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ワーキングホリデー(以降、ワーホリとします)で行ける協定国は、現時点で29ヵ国あります。国選びの基準は人それぞれ異なりますが、「ワーホリに行くからにはしっかり働いて稼ぎたい」と思っている方もいることでしょう。そんな方は給料水準が高い国を選ぶことで、ワーホリで効率良く稼ぐことができます。
この記事では「ワーホリで稼げる国を知りたい」と思っている方に向けて、ワーホリ協定国の最低賃金の目安やワーホリで稼げるおすすめの国、国選びのポイントや注意点を解説します。海外でしっかり稼ぎつつ、充実したワーホリライフをおくりたい方は、最後まで読んで参考にしてください。
おもなワーホリ協定国の最低賃金の目安
ワーホリで稼げる国を選ぶためには、まず各国の賃金相場を把握しておくことが大切です。
ここでは、おもなワーホリ協定国の最低賃金の目安を紹介します。現時点での日本全国の最低賃金は961円です。この金額をベースに、各国の賃金と比較してみてください。
おもなワーホリ協定国 | 最低賃金の目安金額 |
オーストラリア: | 約21.38オーストラリアドル(約1,984円) |
ニュージーランド: | 約21.20ニュージーランドドル(約1,776円) |
ドイツ: | 約12.00ユーロ(約1,699円) |
イギリス: | 約9.50ポンド(約1,527円) |
カナダ: | 約13.00〜16.00カナダドル(約1,274円〜1,568円) |
アイルランド: | 約10.50ユーロ(約1,487円)※年齢によって異なる |
フランス: | 約11.06ユーロ(約1,567円) |
韓国: | 約9,160ウォン(約960円) |
台湾: | 約168.00台湾元(約727円) |
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
上記の表からわかるとおり、最低賃金は国によって大きく異なります。傾向としてオセアニア諸国やヨーロッパ諸国の最低賃金は、日本よりも高めに設定されているとわかります。なお同じ国の場合でも、働く地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどにより賃金は異なる点には注意が必要です。
世界を見ると、ここ数年最低賃金を徐々に引き上げている国も多いため、現在よりも高い時給を期待できるでしょう。最低賃金は情勢の影響も受けるため、最新の情報をご確認ください。
ワーホリで稼げるおすすめの国5選
各国の最低賃金を比べると、稼ぎやすい国が見えてきたかもしれません。ここでは、ワーホリで稼げるおすすめの国を5つ紹介します。
ワーホリで稼げるおすすめの国①|オーストラリア
オーストラリアの最低賃金は約21.38オーストラリアドル(約1,984円)と世界的に見ても高く、ワーホリで稼ぎやすい国として人気があります。また、オーストラリアでは土日や祝日に働くと、給料アップをしてもらえる制度があるのも魅力です。
オーストラリアでのワーホリで働ける仕事の種類は、飲食や接客業、オフィスワークからファームワークまで幅広くあります。オーストラリアのワーホリで働けるおすすめの仕事を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
オーストラリアのワーホリの滞在期間は1年ですが、セカンドワーキングホリデービザとサードワーキングホリデービザを取得できれば、最長3年間滞在できます。給料の高いオーストラリアで長期間働けばそれなりに稼げるため、集中して貯金をしたい方にもおすすめの国です。ただし、同じ雇用主のもとでは6ヶ月までしか就労できない点には注意しましょう。
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
ワーホリで稼げるおすすめの国②|ニュージーランド
ニュージーランドの最低賃金は約21.20ニュージーランドドル(約1,776円)と、オーストラリアに次いで給料水準が高い国です。ニュージーランドのワーホリで働ける仕事の種類はオーストラリア同様に、飲食や接客業、オフィスワークからファームワークなどがあります。
ニュージーランドのワーホリの滞在期間は通常1年ですが、条件を満たせば3ヵ月延長することが可能です。ワーキングホリデービザでは、同じ雇用主のもとで働ける期間が決められている国が多いものの、ニュージーランドでは制限がありません。そのため、慣れてきた職場で継続的に働けるうえに、雇用主や他の従業員との信頼関係を築きやすい点はメリットだといえます。
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
ワーホリで稼げるおすすめの国③|ドイツ
ドイツの最低賃金は約12.00ユーロ(約1,699円)の高さを誇り、ヨーロッパ諸国のなかでもトップクラスです。オセアニア諸国の最低賃金と比べると若干低めではあるものの、ヨーロッパ圏でワーホリをしたいと考えている方におすすめの国です。
ドイツのワーホリで働ける仕事の種類は飲食や接客業、オフィスワークからファームワークなどがあり、他の国と大差はありません。
