壮大な自然、サマー・ウィンタースポーツが盛ん、通年で気候が温暖、などに加えて治安がよいため、観光・留学と大人気のオーストラリア。
日本から飛行機で約9時間に位置し、大人気の渡航先の一つです。
特にワーキングホリデー(以下、ワーホリ)制度を利用して滞在する若者が、世界中から集まってきます。
ここでは、そんなオーストラリアのワーホリ情報(2022年版)の申請方法から参加条件、そして滞在するメリットを解説していきます。
海外で働いてみたい方
安く海外留学をしたい方
ワーホリを利用してみたいけど、どこの国を選べばいいかわからない方
などにおすすめの内容です。
ぜひ参考にしてくださいね!
*AUD(オーストラリアドル)の円計算は、2022年12月付のレート(1AUD=約92円、参考サイト:Yahoo!ファイナンス)で計算しています
そもそもワーホリとは?
ワーホリとは、2カ国間のワーホリ協定に基づいて、30歳未満(国によっては25歳もしくは26歳まで)の若者が、渡航先の国で就労し収入を得ながら、自由に休暇を楽しむことができる制度です。
1980年、日本政府が最初にオーストラリアと提携を結んで以来、40年以上も人気のワーホリ受け入れ国です。
オーストラリアのワーホリビザの特徴
ワーホリと一言で言っても、実は加盟国によって特徴が大きく異なります。
オーストラリアのワーホリビザの内容を確認してみましょう。
- 12カ月の滞在
- ビザの有効期限内は、出入国が無制限
- 語学学校は最長4カ月まで
- ワーホリビザが発行された日から1年以内にオーストラリアに入国しなければ無効になる
オーストラリアのワーホリビザ申請に必要な条件
ここからは、具体的にオーストラリアのワーホリビザを申請する際に必要な条件をチェックしていきましょう!
ワーホリビザ申請の基本条件
ワーホリビザを申請する際には、以下のような条件に基づいて行ければなりません。
- 対象年齢は18歳以上、30歳以下
- オーストラリア国内に住んでいないこと
- 今までオーストラリアにワーホリビザを使って滞在したことがないこと
- 12カ月以上オーストラリアに滞在する意思がないこと
- 一人で渡航すること(兄弟、婚姻相手、子どもなど家族の同伴は不可)
- パスポートを持っていること
AUD建ての英文残高証明書
オーストラリアに到着後、すぐに仕事が見つけられるとは限りません。
そのため最低限の現地滞在費や、帰国する際に必要になるであろう航空券を補える「銀行残高証明書」を銀行に発行してもらわなければなりません。
必要な残高金額は5000AUD(約46万円)です。
ただし、ビザ申請審査で良い印象を与えるためにも、7000AUD(約64万400円)程度用意しておくことをおすすめしています。
残高証明書を発行してもらう際に、AUD建て計算で英文証明書を発行するように銀行に依頼してください。
人物審査
ワーホリビザ申請の際、過去の犯罪経歴に関する質問事項があります。
この「人物審査」で問題がないことがビザ取得の条件になります。
健康診断
ワーホリ申請後ビザを受け取るためには、オーストラリア政府移民局が指定している病院で健康診断を受けておかなければなりません。
指定外の病院で診断を受けても無効になります。
診断内容は、一般的な健康診断と胸部レントゲンの検診です。
診断結果は直接病院からオーストラリア政府移民局に送られます。
健康診断を受けた後、約1週間でワーホリビザが発行されます。
ワーホリビザ申請方法
2022年現在、日本人がオーストラリアのワーホリビザを申請する場合、オーストラリア政府移民局のサイトで手続きをしなければなりません。
申請時にかかる費用は510AUD(約47000円)です。
支払いはクレジットカード(Visa、MasterCard、American Express、JCB、Diners Club International)のみ。
カードの名義はビザ申請者でなくとも大丈夫です。
そのため、申請時にカードを持っていない場合は、カードを持っている方に代行して支払ってもらうこともできます。
ネットで申請(e-Visa)
まず、オーストラリア移民局のワーホリビザのページへアクセスし、必要項目に記入していきます。
その際に、ビザ申請料を支払うために必要なクレジットカードとパスポートを用意しておきましょう。
申請はすべて英語
申請手続きは全て英語で行います。
そのため、英語に自信のない方は英語の得意な方や留学エージェントのサポートを利用しましょう。
初めての手続きで不安
英語力に自信がないので一人では難しい
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ビザ申請手続きはもちろんのこと、現地の最新情報の提供、語学学校の情報など出発前から帰国までをしっかりサポートさせていただきます。
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ワーホリで必要な英語力
オーストラリアのワーホリビザの申請する際には、英語力を証明する資格やスコアの提出は必要ありません。
とはいえ、現地に行って英語力がゼロでもなんとかなるものなのでしょうか?
