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ここ数年、先行きの見えない将来を見据えて、国内外を問わない就職活動が増えてきました。
そこで、世界に通用する卒業証明を取得するために、「海外大学の進学」を目指す人が増えています。
その中でも、以前から語学留学やワーキングホリデーの渡航先として人気の高い「カナダ」が注目を集めています。
カナダ国内の大学のほとんどが公立で、私立大学はかなり少数です。
名門か否かを問わず、大学間の格差があまりないのが特徴で、どこを選んでも質の高い教育を受けることができます。
とはいえ、
- 高校を卒業してすぐに海外の大学に行くのが不安
- カナダの大学に入学はしたいけれど、専攻分野の授業についていけるか自信がない
- 日本の大学で一般教養科目は勉強済みなので、専門的なことのみを学びたいという
方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、カナダの大学へ進学する方法は「正規入学」だけではなく、「編入制度」を利用したさまざまな方法があります。
この記事では「編入」に注目し、現在日本の大学に在籍中の学生だけでなく、高校生や社会人に向けて、カナダの大学の編入制度や5つの編入ルートをご紹介します。
カナダの大学への留学を考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
この記事を読むと、カナダの教育や編入制度を理解でき、海外進学の選択肢が広がります。
カナダの教育・編入制度
カナダの大学では編入制度を導入しているところが多く、一般的に4年制の大学への編入が行われています。
日本の大学と同様「4年」で修了できるとはいえ、教育カリキュラムが違うため対策が難しいのが事実です。
カナダにおける教育・編入制度を、まずは理解することから始めましょう。
カナダは教育水準が高い国
カナダの教育水準は世界でもトップレベルの国として知られています。
そのため、大学への進学・卒業は、カナダ人にとっても決して簡単なことではありません。
そのことから、大学入学準備として、各州が運営する「コミュニティカレッジ」や「ユニバーシティカレッジ」という地域密着型の短大では、大学進学コースが設けられています。
地元のカナダ人を対象としていますが、外国人留学生の受け入れもしています。
州ごとに教育システムが異なる
カナダではフランス語と英語が公用語となっているため、州ごとに教育システムが若干異なります。
たとえば、主にフランス語が使われているケベック州では、ほかの州と違い義務教育の期間が3年と通常の学校より1年短いのが特徴です。
ケベック州から他の州の大学に直接編入する場合は、カリキュラムの調整が必要となります。
カナダの大学では日本の大学の単位移行も可能
カナダの大学では、日本の大学で取得した単位の移行も、基本的には可能です。
しかし、日本とカナダの大学ではカリキュラムや授業内容が異なります。
特に語学や文学系の学部は、取得済みの単位すべてが認定されるとは限りません。
単位の認定の際は「日本の大学の成績表」と「カリキュラムを確認できる書類」などを、編入先の大学に提出して審査が行われます。
そのため、志望校の編入カリキュラムや入学条件を、しっかり確認することが大切です。
カナダの大学の5つの編入ルート
カナダの大学へ編入する方法には、下記の5つがあります。
- パスウェイプログラムを利用して編入
- コミュニティカレッジから4年制大学の3年次に編入
- ユニバーシティカレッジから4年制大学へ編入
- 日本の大学からカナダの大学へ編入
- 日本の大学卒業後にカナダの4年制大学へ編入
1つずつ詳しく解説します。
パスウェイプログラムを利用して編入
英語力に自信が無い人も挑戦できる制度、それがパスウェイプログラムで、「条件付き入学」とも呼ばれています。
在籍している日本の大学や提携教育機関が提供する大学編入システムで、英語研修と学部授業を組み合わせた、英語を母国語としない外国人向けの1年間のプログラムです。
参加中は、英語力を高めながら基礎学習を行いながら、単位の取得が可能です。
