目次
有意義な留学生活を送るためには、まずは渡航先の情報集めが大切です。
文化、気候など地域よって様々な特徴があります。その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
ここではイギリス人に人気のリゾート地、ブライトンをご紹介します。
大学や語学学校に通う若者が多く、イギリス有数のパーティー・タウンとしても有名です。
ブライトンの魅力/特徴
イングランド南部に位置する人気のリゾート地ブライトンは、ロンドンから電車で約1時間のところにあります。
大学や語学学校が集中する土地柄学生も多く治安がとても良いのが特徴です。
ロンドンに比べると日本人留学生の数は少なく、主にヨーロッパ人留学生が多いので、英語を話す機会はたくさんあるでしょう。
バカンスを兼ねて英語を学びに来る学生が多いため、留学生の数は夏の期間に集中します。
またイギリスでは珍しいビーチがある都市としても有名なブライトンには、夏休み期間には国内外から留学生のみならず、多くの観光客でも賑わいます。
ただしビーチは砂ではなく砂利になっており、海水の温度も冷たいので、海で泳ぐというよりはピクニックをしたり、バーベキューをしたり、日焼けをするためにビーチに寝そべっている人がほとんどです。
ブライトンはパブやナイトクラブがたくさんあり、若者が集まるパーティー・ダウンとしても有名です。
ロンドンから一番近いリゾート地ということもあり、週末にはロンドンの若者も遊びに行きます。
治安はいいですが、観光客目当てのスリがいるので、貴重品の管理には十分な注意が必要です。
また、夜はいたるところに酔っ払いが出没するため、迷惑行為に巻き込まれないように気をつけてください。
ブライトンの基礎情報
面積
82.79平行キロメートル
人口(2014年)
約28万人
宗教
ゲイの街として知られるブライトンには、マイノリティを援助する団体が数多くあります。
そのため宗教や人種、民族は、ロンドンに次いでとても多様性のある都市となっています。
物価
(1ポンド=約142円、2021年1月のレート)
ブライトンは賑やかな人気のリゾート地で、物価はロンドンとほぼ同じと考えていた方が良いでしょう。
ほとんどの学生が学生寮やルームシェア、ホームステイを利用しています。
夏は留学生の数がぐっと増えるため宿泊代が値上がりします。 外食を控え自炊にすると生活コストを抑えることができます。
一ヶ月の夏の家賃相場(ブライトン市内)
ワンルームアパート:1500ポンド前後
ルームシェア:1000ポンド前後
ホームステイ:朝夕二食付きで800ポンド前後
物価の目安
カジュアルレストラン15ポンド前後、ビール一杯5ポンド前後、食パン一斤1ポンド前後、りんご1キロ2ポンド前後
日本との時差
日本との時差は-9時間ですが、ブライトンにはサマータイムがあり、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までは-8時間になります。
ブライトンの気候
留学先を決める上で、気候はみなさんの気になる点の一つではないでしょうか。
ブライトンの気候を確認していきましょう。日本と比べると相対的に涼しく、真夏でも猛暑になることは稀です。
1日の中でも昼と夜の温度差がかなりあるため、昼間気温が高くても夜はぐっと冷え込むことがあるので、夏場であってもカーディガンや薄めのジャケットを持ち歩くと良いでしょう。
日本と比べると降水量は少ないのですが、天気が変わりやすく突発的な短い雨がよく降るため、折りたたみ傘を常備することをお勧めします。
ブライトンの文化
その国特有の文化はたくさんあります。年によっても変わってくるものはたくさんありますが、代表的ものを確認していきましょう。
5月 ブライトン・フェスティバル
ブライトン・フェスティバルは、毎年5月に開催されるイギリス最大のアートフェスティバルです。
街全体がイベント会場になり、至る所でパレードや打ち上げ花火、コンサートや映画上映などが催され、子どもからお年寄りまで楽しめるイベントで盛りだくさんです。
あらゆるカテゴリーのアートに気軽に触れることができるため、イギリス全土から多くの人が集まります。
期間中はアーティストや職人のアトリエ、または家の一部を一般公開する「オープンハウス」と言う行事もあり、作品を見るだけではなく直接購入することもできます。
8月 ブライトン・アンド・ホーヴ・プライド
ブライトンは世界的にもゲイの街として有名です。
8月に行われるブライトン・アンド・ホーヴ・プライドは1991年から始まって以来、イギリスで最も人気のあるゲイプライドイベントの一つです。
このイベントに国内外問わず多くの人が集まってきます。
またパレード後のブライトンパークで行われるコンサートには、世界的有名スターが参加することで毎年話題となります。
ブライトンの有名スポット
イギリス人のみならずヨーロッパ人からも人気のリゾート地、ブライトン。ここでは代表的な4つをご紹介します。
ブライトン・ピア
ビーチから海へ突き出てる橋の上に建てられた、総合娯楽施設ブライトン・ピア。
室内には遊園地や屋台飲食店などが設置されており、夏の間は子ども連れの観光客や若者で大いに賑わっています。
橋の上からはビーチ全体が見渡せて、素晴らしい眺めを見ることもできます。
ロイヤル・パビリオン
ブライトンのシンボルであるロイヤル・パビリオンは、19世紀に浪費王として知られるジョージ4世によって改築され現在の形になりました。
外装はインドのデザインを、内装は当時流行っていた中国のデザインを取り入れて設計された豪華でエキゾチックな宮殿です。
パビリオン内にはティールームもあり、テラスから庭園をゆっくり眺めながらお茶やアフタヌーンティーをを楽しむこともできます。
ビヨンド・レトロ
ファッションの街ブライトンには、街の至る所におしゃれなヴィンテージ・アイテムが揃う古着屋さんがあります。
特に手頃な値段で人気なのが、イギリスで有名なヴィンテージショップ「ビヨンド・レトロ」です。
ロンドンにも店舗があり、日本からも買い付けに来る人もたくさんいます。
まとめ
イギリスで一番のリゾート地であるブライトンには、大学や語学学校などの教育施設が揃い、若者で賑わう人気の都市です。
ヨーロッパ諸国から英語を学びに行くる留学生も多いので、イベントを通して彼らと知り合う機会もたくさんあります。
またロンドンに比べると日本人がとても少ないので、英語を日常的に使うには良い都市と言えるでしょう。
ただし週末には、ロンドンからも若者がくるほど有名なパーティー・タウンとしての面もあり、遊ぶ誘惑も多いのも事実です。
治安が良く暮らしやすい都市ではありますが、渡航前に滞在目的をきちんと決めておくことも大切です。