ドイツのワーホリの滞在期間は、3ヵ月以上1年以内と決められています。左記の期間内であれば、同じ雇用主のもとで継続的に働けます。同じ職場で働き続ければ、新人の頃よりも効率良く仕事ができるようになるため、時給アップも期待できるかもしれません。
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
ワーホリで稼げるおすすめの国④|イギリス
イギリスの最低賃金は約9.50ポンド(約1,527円)と、ヨーロッパ諸国のなかではドイツに次いで給料水準が高い国です。イギリスのワーホリで働ける仕事の種類は、飲食や接客業、オフィスワークなどがあります。
イギリスのワーホリは一度ビザを取得してしまえば、最長で2年間と比較的長く滞在できるため、集中して稼ぎたい方におすすめです。ただし、イギリスのワーホリに行くためには、抽選に当選してからでなければそもそも申請ができません。抽選枠も制限が設けられているため、イギリスへのワーホリを希望する場合は、常に最新情報を確認しましょう。
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
ワーホリで稼げるおすすめの国⑤|カナダ
カナダの最低賃金は、約13.00〜16.00カナダドル(約1,274円〜1,568円)です。地域ごとに最低賃金は異なるものの、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州やトロントのあるオンタリオ州では約15.50カナダドル(約1,527円)以上の時給が見込めます。
カナダのワーホリで働ける仕事の種類は、飲食や接客業、オフィスワークなどがあります。カナダのワーホリの滞在期間は、最長で1年間です。カナダは同じ雇用主のもとで1年間継続して働けるため、長く働きたい方や集中して稼ぎたい方におすすめしたい国の一つです。
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
ワーホリで稼げる国を選ぶための3つのポイント
ここでは、ワーホリで稼げる国を選ぶためのポイントを3つ解説します。
最低賃金が高い国を選ぶ
ワーホリで稼ぎたいのなら、前述した最低賃金が高い国のなかから選ぶのが無難です。ただし、賃金だけで行き先を決めるのはあまりおすすめできません。せっかく時間とお金をかけて海外でワーホリをするのであれば、興味のある国や自分のやりたいことをできる国を選ぶのがおすすめです。給料水準が高い国であることに加え、ワーホリの目的や目標が達成できる国を選んでみてください。
現地言語がある程度話せる国を選ぶ
現地で使われている言語がある程度話せる国を選ぶのもポイントです。給料と語学力は比例するため、現地の言語が話せるとその分稼ぎも期待できます。例えば、英語の基礎が身についていれば、給与水準が高いオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、カナダのなかから選べます。学生のときに専攻していた外国語があれば、その言語が話されている国のなかから選ぶのも一つの手段です。
チップ文化がある国を選ぶ
チップ文化がある国で働けば、給料にチップ代を加算できます。日本人にとってはあまり馴染みがないチップですが、世界にはサービスの対価としてチップでお返しをする習慣が存在します。例えば、イギリスやフランス、ドイツなどの国ではチップは義務ではないものの、快いサービスを受けたときや感謝の気持ちを伝えたいときに渡す人も少なくありません。飲食店のスタッフやホテルスタッフ、清掃スタッフなどは、チップをもらいやすい仕事の代表例です。
ワーホリで稼ぐ前に注意したい3つのこと
ここでは、ワーホリで稼ぐ前に注意したい3つのことを解説します。
最低賃金を下回る仕事が存在する
ここまで、おもなワーホリ協定国の最低賃金を紹介してきましたが、なかには法定基準を下回るような給料しかもらえない就労先が存在するのも事実です。特に語学力問わず誰でもできるような仕事は、低賃金のケースが多い傾向にあるので注意しましょう。
給料が高い国は物価も高め
給料が高い国は、相対的に物価も高いといえます。たくさん稼げても、出費が多ければもともこもありません。なるべく外食は避けて自炊をしたり、生活必需品は日本から持って行ったりと節約を心がけると良いでしょう。
給料から税金が差し引かれる
ここまで紹介した給料は税金などが差し引かれる前の金額で、手取りの金額ではありません。日本と同じように、総支給額からは所得税や社会保険料などが引かれる点は知っておきましょう。給料明細をもらったら、内訳を把握しておくことも大切です。なお給料が所定の金額に達しない場合は、非課税になる国もあります。税金の種類や税率、ルールなどは国によって異なるため、ワーホリの行き先が決まったら事前に確認しておきましょう。
まとめ【まずはワーホリ協定国の賃金相場を把握しよう】
この記事では「ワーホリで稼げる国を知りたい」と思っている方に向けて、ワーホリ協定国の最低賃金の目安やワーホリで稼げるおすすめの国、国選びのポイントや注意点を解説しました。
ワーホリで稼げる国を選ぶためには、まず各国の賃金相場を把握しておくことが大切です。そのうえで、自分のワーホリの目的や目標を実現できる国を選びましょう。
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