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留学先を決めていくのにあたりまずはその国の情報を知っていきましょう。
文化、気候、民族構成など国によって様々な特徴があります。
その国に興味を持つことから初めてみましょう。
ノバ・スコシア州の州都「ハリファックス」は、カナダ大西洋岸地方最大の文化・経済の中心都市です。
英語を母国語とするネイティブが全体の90%を占めており、日本人留学生がとても少ないのが特徴です。
ハリファックスの魅力/特徴
ハリファックスは東海岸に位置する小さな港町ですが、カナダではバンクーバーに次ぐ第2の沿岸都市です。
クルーズ船の寄港地としても知られているほか、ロブスターなど海の幸の産地としても有名です。
また、山に囲まれた地形を利用してブルーベリーの産地にもなっています。
夏の時期はウォータースポーツも大変盛んです。
都会と自然の両方が味わえ、東海岸沿岸部での文化および経済の中心都市になっています。
人口全体を通して外国人が少ないため、集中して英語を学べる理想的な都市と言えるでしょう。
ハリファックスの基礎情報
面積
97,23平方キロメートル
人口
約43万人(2017年: Organisation des Nations unies)
宗教
主にキリスト教
物価
(1カナダ・ドル=約87円、2021年4月のレート)
外食はやや高めです。
スーパーでは卵・パンは日本よりも高く、肉・果物・野菜は安い。
物価の目安
カジュアルなレストランのランチ:15.00カナダ・ドル前後
マクドナルドのビッグマックセット:12.00カナダ・ドル
スーパー:食パン一斤3.005カナダ・ドル前後、じゃがいも1kg4.56カナダ・ドル前後、赤身肉1g15.14カナダ・ドル前後
日本との時差
日本との時差は-13時間ですが、ハリファックスにはサマータイムがあり、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで-12時間となります。
カナダは国土が大変広いため、州によって日本との時差が異なります。
サマータイム期間は時間を1時間早めなければいけません。
スマートフォンなどの電化製品は自動的に調整されますが、腕時計などは手動で時間を合わせる必要があるのでご注意ください。
ハリファックスの気候
留学先を決める上で気候はみなさんの気になる点の一つではないでしょうか。
国土の大きな国については年によって大きく変わってきますが、まずは国全体の気候を確認していきましょう
ハリファックスの夏は昼間は20度を超えるくらいで、夜になると10度ほど気温が下がるため、外出の際には薄手の上着やカーディガンを用意すると良いでしょう。
冬はマイナス10度近くまで下がり、凍えそうに寒く風が強いのが特徴です。
また、冬の時期には「スノーストーム(雪嵐)」が起こり、短時間に大量に雪が降り積もります。
そのため、交通機関がストップしてしまい学校などは休講になることがあります。
ハリファックスの文化
その国特有の文化はたくさんあります。
年によっても変わってくるものはたくさんありますが、代表的ものを確認していきましょう
ハリファックスで最大のイベントといえば、6月下旬から7月上旬に毎年行われる「ロイヤル・ノヴァ・スコシア・インターナショナル・タトゥー」です。
ここでは、世界的に有名なこのイベントをご紹介します。
ロイヤル・ノヴァ・スコシア・インターナショナル・タトゥーとは?
ロイヤル・ノヴァ・スコシア・インターナショナル・タトゥーとは、世界中からパフォーマーが参加する世界有数の国際軍楽祭で、カナダ政府・ノバ・スコシア州・カナダ軍・王立カナダ騎馬警察・ハリファックス地域自治体・経済界からの助成金によってサポートされています。
2019年には日本の海上自衛隊東京音楽隊が初めて参加しました。
期間中は室内外でのコンサートの他にパレードも行われます。
イベントの由来
タトゥーとは軍楽祭の事で、オランダ語が語源になっています。
16世紀の三十年戦争中、駐屯地から兵舎に戻る時間を知らせるためにオランダ兵士がドラムを叩いたのが始まりとされています。
この習慣は近年でも行われ、第二次世界大戦にはイギリス軍の音楽隊による演奏だけでなくライトアップの演出があったそうです。
現在では、イギリス、ノルウェー、ロシア、オランダでも行われており、その中でもハリファックスで行われるロイヤル・ノヴァ・スコシア・インターナショナル・タトゥーは世界的に有名で、国内外からたくさんの人が訪れます。
ハリファックスの有名スポット
留学は基本的にどこの都市にでも行けます。
語学学校があり、留学先として有名な都市のご紹介します。
ハリファックス・シタデル
「シタデル」とは要塞のことで、1828年から工事が始まり30年の月日をかけてイギリス軍によって建設されました。
現在では、正午に空砲を鳴らすセレモニーが行われ、街のシンボル的な存在です。
北海道の函館にある「五稜郭」のモデルになっています。
歴史を感じることができるとともに、丘からはハリファックスの街を一望できるため人気の観光スポットになっています。
ピア21カナダ移民博物館
ハリファックス港の第21埠頭を意味する「ピア21」がついた移民博物館は、カナダの移民の歴史を知ることができる博物館です。
カナダ人の2割の先祖は、この第21埠頭と何らかの関わりがあると言われています。
移民国家であるカナダの歴史を知ることができる資料もたくさん展示してあり、留学中は必ず訪れるべきスポットの一つと言えるでしょう。
大西洋海洋博物館
国内最大規模を誇るハリファックス大西洋海洋博物館は、カナダでもっとも歴史のある海洋博物館として知られています。
カナダ海軍や世界大戦の艦隊の歴史を学べるほか、タイタニック号沈没の際にハリファックス港がどのような役割を果たしたかなども知ることができるでしょう。
港町とは切っても切れない海の話を初心者からでも変わりやすく学ぶことができる展示内容になっています。
まとめ
留学先の情報を知ることはとても大切です。
ハリファックスは、カナダ大西洋岸地方最大の文化・経済の中心都市でありながら外国人が少なく、英語が母国語のネイティブが全体の90%を占めているため、英語を集中して学びたい人には理想的な環境と言えるでしょう。
港町であるため、ロブスターなど海の幸の産地としても有名です。
また、夏の時期はアクアスポーツも大変盛んなのでアクティヴィティを通して現地の人と知り合う機会もあります。
冬は大変寒く、スノーストームが起こり交通機関がストップしてしまうため、学校などは休講になることもあります。
冬の時期のハリファックスに滞在予定の方は、防寒着はきちんと準備しておきましょう。