このプログラムを規定の成績以上で卒業することを条件として合格内定がもらえ、4年制提携大学の2年次から編入が可能です。
正規入学よりも求められる英語力が低く設定されているのが特徴で、英語を母国語としない留学生にとってはメリットの大きい編入システムだといえます。
コミュニティカレッジから4年制大学の3年次に編入
地域密着型のコミュニティカレッジで2年間学び、卒業後に4年制大学の3年次に編入する方法もあります。
コミュニティカレッジでは4年制大学の1、2年次で習得する一般基礎教養を学び、取得した単位を編入先の大学へ移行できます。
なお、カナダのコミュニティカレッジには「職業訓練コース」と「編入コース」の2コースが用意されています。
大学進学を希望する場合は必ず編入コースを選びましょう。
ユニバーシティカレッジから4年制大学へ編入
ユニバーシティカレッジから4年制大学に編入する方法で、地元のカナダ人学生も多く利用しているシステムです。
ユニバーシティカレッジとはカレッジとユニバーシティの中間の教育機関であり、必要な単位を取得した段階で、4年制大学の2年次または3年次に編入できます。
修了期間は基本的に2年間。
その期間に、大学のアカデミックな講義についていくための、
- ノートの取り方
- レポートの書き方
- 履修科目の方法
- 試験対策
など、その他基礎的なことからしっかり学ぶことができます。
良い成績評価をキープすることが条件となりますが、大学進学コース終了後は編入制度を利用して、難易度の高い4年制大学への進学を目指せる仕組みとなっています。
また、ユニバーシティカレッジのカリキュラムには、学位取得のコースが設けられているのが特徴です。
日本の大学からカナダの大学へ編入
日本の大学または専門学校に在学している場合、単位認定制度を利用してカナダの大学へ編入する選択肢もあります。
しかし、大学間の提携の有無と在学中の大学側が編入を認めているのか確認が必要です。
また、実際に単位が認定されるかどうかは編入学の許可を得た後に決まります。
このことから、提携校や姉妹校でない限り、単位移行の審査や手続きには時間がかかる傾向が高いので、出願には十分な注意が必要です。
日本の大学卒業後にカナダの4年制大学へ編入
日本の大学を卒業した後に、取得した単位や学位を活かしてカナダの4年制大学へ編入する方法もあります。
一般的には大学院を目指す人が多いですが、別の分野を学びたいといった理由であれば海外大学への編入も可能で、専門分野や取得済みの単位によって3年次から入学することができます。
ただし、大学によって年齢制限を設けている可能性もゼロではないので、事前に編入学条件を確認しましょう。
編入にかかる費用もチェック!
以上でご紹介した「5つの編入ルート」を利用することにより、よりカナダの大学への留学が現実的になります。
編入のメリットはなんといっても、滞在期間が少なくすみ、留学費を抑えるとこができることでしょう。
カナダの大学の学費は、アメリカに比べると相対的に安いためアクセスしやすいのが特徴です。
とはいえ、高額であることには変わりません。
海外大学への留学は、将来を約束する自己投資になり得ます。
学力をつけることはもちろんのこと、費用の確保も留学を成功させるコツになります。
編入を思いついたら、できるだけ早い段階で「費用」も調べることが大切です。
まとめ【目的に合った編入方法を選ぼう】
今回はカナダの大学の編入制度や5つの編入ルートについてご紹介しました。
カナダの大学へ編入する方法はいくつかあり、上手く制度を活用すれば難易度の高い大学への進学を目指すことができます。
最後にもう一度、カナダの大学に編入する5つのルートをまとめておきます。
- パスウェイプログラムを利用して編入
- コミュニティカレッジから4年制大学の3年次に編入
- ユニバーシティカレッジから4年制大学へ編入
- 日本の大学からカナダの大学へ編入
- 日本の大学卒業後にカナダの4年制大学へ編入
それぞれの編入ルートの特徴や志望大学のカリキュラムをきちんと把握した上で、自分にとってベストな方法を選びましょう!
みなさんの海外進学の選択肢が広がれば幸いです。
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