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今回は、学びながら現地企業で働けるカナダの特別プログラムCo-op(コープ)留学をご紹介します!
コロナ禍でも留学生を受け入れていたことで、海外就職やキャリアアップの転職を考えている人を中心に、多くの方からお問合せをいただいていました。
それでは早速、Co-op留学の特徴、選択できる専門分野、ワーキングホリデーとの違い、Co-op留学の魅力、参加条件、そして費用について一緒にみていきましょう。
*記事内の日本円は2022年6月のレート(1カナダドル=105円)で計算(yahoo外国為替レート計算参考)
カナダだけの特別プログラム「Co-op留学」とは?
「Co-op」とは「Co-operative Education」の略で、専門分野の学習と就労期間が一緒になったカナダのプログラムのことを指します。
このプログラムでは、カナダ移民局認定学校の私立・公立カレッジ(college)で学んだ期間と同じだけ、有給インターンシップへの参加が認められます。
カレッジ、私立と公立の特徴
Co-opプログラムを利用できるカレッジは、私立か公立かによって特徴が異なります。
みなさんの目的に合った学校選びをしてください。
私立カレッジの特徴
- 学費が比較的安い(約80万円〜/年)
- 外国人留学生が多い
- 少人数制でアットホーム
- 入学時の英語力が低め(平均IELTS5.5、TOEFL iBT 46~)
- 入学時期が年に数回ある
公立カレッジの特徴
- 私立に比べて学費がやや高い(約130万円〜/年)
- 留学生が少なく、地元のカナダ人学生が多い
- 生徒数が多い
- 入学時の英語力が高め(平均IELTS6.0、TOEFL iBT 80~)
- 入学時期は基本的に年に一回(9月)
- 大学進学への準備もできる
- 企業とパートナーシップを結んでいるところが多い
- ポスグラ(Post-Graduation work permitの略。卒業後の就労許可のこと)の申請ができ、永住権の道へつなげられるメリットがある
就労経験も得られるCo-op留学の特徴とは?
Co-op留学の最大の特徴は、なんといってもプログラムに有給インターンシップが組み込まれていること!
カレッジで受講したことを生かしながら働くことができます。
そのため、海外留学経験と海外就労経験を同時に得ることが可能なのです。
インターンシップ探しの保証やサポートをしている学校もあるので、初めて海外で仕事を探される方も安心です。
留学期間の内容例は以下の通りです。
- 最短:トータル6カ月間(学習期間3カ月+有給インターンシップ期間3カ月)
- 最長:トータル2年間(学習期間1年+有給インターンシップ期間1年)
学校や専門分野によって異なりますので、自分の都合に合わせて留学期間を選ぶことができます。
Co-op留学で学べる専門分野とは?
たくさんの専門分野の中から、自分の夢や目標にあったものが選べます。
ここでは、その中でも特に人気の高い3つの専門分野をご紹介します。
国際ビジネス:グローバルで活躍できるスキルを身につけたい人向け
カナダの私立・公立カレッジを問わず、専門分野の中で特に人気があるのが「国際ビジネス」。
海外での就職を視野に入れている方や、外資系企業への転職を目指した方におすすめです。
海外でのビジネスシーンで使える英語はもとより、有給インターンシップでは、実際にカナダの企業で学んだことを経験に落とし込むことができます。
国際ビジネスと一言で言っても、
- マネジメントコース:プロジェクト管理やリーダーシップ学を身につけることができる
- マーケティングコース:広報・集客の知識を学べる
- 国際流通・貿易コース:貿易・輸出入関連業務などの知識を基礎から学ぶことができる
などがあります。
ホスピタリティ:観光大国カナダで世界基準の知識と経験を身にたい人向け
世界中の観光客を魅了する国カナダ。
世界屈指の観光大国で世界基準のホスピタリティの知識と経験を身につけるため、留学生に人気の専門分野、それがホスピタリティです。
ホテルや観光関連に特化し、経営コース、マネジメントコースなど選択肢もたくさんあり、ホテル・観光業界、また接客関係の業界への就職、転職を目指している人にピッタリです。
IT:一番注目されているスキルを身につけたい人向け
世界中で仕事が見つかるITスキルは、Co-op留学で学ぶことができる専門分野の中で一番注目を集めている分野です。
- プログラミングコース:WEB制作やアプリ開発になくてはならないコーディングスキルを身につける
- デザインコース:IllustratorやPhotoshopを習得する
- デジタルマーケティングコース:SEO・リスティング広告の仕組みを学べる
などがあります。
IT業界へ就職・転職を考えている方、また将来的にフリーランスで世界中を飛び回りたい方におすすめです。
その他の専門分野
以上の3つの専門分野の他にも、
- 医療アシスタント
- メイクアップ
- カスタマーサービス
など、選択は多岐にわたっています。
ワーキングホリデーとどこが違うのか?
