入後も気を抜かないようにしましょう。
単位移行数は、編入してから正式に決められるからです。
また、編入後に面接や1学期の成績をもとに、単位の認定を決定する大学もあります。
無事編入できたとしても、主体的に学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。
余裕を持って費用を準備をする
例えば、日本の大学からアメリカやカナダの4年制大学に編入できた場合、通常3年生からのスタートとなりますが、
- 予定していた期間で単位が取れず、留学を延長しなければならない
- 編入後、専門分野を変更、もしくはダブルメジャーを選択したい
- 専門分野を極めるために大学院へ進学したい
などの理由で、きっちり2年間で留学生活が終わるとは限りません。
さらに、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの大学は3年制のため、直接最終学年に編入することになります。
必修科目+単位を移行できなかった科目を取らなければならないため、1年での卒業のハードルはかなり高いと言えます。
編入準備の段階で「滞在期間が延長してしまう可能性」をしっかり理解しておきましょう。
特に考えなければならないのは、滞在費用です。
海外大学の学費は、日本に比べとても高く、特にハーバード大学のような名門大学になると、年間授業料が約600万円をこえることも珍しくありません。
費用の問題は、実際に学業を途中で断念してしまう非常に大きな要因になり得ます。
そのため、次のような準備しておきましょう。
- 日本の大学に在籍している間に、可能な限りお金を貯める
- 海外留学に使える日本の奨学金制度を調べて申請する
- 編入先の大学の奨学金制度を調べて申請する
- 学生ビザでアルバイトが可能な国の大学を選ぶ
- 有給のインターシップがカリキュラムに組み込まれている大学を選ぶ
- 学費が安い国の大学を選ぶ
- このような点を事前に考慮することも、将来的には勉学に集中できる環境づくりになるでしょう。
まとめ【対策すれば編入留学の道は開ける】
今回は、海外大学への編入は難しいといわれる「5つの理由」や「編入を成功させるためのコツ」についてご紹介しました。
最後にもう1度、海外大学への編入は難しいといわれる「5つの理由」は以下の通りです。
- 一定以上の英語力が求められる
- 専門分野を理解する学力が必要
- 全単位を移行できるとは限らない
- 優秀な成績の維持が必要
- 時間と費用がかかる
海外大学への編入は、もちろん簡単ではありません。
しかし、編入についての情報収集をしっかりおこなった上で対策すれば、編入留学の道は開けます。
海外大学へ編入したいなら、出願に向けて早めの対策を行いましょう!
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