留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。
基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
エディンバラの魅力/特徴
スコットランドの首都で、中世の雰囲気が漂う歴史的建造物のある旧市街(オールドタウン)と、18世紀以降に計画的に造られた新市街(ニュータウン)が美しい対比を見せる街です。
街は世界遺産にも登録されていて、丘の上に立つエディンバラ城やモニュメントの美しさから「北のアテネ」の異名を持ちます。
また「フェスティバル・シティ」と呼ばれるほど、エディンバラ国際フェスティバルやミリタリー・タトゥーなど世界的なイベントが数多く開かれる街です。
最近では、世界中で人気が高い「ハリーポッター」シリーズの誕生の地として有名になり、「ホグワーツ魔法魔術学校」や「ダイアゴン横丁」のモデルになったスポットもあります。
エディンバラの基礎情報
面積
約264平方キロメートル
人口
約48.8万人(2016年:スコットランド国立公文書館調査)
宗教
スコットランド国教会、英国国教会、カトリックなど。
物価
ペットボトルの水(1.5L)が約158円(≒£1.03) ※2021年4月時点
日本との時差
-9時間
3月最終日曜日~10月最終日曜日はサマータイムが実施され、1時間進める
サマータイム実施の前後日は時計の調整を忘れないよう注意が必要です。
エディンバラの気候
日本と同じように四季があり、北海道よりも北の緯度にあるので、一年を通して涼しい気候です。
暖流と偏西風の影響を受けるため、冬であっても最低気温が氷点下になるような厳しい寒さが続くことは少ないです。
夏は平均最高気温が20度未満と、それほど暑くなく、日本の春くらいの気候です。
年間降水量は多くはありませんが、1日のうちで天候の変化があり突発的な雨が降ります。
夏でも朝晩は冷えるので上着が必要で、夏以外の季節でもセーターなど冬の暖かい服装が必須になります。
防寒対策にコートやマフラー、突発的な雨対策に折りたたみ傘があると安心です。
エディンバラのフェスティバル・イベント
エディンバラは、別名「フェスティバル・シティ」と呼ばれ、年間を通じて色々なフェスティバルが開かれています。その中で代表的なものを紹介していきます
4月:エディンバラ科学祭(エディンバラ・サイエンスフェスティバル)
毎年イースター休暇中に開催される、英国で最も古く、最大のサイエンスフェスティバルです。
約2週間の間にファミリーや子供、大人向けに約270のイベントが開催され、参加者を楽しませてくれます。
6月:エディンバラ国際映画祭
1947年にドキュメンタリー映画祭として始まり、毎年6月に開催される世界最古の国際映画祭の一つです。
12日間の間に国内外の約200作品が上映され、来場者数は約5万人にもなります。
上映作品は16の部門に分けられ、最優秀作品には賞の授与が行われます。
7月:ジャズ&ブルース・フェスティバル
フェスティバルシーズンの到来を告げるイベントで、世界中から多くのミュージシャンが参加します。
コンサートホール、劇場、クラブ、パブなど様々な場所で開かれます。
最初の土曜日にはロイヤル・マイルからグラスマーケットまでパレードが行われます。
8月:エディンバラ国際フェスティバル
50年以上の歴史を持つ、世界最大級の芸術祭です。
毎年8月初旬から下旬の3週間にわたり、各国から集まったアーティストによるオペラ、演劇、クラシック音楽、バレエなどが様々な場所で開かれ、毎日楽しめます。
日本の演劇界では、演出家の蜷川幸雄さんが1985年に「マクベス」の公演をされています。
8月:エディンバラ・ミリタリー・タトゥー
エディンバラ城前の広場で、毎年8月に行われる夏の一大イベントです。
伝統衣装を着たスコットランド軍に属する音楽隊のパレードや、華やかなショーが展開されます。
背後にはライトアップされたエディンバラ城があり、音楽やパフォーマンスが楽しめる人気のあるイベントです。
12月:エディンバラズ・ホグマニー
3日間続く、年末年始を祝う一大イベントです。
12月30日にトーチライト行列で開幕し、約2万人がエディンバラ市内の中心部を通ります。
12月31日には、あちこちにステージが設置され、ロックから伝統的な音楽、ダンスミュージックなど幅広いジャンルの音楽を楽しむことができます。
エディンバラの有名スポット
スコットランド屈指の観光地であり、自然や中世の街並みが残るエディンバラ。
留学期間中に訪れてみたいおすすめスポットをご紹介します。
エディンバラ城
「斜面に立つ城砦」という意味を持ち、街のシンボルであるエディンバラ城は、キャッスル・ロックと呼ばれる岩山の上に建っています。
城は幾度も戦闘や破壊で再建、増改築され、現在の形になりました。
1110年に建てられた礼拝堂は、ノルマン様式のアーチが印象的で、王宮が中庭を取り囲んでいます。
王宮内には「メアリー女王の部屋」と呼ばれる特別な部屋があり、武器や宝石が大切に保管されています。
重厚感溢れる城からは、エディンバラの街並みを一望することができます
ホリルードハウス宮殿
エディンバラ城から約1マイル続く「ロイヤル・マイル」の東の果てに位置する宮殿です。
現在もスコットランドのイギリス王室の宮殿として使われていて、利用しない日は一般公開もされています。
宮殿は華麗な装飾がされていて、歴代のスコットランド王の肖像画やメアリー1世が住んだ部屋など見どころがたくさんあります。
また芝生が美しい庭園では王室のガーデンパーティーが開かれ、噴水や彫刻もあり、ゆっくり散策を楽しめます
スコットランド国立博物館
ロイヤル・マイルの南にある博物館です。
2つの建物から構成されていて、西側(スコットランド博物館)はスコットランドの歴史、風土、国宝や発掘品、美術品など約1万点以上が、最新技術を使って展示されていて、東側(王立博物館)は世界の歴史や文化、生物の進化について、海洋生物や動物のはく製、恐竜の化石コレクションなどを展示しています
聖ジャイルズ大聖堂
ロイヤル・マイルの中心に王冠の形をした塔が印象的なゴシック様式の教会です。
重厚で広い聖堂内には約50の祭壇があり、優美な曲線を描くアーチ形の天井が美しいです。
大聖堂のメイン部となるシスル礼拝堂や英国教会の中でも屈指と言われるオーストリア製のパイプオルガンなど見どころ満載です。
まとめ
イギリス国内の留学先のひとつ「エディンバラ」をご紹介しました。
中世の雰囲気が残る歴史のある街並みを散策すると、映画の世界に飛び込んだような雰囲気を感じられ、語学勉強だけでなく、文化や芸術も学べます。
また多くのイベントがあるので、様々な人達と触れ合うことができ、貴重な体験ができると思います。
ロンドンに比べて日本人も少ないので、集中して学ぶには最適です。
スコットランドの首都エディンバラ留学を検討してみましょう。