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留学先を決めていくのにあたりまずはその国の情報を知っていきましょう。
文化、気候、民族構成など国によって様々な特徴があります。
その国に興味を持つことから初めてみましょう。
ここでは、中世に巡礼地として栄え、現在はイギリス人に人気の観光地カンタベリーをご紹介します。
カンタベリーの魅力/特徴
中世には巡礼地として栄えたカンタベリーは、英国国教会の総本山のカンタベリー大聖堂を中心に形成されたコンパクトな街です。
14世紀に英国の詩人ジェフリー・チョーサー書いた「カンタベリー物語」にちなんだ体験型のミュージアムや、カンタベリー・ローマ時代の貴重な舗道が保存されている博物館などの観光施設も豊富で、イギリス人に人気の観光地になっています。
お店も充実しているため、滞在中に不自由を感じることはないでしょう。
また、ロンドンまでバスで2時間、電車で1時間とアクセスが良いことから、カンタベリー留学中も日帰りでロンドンに遊びに行くことができます。
ロンドンよりも物価が安い上に治安も良く、水準の高い授業も受けられることもあり、ヨーロッパ諸国の留学生に人気の渡航先になっています。
カンタベリーの基礎情報
面積
34 km²
人口
約5万人
宗教
ほとんどが英国教会などのキリスト教徒
物価
(1ポンド=154円、2021年5月のレート)
カジュアルレストラン:10.00ポンド前後
ビッグマック・セット:6.00ポンド
ミネラルウォーター1.5L:0.87ポンド前後
じゃがいも1kg:1.73ポンド前後
日本との時差
日本とカンタベリーの時差は-9時間ですが、サマータイム期間(3月最終日曜日〜10月最終日曜日)の時差は-8時間になります。
サマータイム期間は時間を1時間早めなければいけません。
スマートフォンなどの電化製品は自動的に調整されますが、腕時計などは手動で時間を合わせる必要があるのでご注意ください。
カンタベリーの気候
留学先を決める上で気候はみなさんの気になる点の一つではないでしょうか。
国土の大きな国については年によって大きく変わってきますが、まずは国全体の気候を確認していきましょう。
カンタベリーにも真夏日もありますが、日本と比べると相対的に涼しいため過ごしやすく感じるでしょう。
空気が乾燥しているので、保湿クリーム・リップは必ず用意しましょう。
また、暑い日であっても夕方から冷え込むこともあるので、羽織るものは必需品になります。冬は氷点下を超えることはほとんどなく、比較的温暖な気候です。
カンタベリーの文化
その国特有の文化はたくさんあります。
年によっても変わってくるものはたくさんありますが、代表的ものを確認していきましょう。
通年 カンタベリー大聖堂でのイベント
世界遺産にもなっているカンタベリー大聖堂では、一般人も参加できるイベントを定期的に開催しています。
アフタヌーンティー付きの修道士ガイドによるカンタベリー大聖堂ツアー、聖堂内の図書館に保管されている古書にまつわる講演会など、イギリス、カンタベリーの歴史を英語で学ぶことができる催しが盛りだくさんです。
現地にいる時にしかできない体験なので、留学中に参加してみましょう。
3月 カンタベリー・ジャパンデー
2012年から毎年行われている「カンタベリー・ジャパンデー」は、現地の日本人会主催の日本文化イベントです。
規模は小さめですが、日本の文化テーマにコンサートやデモンストレーション、ワークショップなども行われます。
また期間中はボランティアで参加もできるので、現地の日本人や日本人が大好きな地元の人と仲良くなれる機会もあります。
10月-11月 カンタベリーフェスティバル
カンタベリーとその周辺の町や村で開催される芸術総合イベント「カンタベリーフェスティバル」。
クラッシック、ロックなど様々なジャンルの音楽、アート、コメディ、サーカス、劇場、講演会、サイエンス・パフォーマンスなど、期間中はありとあらゆるイベントが盛りだくさんです。
カンタベリー大聖堂、ケント大学のほか、参加アーティストのアトリエなど街の至る所で開催されます。
カンタベリーの有名スポット
留学は基本的にどこの都市にでも行けます。
ここでは留学中に訪れたいカンタベリーの有名スポットを見ていきましょう。
カンタベリー大聖堂
街のシンボルである「カンタベリー大聖堂」は、約1400 年の歴史を誇る英国国教会において最も重要な大聖堂の一つです。
美しいゴシック様式の建築は世界遺産として認定されています。
一般人にも解放されているため気軽に立ち寄ることができますが、時間がある場合はガイド付きツアーがオススメです。また、隣接する庭園も人気があります。
マーロウ劇場
カンタベリーの中心部にあるマーロウ劇場は、2011年に改修工事を経て今の近代的な劇場に生まれ変わりました。
ロンドンのウエストエンドで人気のミュージカルやバレエ、コンテンポラリーダンス、音楽コンサート、子供向けのショーなど、あらゆるジャンルの演目が上演されています。
ウエストゲートタワー
かつてはロンドンからの巡礼者が街に入るために通ったと言われている「ウエストゲートタワー」は、現在は博物館として解放されています。
塔をのぼるとカンタベリーの街全体を見渡すことができるため、写真撮影スポットとしても観光客に人気の場所になっています。
まとめ
留学先の情報を知ることはとても大切です。
中世に巡礼地として、そして現在はイギリス人に人気の観光地カンタベリーは街自体はコンパクトですがお店は充実しているため、留学中に不自由を感じることはないでしょう。
ロンドンまでバスで2時間、電車で1時間とアクセスが良く、カンタベリー滞在中も気軽にロンドンに遊びに行くことができます。
また、物価が比較的安く治安も良いことから、ヨーロッパ諸国の留学生に人気の渡航先です。
イベントも充実しているため、自分から積極的に行動することで、現地の人と交流を持つ機械もたくさんあります。