概要
- 自己紹介
- 留学前の体験談
- 海外に興味を持ったきっかけ
- ハワイ留学をしようと思ったきっかけ
- 留学後の体験談
- 日本の高校生とハワイの高校生の違い
- 日本の高校とハワイの高校の授業内容の違い
- ニューヨーク留学していたときのスケジュール
- ニューヨークの大学生の休日の過ごし方
- ニューヨーク留学で一番印象に残っていること
- サンフランシスコへ行ったきっかけと、仕事の見つけ方
- サンフランシスコでの働き方
- サンフランシスコの物件事情
- サンフランシスコの魅力
- サンフランシスコで生活・観光する上で気をつけたほうが良いこと
- サンフランシスコでの生活で困ったこと
- サンフランシスコの生理用品について
- サンフランシスコの流行っていること
- サンフランシスコでのアルバイトの見つけ方
- サンフランシスコで女性が仕事をすることに関して
- MIAさんからメッセージ
- 留学に行こうか迷っている人へ
- 最後に海外留学に興味のない人へ
自己紹介
氏名:MIAさん
出身:神奈川県 横浜市
渡航先:アメリカ・カリフォルニア州・サンフランシスコ
経歴:高校大学で交換留学を経験後 、日本で就職し駐在員としてサンフランシスコに派遣され、その後現地で就活し現在はテック企業で働いている
~インタビュー形式~
ー 簡単に自己紹介をお願いします。
MIAと申します。
カリフォルニア州のサンフランシスコに住み始めて4年くらい経ちます。
以前は、高校生の時にハワイ州へ、大学生の時にニューヨーク州へ交換留学システムを利用して留学していました。
渡航前の体験談
ー ありがとうございます。 今回は現在住んでいらっしゃるサンフランシスコでの生活メインにインタビューさせていただきたいと思います。 はじめに海外に興味を持ったきっかけは何ですか?
私の通っていた横浜市の公立中学校では、沢山の帰国子女を受けれていましたことから、私の周りには英語や中国語など色々な言葉を話す友達がいました。
その環境でインスパイアされ「私も外国語を話したい」と思うようになり、高校生になったタイミングでハワイに留学することにしました。
ー なぜハワイへ留学を決めたんですか ?
私が通っていた高校の交換留学提携先がハワイでした。
早い年齢で海外へ行った方が言語の習得が早いのではないかと思い、大学入学を待たずに留学することにしました。
渡航後の体験談
ー 若いうちが習得が早いと言いますしね。ハワイ留学に行った時に日本の高校生とハワイの高校生の違いはありましたか?
ハワイの高校生たちは「自分が何をしたいのか」という明確な目標を持っている人が多かったです。
学校の授業も日本の高校のように時間割があるわけではなく、必修の授業はありますが、基本的に自分の好きな科目を選んでいくというスタイルで、「自分が何をしたいのか」「何に興味があるのか」「何になりたいのか」ということを考えるきっかけになりました。
ー 面白いですね!ちなみに授業内容の違いなどもありますか?
ハワイの高校では「一つのトピック」を理解するために、先生が選んだ「実際にあった事柄」をテーマに、みんなでディスカッションしながら理解を深めていく、という授業スタイルが多かったです。
日本の教育スタイルに慣れていたので、ハワイのスタイルに慣れるまでに結構時間がかかりました。
それから、授業で学んだことや自分で気付いたことを「エッセイ」 にまとめて提出するといアサインメント(課題、宿題) が多かったです。
ー 身になりそうな授業ですね。次に、ニューヨークで大学交換留学をしていた時のスケジュールや生活について教えてください。
一般的にアメリカの大学は全寮制で、みんな大学敷地内の寮に住んでいます。
私もルームメイトと一つの部屋をシェアして寮に住んていました。
大学の授業は朝7時ぐらいから始まって、夜遅い日もあれば午後6時で終わる日もありました。
授業の後は毎日たくさんでる宿題をこなすのに、図書館が24時間使用可能なので、夜中、時には朝まで大学の図書館で勉強していることもありました。
金曜日は授業が少なく、午後2、3時で終わることが多かったです。
ー ニューヨークの大学生の休日の過ごし方はどうですか?アルバイトはしますか?
とにかく宿題がたくさん出るので、土日であっても日中は勉強をして、夜に友達やサークルで集まってパーティーをするという感じです。
アルバイトで言えば、図書館、食堂・カフェテリアの受付など、大学校内で募集しているアルバイトがあります。
ー そうなんですね。ニューヨークでの留学で一番印象に残っていることはありますか?
想像以上にみんなものすごく勉強していたという事です。
最初は海外ドラマのように遊んでいる大学生をイメージしていたのですが、そのような人は本当に一部で、ほとんどの人は本当に勉強しています。
そうしないと卒業できないと思います。
ー みんなすごく勉強しているんですね。それでは、現在住んでいらしゃるサンフランシスコへ行ったきっかけと、仕事の見つけ方を教えてください。
元々は日本の企業に勤めていて、駐在員としてサンフランシスコに来ました。
3年半ほど駐在員として勤めた後、現地のテック企業に転職して今に至ります。
アメリカの就活は日本異なりリファーラル(推薦・紹介)がないと、なかなか仕事を見つけることができません。
多くのアメリカ人は自分のレジュメをLinkedInというプラットフォームに載せ、会社の人事と繋がってからその人事のリファーラルをもらって、求人応募するというのが主流です。
ー 日本とは違いますね!働き方についても日本と違うところはありますか?
