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海外大学留学に役立つ!【世界偏差値ランキング】受験システムを解説

海外大学の偏差値
  • 日本で受験をする際に、必ず話題になるのが「偏差値」。「希望海外大学の偏差値がわからない」「私は偏差値が低いから、海外大学に進学することができないかも」と不安になっている人も多いのではないでしょうか?

    そんな方のために、この記事では海外有名大学の偏差値と海外大学の受験システムについて解説します!

    そもそも海外大学に偏差値はあるか

    偏差値とはそもそも、一体なんでしょうか?

    偏差値とは、試験の受験者全体の平均点数の中で、自分の成績の位置を表した数値の事です。

    つまり「その試験を受けた人の中で、あなたの成績がどれくらいの位置にあるか」を表した指標で、平均点より低い点数を取ると「偏差値が低い」と位置付けられ、平均点より高い点数を取ると「偏差値が高い」と言うことになります。

    海外大学の偏差値

    結論から言うと、海外の大学には偏差値はありません

    なぜなら、海外大学に進学するためには入試ではなく、書類審査になるため、試験の点数から割り出す偏差値をつけることができないのです。

    それでも、合格率などであえて割り出した「海外大学偏差値」の一覧は、次のようになります。

    世界大学ランキング「トップ5」

    1. オックスフォード大学(イギリス) 偏差値70相当
    2. ハーバード大学(アメリカ) 偏差値80以上
    3. スタンフォード大学 (アメリカ) 偏差値80以上
    4. ケンブリッジ大学(イギリス) 偏差値73相当
    5. マサチューセッツ工科大学(アメリカ) 偏差値80以上

    6年連続「世界大学ランキング1位」のイギリスの名門オックスフォード大学が偏差値70相当と、「トップ5」の中で一番低いのがわかります。

    ちなみに、世界大学ランキング35位の東京大学の平均偏差値が67〜72、61位の京都大学は60〜72なので、世界大学ランキングの評価と日本の偏差値が噛み合わないことがわかります。

    海外大学の受験システムを理解しよう

    ここからは、偏差値・入試がない海外大学をどのように選び、出願するのか解説します。

    海外大学の選び方

    海外大学の選び方には次のようなステップがあります。

    ステップ1:専攻コースを選ぶ

    まずは自分が何を勉強したいのか明確にし、それに準ずる専攻コースがある大学をいくつか選択する。

    ステップ2:財政の確保

    選んだ大学の中から、何らかの形で学費を払えるところを選ぶ。

    多くの大学生は奨学金、学生ローン、長期休暇の労働などで学費をまかなっています

    ステップ3:出願条件と自分の成績を照らし合わせる

    専攻コースを決め、学費をなんとか払える大学を選んだら、あとは自分の英語力や高校・大学の成績で入れそうなところに絞ります。

    英語能力試験のスコアが足りない場合でも、英語の補習授業をとることなどを条件に入学できる大学もあるので、諦めずに調べましょう。

    海外大学の出願方法

    ここではアメリカの4年制大学を例に、海外大学の出願方法をご紹介します。

    出願に必要な書類

    海外の大学に出願するには、指定された必要書類をそろえ、大学共通のオンライン出願フォームから申請します

    大学や専攻コースにより異なりますが、一般的な出願時に必要な書類は次の通りです。

    TOEFLやIELTSなどの英語能力試験のスコア

    大学によって求められる「英語能力試験のスコア」は異なります。

    ここでは先ほど紹介した、世界大学ランキング「トップ5」のTOEFL iBTスコアをみてみましょう。

    世界大学ランキング「トップ5」のTOEFL iBTスコア

    1. オックスフォード大学(イギリス) 110点〜
    2. ハーバード大学(アメリカ) 100点〜
    3. スタンフォード大学 (アメリカ) 100点〜
    4. ケンブリッジ大学(イギリス) 110点〜
    5. マサチューセッツ工科大学(アメリカ) 90点〜

    SAT(Scholastic Assessment Test)

    SATは、もともとアメリカの義務教育を受けた生徒を対象とする試験で、大学進学を目指す外国人も対象になっており、読解・英語・数学の3科目を通して、大学の授業についていくのに必要な基礎学力を測るテストです。

    その他の書類

    モチベーションレター、高校または大学の成績証明書、銀行の残高証明書、その他にも、推薦状、芸術分野であればポートフォリオも別途求められます。

    手続きの流れ

    アメリカの大学に出願する際には、早期出願とレギュラー出願があり各大学により日程が異なるので、必ず事前に確認しましょう。

    早期出願であれば11月までに必要書類を提出し、年末に合否通知を受け取ります。

    レギュラー出願は、1月までに必要書類を提出し、3月〜4月に合否通知を受け取ります。

    海外大学の出願方法

    合否審査の基準は成績だけではない

    TOEFLやIELTSなどの英語能力試験のスコアやSAT試験をみて、「難しそう・・・」と諦めるのはまだ早い!