「収入を得ながらカナダで滞在できる方法」とネットで調べると、必ず目にするのが「Co-op留学」と「ワーキングホリデー(以下、ワーホリ」ではないでしょうか。
「Co-op留学とワーホリは、結局同じシステム」と思っている方が多いですが、実は全く異なります。
この二つのカナダ滞在方法を比較した一覧表は以下の通りです。
ワーホリ | Co-op留学 | |
滞在方法 | 学校に行っても、アルバイトをしても、何もしなくても自由! | カナダ移民局認定学校の私立、もしくは公立カレッジで学んだ後、インターンシップをすることが義務付けられている |
滞在期間 | 最長1年 | 最長2年 |
滞在期間の延長 | 不可 | 可能 |
申請回数 | 1回のみ | 何度でもできる |
年齢制限 | 30歳まで | なし |
申請条件 | なし | 高卒、中級以上の英語力 |
資格 | なし | 専門分野を修了した証明証の取得可 |
知っておきたい!Co-op留学の5つの魅力とは?
ここでは、よりCo-op留学を知っていただくために、その魅力を5つご紹介します。
留学中に滞在費を稼ぐことができる!
Co-opプログラムでの有給インターンシップ期間は、最長で週40時間、フルタイムで仕事ができます。
収入は滞在する州や職種、インターンシップ受け入れ先によって異なります。
例えば、留学生に人気の街バンクーバーの企業で働いた場合、約26万円の月収が見込めます。
また、普通の語学留学や大学留学では認められていない学習期間中のアルバイトも、Co-op留学であれば許可されています。
週最大20時間と労働時間は限られていますが、こちらもバンクーバーの例で見ると、月13万円ほどの収入を得ることができます。
英語だけでなく専門知識も身につけられる!
カナダの私立・公立カレッジの授業は、すべて英語で行われます。
世界中から集まる留学生や地元のカナダ人学生とともに国際ビジネスをはじめホスピタリティ、IT、医療アシスタント、メイクアップ、カスタマーサービスなど、自分に合った専門分野を選び英語で学ぶことによって、通常の語学留学以上に英語力の向上が期待できます。
学んだことをインターンシップで実践に落とし込める!
しっかり専門分野を学んだ後、その知識を実践で使えるのがCo-op留学の最大の特徴です。
以下の専門分野を学んだ学生を例に、インターンシップ先をみてみましょう。
- 国際ビジネス:商社、物流会社、広告代理店など
- ホスピタリティ:ホテル、旅行会社、レストランなど
- IT:Web制作会社、アプリ開発会社など
このように、学びながら収入を得ることができるチャンスがあります。
就職・転職活動に有効となるスキルの証明「修了証」を取得できる!
学習とインターンシップ参加が義務付けられているCo-op留学の終了後には、以下のような「修了証」を得ることができます。
- Certificate(専門分野を最長1年間学んだことの証明書)
- Diploma(専門分野を最長2年間学んだことの証明書)
カナダの修了証は、世界基準のスキルが身についている証明になります。
年齢制限がない!
日本では近年「人生100年時代」と言われています。
ということは、何歳になっても新しいことに挑戦できる時代になったと考えることができます。
30歳や40歳になって海外に挑戦している人も増えてきました。
そんな方にもおすすめなのがCo-op留学です。
今まで事務仕事しかしていなかった方が、30歳を過ぎてCo-op留学を利用してホスピタリティを学び、カナダのホテルに就職した、という話も珍しくありません。
参加に年齢制限がなく何度でも挑戦できるCo-op留学は、無限の可能性を秘めています。
今、一番チャレンジすべき留学方法の一つと言えるでしょう。
Co-op留学の参加条件とは?