サンフランシスコだけかもしれませんが、9時から5時で仕事を終えるということはなく、とても長い間働いています。
サンフランシスコといえばFacebookやTwitterなどの本社があるテックの街で、色々な機会も転がっている場所ではありますが、その分とてもコンペティティブです。
優秀な人がたくさんいるので、一生懸命働いて上司にアピールしなければ上には上がることができないからです。
ー サンフランシスコの物件事情を教えてください。
ご存知の人もいるかもしれませんが、サンフランシスコは全米で一番物価が高いで街です。
大企業や優秀なエンジニア達が住んでいるので、その影響で物価が上がっているというのが現状です。
そのため家賃はものすごく高いです。
大学を卒業して仕事を始めたばかりの人はルームシェアをしているケースがほとんどです。
普通のアパートで1 LDK だと2000ドル後半、ベッドルームが二つあると3000ドル後半です。
物価が高いのでその分給料は高いのですが、出費もとても多いです。
ー サンフランシスコの魅力を教えてください 。
サンフランシスコは程度な都会ですが、 自然にあふれているという点です。
近くに海も山もあり、気軽に自然に触れることができるのも、ここに住んでいる特権だと思います。
もう一点は、テックの街なので最先端のサービスやモノに触れられるというのも魅力だと思います。
そして、コンペティティブというのは先ほども言いましたが、皆常に前進しているしています。
例えば、大企業に勤めていたとしても、同時に自分のスキルを磨きならが、自分でビジネスを展開している人も多いので、 私も影響され自分で何かを作ろうと思い、そのことがYouTube を始めたきっかけにもなりました。
ー 生活や観光をする上で気を付けておくことはありますか?
貧富の差が激しいため、治安が良くない場所があります。
ダウンタウンの真ん中の「ユニオンスクエア」 の近くに「テンダーロイン」という地域があります。
そこはホームレスも多いため決してそこ歩かないようにしてください。
サンフランシスコは車社会なため、みんなスピードを出して運転しています。
そのため、レンタカーなどを借りて運転する場合は、いつも以上に気をつけて運転をすることをお勧めします。
それから、カリフォルニアには電車と地下鉄が通っていて、通勤時間帯は人が多いのですが、それ以外の時間帯は人が少なく治安が少し悪いので乗車はお勧めしません。
ー カリフォルニアに住み始めて困ったことはありますか ?
特にありません。
日本料理や中華料理など、どの国の料理でも食べることができるので、食事も困ることはありませんし、物価も高いと言っても、全部が高いわけではありません。
例えば携帯の通信料が月々10GBで15ドルととても安いです。
ー 生理用品事情について聞かせてください。アメリカと日本ではどんな違いがありますか?
生理用品はナプキンでもタンポンでも現地で手に入れることはできます。
アメリカはタンポンが主流なので、クオリティが高い物が多いです。
今流行っているのは生理吸水ショーツや月経カップでドラッグストアなどで手軽に手に入ります。
ー 今、現地で流行っていることを教えてください。
お肉や乳製品など動物性のものを植物性に変えていくことが流行っています。
牛乳の代わりにオートミルクにしたり、 ファーストフード店でも大豆ミートを使ったハンバーガーが売っています。
ー そうなんですね。サンフランシスコでのアルバイトの見つけ方を教えてください。
アルバイトも就活と同じようにリファーラルが必要なのでLinkedInを利用したり、友達の紹介で見つけることができます。
ー 女性が仕事をすることに関してはどうですか?
サンフランシスコでは、女性も男性も皆平等に仕事をしています。
子どもがいる夫婦であってもできる方が育児の担当をするため、「女性が子育てをする」という固定観念はほとんどありません。
日本でもこの点を夫婦間で話し合えるといいかもしれません。
例えば私の場合は日本で結婚をしていて、 私のサンフランシスコ転勤が決まった時に夫がついて来てくれました。
このように夫婦によって色々な選択肢がある事を分かり合えれば、女性が働きやすい環境になると思います。
MIAさんからメッセージ
ー 色々な選択肢があるのはいいと思います。留学に行こうか迷っている人へのメッセージをお願いします。
私は留学をすることによって価値観や考え方が変わりました。
そして、自分が知らなかった「できること」を知るチャンスにもなりました。
留学をしていなければ、今サンフランシスコで仕事をしながら生活をしているということもなかったと思います。
もし、海外留学に迷っている人がいたら、一度挑戦してみてはどうでしょうか。
違うと思ったら帰国すればいいし、一回自分にチャンスを与えるというのが大切だと思います。
ー 最後に、海外留学に興味のない人へもメッセージをお願いします。
私の場合は、留学を通じて英語を学んだ事によって、自分の見れる情報が増え、アメリカに来ていなければ出会うことがなかった人たちと関われることで、人生を楽しく豊かにしてくれると思います。
こんな考え方もあるという事を知っていただけたらと思います。
ー ありがとうございます。今回のインタビューでは女性の在り方やサンフランシスコの魅力を知ることができました。