滞在目的によって異なる必要な英語力について見ていきましょう。
英語レベルの分け方
まずは自分の英語レベルを知ることから始めましょう。
英検やTOEICなどの英語資格をとっていない方でも、以下の一覧で英語レベルが見分けられます。
レベル | 英会話力 |
初級 | 挨拶、簡単な質問に簡単に答えられる、単語を並べてコミュニケーションが取れる |
中級 | 日常会話ができる、簡単な説明ができる |
上級 | 通訳ができる、現地人と一緒に仕事ができる |
日本で英語教育を受けた方であれば、初級レベルと言えます。
現地について生活に慣れていく中で、語学学校に通わなくても中級レベルに上がる可能性は非常に高いです。
英語や現地の生活に早く慣れるために、最初の2、3カ月は語学学校へ通う方がたくさんいます。
仕事に必要な英語力
オーストラリアの地元企業で地元の人と一緒に仕事をするには、最低でも中級(英検2級、TOEIC600点〜750点、IELTS5.5)以上あることが理想です。
渡航後すぐに仕事を始めたい方は、日本にいる間にこのくらいの英語力を身につけておかなければなりません。
観光や遊びに必要な英語力
英語力はあることに越したことはありませんが、観光や遊び中心のワーホリ滞在をする場合は、英語の初級レベルでも楽しんでオーストラリアに滞在できます。
オーストラリア人は外国人の話す英語に慣れているので、英単語を並べただけであっても、最低限のコミュニケーションは取れるはずです。
英語力を問われない仕事
「英語は初級レベルだけど、せっかくワーホリに参加するなら現地でアルバイトをしてみたい!」
という方におすすめなのが、日本食レストラン、ホテルのベッドメイキング、農場などの身体を動かす仕事です。
会社員のように常に上司・同僚・顧客と英語でビジネスを行うわけではないので、簡単な英単語でコミュニケーションをとりながら見よう見まねで仕事ができるため高い英語力は問われません。
また、日本人だけではなく、英語を母国語としない国からきたワーホリメーカーと一緒に仕事をすることになるので、英語にコンプレックスを持つことなくコミュニケーションを取ることができます。
ここからは、具体的に「ワーホリへ参加してみよう!」と思い立った時から、「出発」までの流れを解説しています。
準備の目安にしてください。
出発1年前:オーストラリアの情報収集
オーストラリアの各都市・地域の治安や物価を調べ、参加したいプランや求人情報などを探し、自分の希望する滞在目的に合った渡航先を決めます。
出発6カ月間:ワーホリのプラン、必要であれば語学学校の手配
1年間ある滞在期間のプランを決めておくことで、中だるみせず充実したワーホリ生活を送ることができます。
また、英語力の向上や生活に早くなれるために語学学校へ通うことを考えている方は、この時点で学校選びや入学手続きを行います。
ただし、ワーホリで語学学校へ申し込む場合、語学留学とは異なり、最長4カ月までしか就学することができません。
出発4カ月前:パスポート申請、ワーホリビザ申請、各種必要書類手配
パスポートやワーホリビザの申請はもちろんのこと、必要な書類の英文翻訳の依頼、航空券の手配、ワーホリ保険の加入、現地銀行口座の開設、現地で使用する携帯電話の契約など調べておきましょう。
出発1カ月前:最終準備
以上の他に、現地で必要になりそうなものを用意しましょう。
例えば、クレジットカードの用意、現金の両替、荷作り、国際免許証など、現地での生活がスムーズにスタートできるように準備します。
出発!
