目次
留学をするには、事前の準備と多くの手続きを行わなければなりません。
ここでは留学を実現させるために必要な、基本的な準備や手続きを紹介します。
留学で必ず必要な準備や手続き
留学を実現させるために必要な準備や手続きは、みなさんが思う以上にたくさんあります。
まずは、準備の種類を把握しましょう。
留学準備には「必ず必要な準備」と「やっておいた方が良い準備」がある
留学準備には大きく分けて「必ず必要な準備」と「やっておいた方が良い準備」の2種類があります。
「必ず必要な準備」とは、ビザの申請や航空券の手配など渡航に必ず必要な準備や手続きのことです。
「留学前に準備しておいた方が良い準備」とは、有意義な留学生活を送るために渡航前に行う準備のことです。
いずれも有意義な留学生活を送るためにはとても大切な準備となります。
留学で必ず必要な準備とは?
ここでは「留学に必ず必要な準備」の内容を具体的に見ていきましょう。
ビザの取得
海外へ渡航するためにはほとんどの国で「ビザ」の取得が必要です。
ビザの種類は国や滞在目的によって細かく分かれています。
ここでは主な留学で取得するビザのご紹介などをしていきます。
ビザとは?
「査証(さしょう)」とも言われるビザは、各国の在日大使館や在日領事館が発行する「入国許可証」の事です。
ビザを申請した人の必要書類や渡航歴、身元などを審査し、受け入れ国にとって問題が無い場合に「入国許可証」つまり「ビザ」が発行されます。
審査基準は、渡航先の法律に準じています。
ビザの種類
観光ビザ
観光目的で滞在するために取得するビザを「観光ビザ」と言います。
日本のパスポートはビザ免除協定により、規定期間内であればビザ無しで観光できる国が多数あります。
また同時に短期の留学もビザ無しで可能ですが、国によって就学の条件が決まっている場合があるので、事前に確認してみましょう。
一部の国では短期の滞在であっても観光ビザの取得が必要になります。
学生ビザ
就学を目的に滞在する場合に取得しなければならないビザが「学生ビザ」です。
ビザ免除国であってもビザ免除期間を超える場合は、学生ビザを申請しなければなりません。
国によっては政府認定の語学学校に入らなければ、学生ビザは取得できない場合があります。
そのため、学校選びは慎重に行いましょう。
また、学生ビザでもアルバイトが可能な国もあります。
ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザは、18歳から30歳(国によっては25歳)までの若者を対象とした、ワーキングホリデー制度を利用して滞在するために必要なビザです。
国によって就学期間や取得方法、渡航可能期間などが異なってきます。
また、全ての国でワーキングホリデービザの取得ができるわけではありません。
航空券の取得
短期滞在であっても長期滞在であっても、基本的に往復の航空券を購入しましょう。
国によっては長期滞在可能なビザを持っていても、往復の航空券を所持していなければ入国を拒否をされてしまう事もあります。
航空券には主に3種類あり、渡航前に帰国日を決めて購入する「フィックスチケット」、渡航後に帰国日を決めることができる「オープンチケット」、そして渡航前に帰国日を決めた後に渡航先で日程を変更できる「フィックス・オープンチケット」 があります。
保険の手続き
留学中の怪我や病気の治療費、また宿泊先で物を壊してしまった場合や他人に怪我を負わせてしまった場合などに発生する損害賠償に備え、留学保険やワーキングホリデー保険には必ず加入しましょう。
また学生ビザが必要ない短期留学でも留学保険と海外旅行保険の内容を比べて、自分滞在方法に合った保険に加入しましょう。
その他留学プランによっては日本でお手続きが必要となるもの
留学の目的はやプランは人それぞれです。
プランによって異なる「留学に必ず必要な準備」をご紹介していきます。
学校の入学手続き
学生ビザを申請される際に必ず必要になるのが、学校の入学手続きです。
国によっては政府が指定した学校でしか学生ビザの発行がされない場合がありますので、学校選びは慎重に行いましょう。
また学校によっては申し込み期間や入学日が決まっている場合もありますので、事前に確認する必要があります。
当然ながら申し込み用紙は基本的に現地の言葉で書いてあります。
内容をきっちり理解した上で入学申込書に記載しましょう。
滞在先の手配
留学での滞在方法は主にホームステイ、シェアハウス、学生寮の3つです。
ほとんどの留学生が渡航前に1ヶ月以上はホームステイや学生寮などの予約を行い渡航します。
こちらはご自身で手配をすることも可能ですが、一般的に留学エージェントにお手続きを任せする場合が多いです。
留学カウンセラーとしっかりと相談して留学前に滞在方法を決め、お手続きを済ませてから渡航をしていきましょう。
空港送迎
飛行機での長旅の後に、自力で宿泊先に向かうことは簡単ではありません。
特に慣れない土地に行かれる場合は、空港送迎サービスのご利用をお勧めします。
学校で空港送迎の手配を行っているところもあるので、申し込む前にきちんと調べてみましょう。
渡航のどのくらい前から準備を始めれば良いの?