Co-op留学に参加するためには、カナダのカレッジに入学しなければなりません。
カレッジの入学条件は高校卒業者であること、そして英語能力試験のスコアが入学条件に達していることです。
スコアはカレッジの種類、そして選択する専門分野によって異なります。
例えば、私立カレッジへ入学する場合のスコア基準は次の通りです。
- 国際ビジネス、ホスピタリティなど:IELTS 5.0〜、TOEIC 600点〜
- ITなど:IELTS 6.5〜、TOEIC 780点〜
中には、IELTS 4.5〜、 TOEIC 550〜という条件のカレッジもありますが、実際に入学した後に授業についていけるだけの英語力が必要ですので、日本にいる間にできるだけ英語力をつけておきましょう。
また、スコアが足りない方のために語学学校がセットになったCo-op留学も用意されていますので、Co-op留学のサポートをしている留学エージェント「ぼくらの留学」へご相談ください。
Co-op留学にかかる費用は?
留学を決める時に重要な要素となる一つ、それは費用でしょう。
学費が高い!という理由で留学を諦めてしまう方も多いのが事実です。
Co-op留学は現地での収入が見込めますが、実際にいくらかかるか気になるところですよね。
カレッジが私立なのか公立なのか、どこの州に住むのか、そしてどんなライフスタイルを送るのかによって金額の差は大きくなります。
ここでは、平均的なCo-op留学にかかる1年間の費用をご紹介します。
留学費を用意する目安にしてくださいね!
- 準備にかかる費用(往復航空券、ビザ申請代、パスポート発行代、海外留学保険):約50万円
- Co-opプログラムの費用(カレッジの入学費・授業料):約100万円
- 現地での費用(住居、食費、交通費など):約150万円+α
現地でアルバイトと有給インターンシップでの収入、約230万円は現地の生活費に充てることができるので、他の留学方法と比べるとかなりリーズナブルだと言えるでしょう!
*2022年6月の時点でガソリン代などが急騰しているので、渡航時期によっては金額が大きく変わることがあるので、必ず事前に確認してください
まとめ:就職・転職を真剣に考えている人におすすめのCo-op留学
今回の記事では、注目のカナダだけの特別プログラムCo-op留学について、詳しく解説してきました。
まとめると
- カナダだけの特別プログラムCo-op留学とは?:勉強した期間と同じだけ有給インターンシップができるプログラム
- 就労経験も得られるCo-op留学の特徴とは?:例えば、トータル6カ月間のCo-op留学の場合は、学習期間3カ月+有給インターンシップ期間3カ月と、6カ月の留学期間で海外就労経験も得られるのが特徴
- Co-op留学で選べる専門分野とは?:国際ビジネス、ホスピタリティ、IT、医療アシスタント、メイクアップ、カスタマーサービスなど、多岐にわたっている
- ワーキングホリデーとどこが違うのか?:ワーホリの場合、30歳以下であれば英語力や学歴など必要なく、最長1年間自由なライフスタイルでカナダに滞在方法で、Co-op留学は学習+就労が義務付けられ参加条件もあるが、何歳からでも参加でき、最長2年間滞在でき延長も可能な上に資格も取得ができる
- 知っておきたい!Co-op留学の5つの魅力とは?:留学中に滞在費を稼ぐことができる!英語だけでなく専門知識も身につけられる!学んだことをインターンシップで実践に落とし込める!就職・転職活動に有効となるスキルの証明「修了証」を取得できる!年齢制限がない!
- Co-op留学の参加条件とは?:高校卒業者、英語能力試験のスコア(IELTS 5.0〜、TOEIC 600点〜)
- Co-op留学にかかる費用は?:準備にかかる費用+現地での費用=約330万円から現地で得られる収入約230万円を引いた金額
いかがだったでしょうか。
留学終了後には英語力だけでなく、学位や海外就労経験も得ることができるカナダの特別プログラムCo-op留学。
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