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留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。
基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
ここでは、日本から直行便で約5時間、近年注目されている留学先「マニラ」をご紹介します。
マニラの魅力/特徴
フィリピン共和国の首都マニラは、「学費・生活費が安い」「東南アジアの中でもトップクラスの経済成長を遂げているためビジネスチャンスが多い」という理由から、近年大学生や社会人を中心に人気急上昇の留学先です。
ショッピングセンターやコンビニが充実し日本の食材や日用品も入手しやすいため、エリアによっては日本とほとんど変わらない生活を送ることができます。
日本人留学生が増加傾向にありますが、語学学校の授業はマンツーマンシステムが多いため、集中して英語を勉強した人には理想的な環境と言えます。
日本・マニラ間は多くの直行便が運航され、フライトは平均5時間、時差が1時間と非常にアクセスしやすい都市です。
マニラの基礎情報
面積
42,88 km²
人口
約180万人
宗教
キリスト教カトリック(83%)、その他キリスト教(10%)、イスラム教(5%)、その他2%
物価
(1フィリピン・ペソ=2,27円、2021年5月のレート)
カジュアルレストラン:200フィリピン・ペソ前後
ビッグマック・セット:150フィリピン・ペソ
ミネラルウォーター1.5L:38.29フィリピン・ペソ前後
じゃがいも1kg:107.56フィリピン・ペソ前後
日本との時差
日本とマニラの時差は-1時間です。サマータイムは実施していません。
時差がほとんどないため、飛行機での移動も時差ボケを感じることは無いでしょう。
また、日本の家族や友達に連絡しやすい言う利点もあります。
マニラの気候
高温・多湿で熱帯気候のマニラは、年間を通じて大変暖かく、気温差がほとんどありません。
紫外線が強いため、日焼け止めクリーム、サングラス・帽子を常備しましょう。
室内は冷房が強いことが多く肌寒く感じるため、薄手のカーディガンや上着を用意しておくと大変便利です。
6月は雨季に入り、一日1、2回スコールが降ります。そのため、折り畳み傘は必需品です。
マニラの文化
歴史が複雑に絡み合うマニラでは、キリスト教のお祭りを中心に一年を通して色々なイベントが目白押しです。
ここでは、代表的なものを三つ見てみましょう。
1月 ブラック・ナザレ
国内最大のカトリック行事のひとつである「ブラック・ナザレ」は、1606年にスペイン人によるキリスト教布教を後押しするためにメキシコから送られてきた「キリスト像」を讃えるためのパレードです。
キリスト像を運ぶ船が火事になってしまった事で真っ黒になってしまったと言い伝えられています。
この黒いキリスト像を触ると「奇跡が起こる」と言われているため、パレードには全国各地からたくさんの人が集まり、毎年大変混雑します。
6月12日 フィリピン独立記念日
1898年6月12日フィリピンのスペインからの独立宣言後、統治権売却に伴いアメリカの植民地時代が始まりました。
その際、全ての教育が英語で行われるようになったため、現在、フィリピン人が英語を話すようになりました。
その40年後、第二次世界大戦により一時期日本の植民地になりましたが、終戦後に日本軍からの解放、そして1946年7月4日にアメリカからも正式に独立することができました。
戦後しばらくは7月4日を、1964年からは6月12日を「独立記念日」制定します。
現在では毎年大々的なセレモニーがマニラで行われ、この日は語学学校を含む教育機関がお休みになります。
12月 クリスマス
人口の90%以上がキリスト教徒のフィリピン人にとって、一年で一番大切な日「クリスマス」。
12月には街の至る所でクリスマスにちなんだコンサート、花火などのイベントが盛りだくさんです。
また、各ショッピングモールや高級ホテルには豪華なクリスマスツリーが飾られ、クリスマスムードを一気に盛り上げてくれます。
マニラの有名スポット
東南アジアの中でもトップクラスの観光地であるマニラには、とにかく見所が盛りだくさんです。
留学中に訪ねておきたい有名スポットを見ていきましょう。
イントラムロス
16世紀のスペインの統治時代に建てられた「イントラムロス」は、城郭都市としてマニラ市内で最も古いエリアです。
全長4.5kmの外壁に囲まれたイントラムロスで、観光客を乗せる馬車を見ていると、まるで当時にタイムスリップした気分になるでしょう。
サン・アンドレス・マーケット
所狭しとスタンドが軒を連ねる「サン・アンドレス・マーケット」には、山盛りになった南国フルーツ意外にも、食料品や調味料、日常品を扱うお店もあり、買い出しには大変便利な市場です。
地元の人が行く市場より値段が高めになっていますが、日本の物価から見れば断然に安く観光客も多いため、アクセスしやすいのが特徴です。
留学中は、日本では味わうことのできないフルーツの数々に是非挑戦してみてください。
オーシャンパーク
マニラ湾に面する水族館「オーシャンパーク」は、フィリピン初の海のテーマパークです。
テーマ毎に別れた水槽の中には、いろいろな海の動物たちが思いのままに生きている姿を見ることができます。
そのほかにも、アシカショーや潜水体験、変わった所ではサメやエイを触ることができるアトラクションなど、他の水族館にはないユニークな企画もたくさんあります。
ホテル、レストラン、スパも併設されているので、家族や友達と一緒に一日中楽しむことができます。
まとめ
留学先の情報を知ることはとても大切です。
フィリピン共和国の首都マニラは、学費や生活費が安い上に、近年ビジネスチャンスが多いため、注目の留学先になっています。
語学学校の授業はマンツーマンシステムがメインであることから短期語学留学でも成果を得やすく、就活を控えた大学生や長期の休みが取りにくい社会人、またキャリアアップを目的とした転職を希望する人に人気です。
日本・マニラ間は多くの直行便が運航され、時差が1時間ということから、初めて留学する人に挑戦しやすい都市といえるでしょう。