各手続きに必要な準備期間の目安は以下の通りです。
ただし渡航先の情勢や夏休みなどのハイシーズン時には、さらに時間がかかる事があります。
渡航の準備は早めに行いましょう。
ビザ
ビザの種類によって準備期間は大変異なりますので、事前に調べておく事が大切です。
観光ビザ
現時点でビザ免除協定国であっても、国交情勢によりビザが必要になる場合もあります。
基本的には申請から営業日5日から10日で観光ビザを取得することができます。
中には1ヶ月くらいかかる国もあるので、渡航先を選んだら遅くとも2ヶ月前には観光ビザ申請の有無を確認しましょう。
学生ビザ
必要書類審査に加え、面談や試験を受けなければならない国もあります。
そのため学生ビザの取得までに1ヶ月〜3ヶ月ほど見ておいたほうがよいでしょう。
余裕を持って3~4ヶ月前から申請をすることをおすすめします。
遅くても2ヶ月前から準備をしていきましょう。
ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザ取得までに1~3ヶ月程度かかります。
また、ビザ申請の前に抽選などを行う国もありますので1年〜半年前からビザの取得を頭において留学計画を立てるようにしましょう。
航空券の取得
学校の入学手続きが完了しビザの取得ができたら航空券の取得をしていきましょう。
航空券は早めに取れば費用を抑えることができるのでなるべく早めの取得をおすすめします。
また、夏休みなどのハイシーズンの場合はチケットが取りにくく値段が上がるので、早めに渡航日の設定をし、留学計画をたててチケットの取得をしていきましょう。
保険の手続き
保険会社によっては、出発の3ヶ月前にならなければ加入できない所もあります。
目安としては、渡航の1ヵ月前くらいに保険に加入しておきましょう。
場合によってはビザ申請時に保険の加入を義務付けているケースもあるので、希望するビザの申請条件にきちんと目を通しておきましょう。
学校の入学手続き
ビザのいらないであれば短期留学渡航予定の2、3ヶ月前に入学手続きをすることをおすすめします。
長期留学の場合は学生ビザの申請もあるので、余裕を持って3~4ヶ月前には入学手続きをすることをおすすめします。
遅くても2ヶ月前には手続きを済ませておきましょう。
滞在先の手配
こちらは学校の入学手続きと同じタイミングで手配を行いましょう。
夏休みなど留学生が多い時期は、ホームステイやアパートが一杯になってしまう場合があるので、早めに滞在先の手配をしていきましょう。
空港送迎
語学学校によっては、空港送迎の手配をしてくれるサービスもあります。
入学の申し込みをする際に、同時に手配してもらいましょう。
また、個人で手配する場合はハイシーズンであれば到着日の1ヶ月前、オフシーズンでも2週間前には行いましょう。
留学エージェントにサポートしてもらおう
以上のように、留学の準備や手続きはたくさんあります。
個人での手配も可能ですが、書類が足りなかったり送金ミスなどにより、ビザ申請時や現地でトラブルになるケースもあります。
特に初めての方や一人で準備をするのが不安な方は、事前に留学エージェントに頼んで手続きを行うことをお勧めします。
また、留学エージェントを利用することで手続きの手間が省け、「やっておいた方が良い留学準備」に多くの時間を使うことができます。
留学エージェントをうまく利用し、充実した留学生活を送れるように準備をしていきましょう。
まとめ
留学を実現させるには、事前の準備と多くの手続きが必要です。
そのため「必ず必要な準備」と「やっておいた方が良い準備」をきちんと把握しましょう。
ほとんどの留学生が1年前から遅くても半年前には留学準備を始めます。
「必ず必要な準備」は留学エージェントを利用すれば3〜4ヶ月程度で完了することができますが、「やっておいた方が良い準備」は早くやればやるほど留学の充実度が違ってきます。
留学準備はできるだけ早めに、余裕を持って行うようにしましょう。
また、初めて留学される方や一人で準備をするのが不安な方は、事前に留学エージェントに頼んで手続きを行うことをお勧めします。