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留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。

基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。

その都市に興味を持つことから初めてみましょう。

ここでは、アイルランド南部のマンスター地方にある、ダブリンに次いで2番目に大きな都市コークをご紹介します。

コークの魅力/特徴

首都ダブリンと比べ大変コンパクトな街コークは、市内であれば通学、買い物、食事も徒歩で済ませることができます。

市内には歴史的建造物が立ち並び、街中を歩いているだけでアイルランドの歴史を体感することができるでしょう。

コークで一番大きなフィッツジェラルド公園でのんびりくつろいだり、気分転換に川沿いを散歩したりと、自分のペースで気軽に余暇を楽しむことができます。

市内には名門ユニバーシティ・カレッジ・コーク総合大学があり、大学進学の準備として語学学校へ通う留学生も多く、私立語学学校も授業内容のレベルが高いのが特徴です。

基本的に日本人留学生が少ないアイルランドですが、地方都市になればさらに少なくなるため、落ち着いて集中的に英語学習に取り組みたい人には、理想の環境といえるでしょう。

また、この街は「ハロウィン発祥の地」として有名で、期間中は街中がハロウィン一色になります。

日本とは異なる本場のハロウィンを体験できるのもコーク留学の魅力です。

コークの基礎情報

面積

187 km²

人口

約12万人

宗教

カトリック78.3%、そのほかの宗教(プロテスタントやイスラム教を含む)11.9%、

無信教者9.8% 

物価

(1ユーロ=約133円、2021年5月のレート)

カジュアルレストラン:15ユーロ前後

ビッグマック・セット:8.50ユーロ

ミネラルウォーター1.5L:1.36ユーロ前後

じゃがいも1kg:1.69ユーロ前後

日本との時差

日本とコークの時差は-9時間ですが、サマータイム期間(3月最終日曜日〜10月最終日曜日)の時差は-8時間になります。 

サマータイム期間は時間を1時間早めなければなりません。

スマートフォンなどの電化製品は自動的に調整されますが、腕時計などは手動で時間を合わせる必要があるのでご注意ください。

コークの気候

西岸海洋性気候であるコークは、年間を通して穏やかな気候です。

夏は20度前後と日陰だと肌寒く感じるので、少し暑い日でも薄手の上着を持ち歩いた方が良いでしょう。

地理的に寒そうなイメージのあるコークですが、冬も気温が5度前後なので日本よりも過ごしやすく感じるでしょう。

コークの文化

ケルト文化から最新のテクノロジーまで、トラディションとコンテンポラリーが絶妙に混ざり合う街コークには、年間を通して様々な文化イベントが催されています。

ここでは代表的なものを三つ見ていきましょう。

9月 コーク・フォーク・フェスティバル

「コーク・フォーク・フェスティバル」は、毎年9月に開催されているアイルランドで最も古いフォークミュージックフェスティバルの1つです。

ケルト文化をベースに発展したアイルランドの民謡・伝統音楽・ダンスを思う存分楽しめるため、国内外からたくさんの人が訪れます。

10月 ドラゴン・オブ・シャンドン

街中がお化けだらけになるコークで一番大きなパレード「ドラゴン・オブ・シャンドン」は、ケルト歴の夏と冬の中間(10月31日と11月1日の間)「サウィン」を祝うお祭りです。

このサウィンが「ハロウィン」の元になっています。

地元のアーティストによるパフォーマンスが明け方まで続き、子どもからお年寄りもまで盛り上がります。

11月 コーク国際映画祭

アイルランドで最古で最大の映画祭「コーク国際映画祭」は、コークで最も重要で人気のある文化イベントの1つです。

1956年にスタートしたこの映画祭は、毎年11月に8日間開催されます。

期間中はローカル・国内外の作品が上映され、コーク国際映画祭で受賞したいくつかのカテゴリーはアメリカのアカデミー賞のノミネート候補に入ることもできます。

コークの有名スポット

コンパクトな街ながら見所がたくさんあるコーク。

留学中に訪ねておきたい有名スポットを見ていきましょう。

聖フィンバー大聖堂

街の中心部に位置しコークのシンボルになっている「聖フィンバー大聖堂」は、中世時代に建てられた修道院が1879年にネオゴシック様式に建て直されたものです。

尖塔が3本あるのが特徴的な外観は、非常にインパクトがあります。

内観は教会維持に当てるため有料になっていますが、美しいステンドガラスの窓と国内最大のパイプオルガンを観るだけでも価値があります。

また、大聖堂内には売店があるので、ちょっと特別なお土産選びにも最適です。

ブラーニー城

コーク市内からバスで約30分のところにある石の城塞「ブラーニー城」は、小さな村ブラーニーにあります。

1210年頃に石の城塞として建設されましたが、1446年に一度壊され、その後修繕工事がなされ現在の形になりました。

ユニークなのは「キスをすると雄弁になれる」と言い伝えられる壁があり、ご利益にあやかろうと(!?)世界中から年間約40万人の観光客がキスをするために訪れます。

クロフォード美術館

18世紀のアイルランドとヨーロッパの絵画・彫刻から、現代アートまでを展示する「クロフォード美術館」は、誰でもアートを楽しんでほしいという観念から入場無料の美術館です。

常設コレクションと定期的に入れ替えられる作品をいつでも楽しむことができます。

館内には豊富なコレクションのアートブックを扱う本屋さんやカフェもあり、休憩しながら作品を楽しむこともできます。

まとめ

ダブリンに次いで2番目に大きな都市コークは、大変コンパクトな街でのんびりとした雰囲気の都市です。

市内には歴史的建造物が立ち並び、観光やショッピングも徒歩で行くことができます。

大学進学の準備として語学学校へ通う留学生も多く、私立語学学校の授業内容もレベルが高いのが特徴です。

日本人留学生がほとんどいないので、本気で英語学習に取り組みたい人には最適な環境と言えます。

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