    海外大学では、成績の他にも重要な合否審査の基準があるんです!

    モチベーションレター

    出願時に必要な書類に入っている「モチベーションレター」。

    実は合否審査に、もっとも重要な書類です。

    成績が少し悪くても、このモチベーションレターをきちんと書くことで、合格に大きくつながります。

    そのため、希望する大学に「いかに入学したいか!」という理由をしっかり書いて、自分らしくアピールすることが必要です。

    課外活動

    国によって異なりますが、一般的に、海外大学のオンライン出願フォームには「課外活動」について記載する欄があります。

    主に中学3年生〜高校3年生の間に、授業以外で積極的に行った活動を記入します。

    • 中学・高校はバスケットボール部で活動した(キャプテンだった!レギュラーだった!などのポイントもどんどんアピールしましょう)
    • ボランティア活動に参加していた
    • 夏休みに海外留学をした
    • 幼い頃からピアノを習っている(コンクールや発表会に参加した場合も、記入しましょう)

    海外では積極的に社会貢献する人が高く評価されるため、入学審査員に印象づけることができます。

    成績が良くなくても海外の大学に行ける方法

    「学校の成績が良くないから海外の大学に行けない・・・」「英語能力試験のスコアが全然足りない!」という方のために、成績が良くなくても海外の大学に進学できる「2つの方法」をご紹介します!

    コミュニティカレッジからの編入

    アメリカ、カナダの場合、2年制大学「コミュニティカレッジ」の大学編入コースから4年制大学に入学することができます

    出願に必要なのは、次の書類です。

    • 高校の卒業証明書(高等学校卒業程度認定試験合格証)
    • 銀行の残高証明書
    • 英語能力試験のスコア(IELTS5.5以上が多い)

    なそ、出願書類を提出すれば、ほとんどの人が入学できます。

    基本的にコミュニティカレッジの成績結果のみで、4年制大学の3年目に編入できます。

    そのため、日本での偏差値や出身校のレベルも問われずに、自分の努力次第で世界トップクラスの大学に入学できる大きなチャンスになるのです。

    【海外進学】コミュニティカレッジの5つの魅力!費用・入学条件・注意点も解説

    マレーシアの大学からの編入

    高校卒業者の場合、1年間のファウンデーションコースを受けなければいけませんが、一般的な出願書類は次の通りです。

    • 英語能力試験のスコア(IELTSスコア4.5以上)
    • 高校の成績証明書・卒業証明書
    • 英作文

    ファウンデーションコースも必要書類を提出すれば、ほとんどの人が入学できます。

    卒業後は3年制の大学に入学し、次の方法で世界トップクラスの大学の学位が取得できます。

    • デュアルディグリープログラム:マレーシアの大学+海外提携大学のバチェラーディグリーが、同時に取得できるプログラム
    • ツイニングプログラム:卒業時にマレーシアの大学ではなく、海外提携大学のバチェラーディグリーが取得できるプログラム
    • アメリカンディグリートランスファープログラム:アメリカの大学への編入を目指したプログラム

    海外大学で学びたい方は必見!【マレーシアの大学進学留学】を徹底解説します

    まとめ

    ここでは、海外大学の偏差値や受験システムを理解するために、

    • そもそも海外大学に偏差値はあるか
    • 海外大学の受験システムを理解しよう
    • 合否審査の基準は成績だけではない
    • 成績が良くなくても海外の大学に行ける方法

    をご紹介しました。

    大切なのは最終学歴!

    偏差値に関係なく、書類審査で入学できる海外大学には、多くの人にチャンスをもたらします。

    入学した後の勉強は大変ですが、数年間頑張ることで、人生を大きく変えることができるのも、海外の大学へ進学する醍醐味と言えるでしょう。

    留学先選びの材料として、ぜひこの記事を参考になさってください!

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