いよいよ出発です!
現地での宿泊先や連絡先など家族や友達にきちんと伝えておきましょう。
ワーホリのメリット
ワーホリの渡航先として、オーストラリアを選ぶメリットについて考えてみました。
グローバルな環境で成長できる
全人口の約20%が外国人というオーストラリアは、世界で最も移民の多い国です。
約140カ国以上から就学・就労のために人々が集まってきているため、日本にいるだけでは知ることのできない文化、習慣、価値観、宗教などに触れることができます。
オーストラリアで生活することでグローバルな環境に身を置くことができ、新しい考え方、価値観、視野を広げることで、大きく成長することができるでしょう。
滞在費を現地で稼げる
ワーホリの最も大きな魅力は、現地でアルバイトができることです!
フルタイム勤務が許可されているワーホリビザを利用すれば、週に38時間以上の勤務が可能です。
ワーホリでの収入の目安
オーストラリアは21.38AUD(約1967円)と、時給が世界一高いことで有名です!
休日や祝日に働くと、なんと時給が25%、職種によっては50%もアップします。
仮に週38時間の平日のみフルタイム勤務したとすると、1カ月の収入は約3249.76AUD(約29万9000円)。
そのため貯金を作って帰国するワーホリ利用者もたくさんいます。
オーストラリアのワーホリビザは取得しやすい
他の国とは異なり、オーストラリアではワーホリビザの発給に制限を設けていないため、申請手続きに不備がない限りどなたでもビザの取得が可能です。
そのため、初めてのワーホリビザ申請者にも人気の渡航先なのです。
最大3年の滞在が可能
1年間の滞在が認められているワーホリですが、オーストラリアだけ最大3年間も滞在できるのです。
1年目にオーストラリア政府指定の勤務先で88日間雇用されていたことを証明する書類を提出すると、滞在を1年間延長できるセカンドワーホリビザを取得できます。
2年目のワーホリ期間中に同じく政府指定の勤務先で6カ月以上働いたことを証明すると、さらにもう1年間、滞在延長が可能なサードワーホリビザを取得できるのです。
まとめ:オーストラリアのワーホリ情報
この記事では、ワーホリの渡航先として人気のオーストラリアの2022年最新版の申請方法、条件、メリットを解説してきました。
まとめは以下の通りです。
- そもそもワーホリとは?:オーストラリアのワーホリビザの特徴
- オーストラリアのワーホリビザ申請に必要な条件:ワーホリビザ申請の基本条件、AUD建ての英文資金証明書、人物審査、健康診断
- ワーホリビザ申請:ネットで申請(e-Visa)、申請はすべて英語
- ワーホリで必要な英語力:英語レベルの分け方、仕事に必要な英語力、観光や遊びに必要な英語力、英語力を問われない仕事
- ワーホリ出発までの流れ:出発1年前-オーストラリアの情報収集、出発6カ月間-ワーホリのプラン・必要であれば語学学校の手配)、出発4カ月前-パスポート申請・ワーホリビザ申請・各種必要書類手配、出発1カ月前-最終準備、出発!
- ワーホリのメリット:グローバルな環境で成長できる、滞在費を現地で稼げる、ワーホリでの収入の目安、オーストラリアのワーホリビザは取得しやすい、最大3年の滞在が可能
壮大な自然と温暖な気候、そして治安が良いことで知られるオーストラリアは、ワーホリ滞在を目指す世界中の若者に人気の渡航先です。
この記事を最後まで読んでいたがき、ありがとうございました!
2022年現在、オーストラリアのワーホリビザの申請はオーストラリア移民局のサイトから直接行います。
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