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留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。

基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。

その都市に興味を持つことから初めてみましょう。

ここでは、首都ウェリントンの北東郊に位置し、大自然に囲まれた都市ロワーハットをご紹介します。

ロワーハットの魅力/特徴

ウェリントン地方にある市政区域のひとつ、ハットシティーの一部であるロワーハット。

首都ウェリントンからバスや自動車で約20分という立地なため衛星都市として栄え、現在では鉄鋼業、自動車工業などの重工業が盛んです。

ニュージランドではヨーロッパ人により最初に形成された入植地であることから、移民の歴史が長い都市でもあります。

大自然に恵まれた環境でウォーキング・サイクリングトレイルをしながら広大な海岸の景色を楽しむこともできます。

また、自然保護区では野生のキウイが歩き回る姿を見ることができます

ロワーハットの基礎情報

面積

377 km²

人口

約10万人

宗教

無宗教(48.5%)、キリスト教全般(37%)、ヒンドゥー教(2.1%)、イスラム教(1.3%)、仏教(1.1%)、その他(10%)

物価

(1ニュージーランド・ドル=78,48円、2021年5月のレート)

カジュアルレストラン:15ニュージーランド・ドル前後

ビッグマック・セット:8.75ニュージーランド・ドル

ミネラルウォーター1.5L:1.27 ニュージーランド・ドル前後

じゃがいも1kg:2.12ニュージーランド・ドル前後

日本との時差

日本とロワーハットの時差は+3時間ですが、サマータイム期間(9月最終日曜日~4月第一日曜日)の時差は+4時間になります。 

サマータイム期間は時間を1時間遅らせなければなりません。

スマートフォンなどの電化製品は自動的に調整されますが、腕時計などは手動で時間を合わせる必要があるのでご注意ください。

ロワーハットの気候

ロワーハットの夏(12月〜2月)は20度を超えるくらいなので、真夏でも涼しく感じます

また、一日の気温差が大きいのでカーディガンなどの羽織ものがあると便利です。

冬(6月〜8月)は氷点下を超えることはほとんどありませんが、風が強いためとても寒く感じることもあるので、厚手のコートかジャケットなどの防寒具はしっかり用意しましょう。

ロワーハットの美術館・博物館

滞在先の歴史や文化を知ることは、留学生活を送る上でとても大切なことです。

ロワーハットは小さな都市ですが、最も古い入植地であることからニュージーランドの歴史を学ぶのに重要な美術館・博物館があります。留学中に是非足を運んでください。

開拓民博物館 Petone Settlers Museum

ロワーハットの海沿いのペトーネ地区にある「開拓民博物館」は、元々1939年にウェリントン州の100周年記念を記念して建てられました

1840年に初めてヨーロッパ人が入植を始めたこの場所は、1977年に開拓民博物館として一般人に解放されるようになりました。

ニュージランドで最も古いヨーロッパ人の入植地の一つであることから、展示物を通して当時の様子を垣間見ることができ、ニュージーランドの歴史を知ることができる内容になっています。

ダウズ美術館

1971年にオープンした「ダウズ美術館」は、1950年から1970年までハット市の市長であったパーシー・ダウズの名からつけられました。

もともと戦争記念図書館として建てられましたが、ニュージーランドの芸術の発展のため美術館になりました。

現在では展示の他にも、ロワーハットの文化発信地として色々なイベントを行っています

ワイヌイオマタ歴史博物館

ロワーハットの郊外のワイヌイオマタにある「ワイヌイオマタ歴史博物館」は、1977年に設立された博物館です。

1908年に建てられたウェリントン地域で最も古い校舎を歴史博物館として解放しています。

館内に入ると、木製の机、スレート、黒板、本が残っており、当時の授業風景を見ることができます。

また、入植当初の生家庭用品、衣服、道具、写真、絵画も展示されており、小規模ながら歴史を体感できる博物館になっています。

ロワーハットの有名スポット

小さな街ロワーハットの魅力は何と言っても自然です。

ここでは、ロワーハットでしか味わうことのできないアウトドアアクティビティを見てみましょう。

ハット渓谷自然歩道

タラルア山脈南部から始まる長さ56kmのハット川は、ハット渓谷を蛇行して、ロワーハットのウェリントン港に合流します。

開拓民博物館のあるペトーネからアッパーハットまでの約29kmの自然歩道で、途中、釣り、ダイビング、​​カヤックも楽しむことができます。

プケアトゥア展望台

ワイヌイオマタ歴史博物館のあるワイヌイオマタのプケアトゥア展望台から眺めるロワーハットは、その美しい風景が一望できることから人気の撮影スポットになっています。

イーストボーン

ロワーハット郊外のイーストボーンは、ウェリントン地域周辺の人に人気のリゾート地です。

コンパクトではありますが、ウィンドサーフィン、水泳、サーフィン、カヤックなどのマリンスポーツも盛んで、初めての人でも気軽に参加することもできます。

海外沿いにおしゃれなカフェやアートギャラリーがあり、ゆっくりリゾート気分を味わいたい人にぴったりな場所です。

まとめ

ウェリントン地方にあるハットシティーの一部であるロワーハットは、首都からバスや自動車で約20分という立地なため、ウェリントンに職場や学校がある人が多く住んでいます。

日本人留学生を受け入れている高校があり、親子留学には最適な街と言えるでしょう。

また、ロワーハットは一番古いヨーロッパ人の入植地であることから、移民の歴史が長い都市でもあり、ニュージランドの歴史を学びたい人にもオススメの留学先です。

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