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「ワーホリに行きたいけど、どの国がいいかわからない…」「ワーホリにおすすめの国を知りたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。ワーホリできる国は20ヵ国以上あるため、いざ1つに絞るとなると迷ってしまいますよね。
そこでこの記事ではワーホリに行く国の選び方や、ワーホリにおすすめの国とその特徴を解説します。ワーホリの国選びで失敗したくない方は、最後まで読んで参考にしてください。
まずはワーホリ協定国を把握しよう
ワーホリは世界中どこでもできるわけではなく、日本との協定を結んでいる国のなかから選ぶ必要があります。日本国籍をお持ちの方がワーホリできる国は、2022年時点で以下の26ヵ国です。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポルトガル、ポーランド、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チリ、アイスランド、チェコ、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ |
アジア、オセアニア、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパと、幅広い地域のなかからワーホリに行く国を選べます。なお、2022年時点で上記の国のほかイタリア、フィンランド、ラトビアなどがワーホリ協定国として追加される予定だと外務省より発表がありました。
ワーホリ協定国は変更になる場合があるので、外務省のホームページをご確認ください。
ワーホリに行く国の選び方3選
ワーホリ協定国には魅力的な国が多いので、そう簡単に行き先を決められないかもしれません。そこでここでは、ワーホリに行く国の選び方を3つ解説します。
ワーホリの目的や目標から選ぶ
ワーホリは就学・就労・観光など、自由に滞在期間を活用できるのが特徴です。ただし国によって滞在可能期間、就学可能期間、就労可能期間が異なるため、ワーホリの目的や目標を実現できる国を選ぶと失敗しにくいでしょう。
例えば、できるだけ長く海外に滞在したいと考えているのなら、滞在可能期間が長い国や滞在延長ができる国がおすすめです。語学力をしっかり向上させてから就労を考えているのなら、就学可能期間が長めに設定されている国を選ぶとよいでしょう。
まずは「海外にどのくらいの期間滞在したいのか?」「勉強や仕事にどのくらい取り組みたいのか?」を自問自答して、ワーホリの目的や目標を明確にすることが大切です。
ビザの取得しやすさで選ぶ
各国が発行するワーキングホリデービザを取得しないと、ワーホリに行くことができません。渡航日までにビザを取得できるかが重要のため、ビザの取得しやすさで国を選ぶのも一つの手段です。
ワーキングホリデービザの申請には、基本的に18歳〜30歳の年齢制限が設けられており、対象年齢でなければそもそも申請ができません。上記の年齢よりも低い年齢制限を設けている国もあります。
また、ワーホリ人気国の多くはビザの発給人数に定員を設けていたり、抽選方式を導入していたりします。そのため、申請の対象年齢であったとしてもビザを取得できないことも。
一方、ビザの発給人数や募集期間などに制限を設けてない国も存在するため、早い段階でワーホリ行きを確定したい場合はビザの申請条件や取得難易度が低めの国を選ぶとよいでしょう。
予算や稼ぎやすさで選ぶ
物価の違いから、同じワーホリをする場合でも滞在する国により必要になる予算は大きく異なります。「できるだけ費用は抑えたい」と思っている場合は、物価が安い国を選び、渡航費や生活費などを節約するのが効果的です。
また、各国が定める最低賃金と稼ぎやすさは比例します。「ワーホリでしっかり稼ぎたい」と思っている方は給料水準が高い国を選び、十分な稼ぎを生み出しつつ出費を抑えるのがおすすめです。収支のバランスが取れれば、効率良く貯金を増やすことにもつながります。
ワーホリ協定国の最低賃金の目安やワーホリで稼げるおすすめの国については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ワーホリにおすすめの国5選
ここまで、ワーホリに行ける国や国の選び方を解説してきましたが、ここからは具体的にワーホリにおすすめの国を5つ紹介します。
ワーホリにおすすめの国①|オーストラリア
【基本情報】 | |
公用語: | 英語 |
ビザの年間発給枠: | 制限なし |
年齢制限: | 申請時18歳〜30歳 |
滞在可能期間: | 最長1年 (※条件により+3ヶ月延長可能) |
就学・就労の条件: | 就学 4ヵ月まで 就労 同一雇用主のもとで6ヵ月以内 |
最低賃金の目安: | 約21.38オーストラリアドル(約1,984円) |
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
【オーストラリアのおすすめポイント】
オーストラリアのおすすめポイントは、なんといっても滞在期間の長さです。通常の滞在期間は1年ですが、条件を満たすことで最長3年滞在できる場合があります。できるだけ長く滞在したい方にとって、オーストラリアは絶好の国です。オーストラリアはワーホリ人気国であるものの、ビザの発給枠に制限がないため比較的ワーキングホリデービザを取得しやすい国だといえます。さらにオーストラリアの最低賃金は世界トップクラスのため、しっかり稼いで貯金にまわしたい方にもおすすめの国です。
ワーホリにおすすめの国②|ニュージーランド
【基本情報】 | |
公用語: | 英語 |
ビザの年間発給枠: | 制限なし |
年齢制限: | 申請時18歳〜30歳 |
滞在可能期間: | 最長1年 (※条件により+3ヶ月延長可能) |
就学・就労の条件: | 就学 6ヵ月まで 就労 ビザ有効期間内なら制限なし |
最低賃金の目安: | 約21.20ニュージーランドドル(約1,776円) |
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
【ニュージーランドのおすすめポイント】
ビザの発給枠に制限がないニュージーランドも、ビザを取得しやすい国の一つです。ニュージーランドのワーホリの滞在期間は通常1年ですが、条件を満たせばプラス3ヵ月まで延長できます。オーストラリアに次いで最低賃金が高い国でもあり、それなりの稼ぎを期待できるでしょう。同一雇用主のもとで働ける期間に制限がないため、安定して継続的に稼げる点はメリットだといえます。さらに、ニュージーランドは自然豊かな国なので、落ち着いた環境で生活したい方にもおすすめしたい国です。
ワーホリにおすすめの国③|カナダ
【基本情報】 | |
公用語: | 英語・フランス語 |
ビザの年間発給枠: | 6,500 |
年齢制限: | 申請時18歳〜30歳 |
滞在可能期間: | 最長1年 |
就学・就労の条件: | 就学 6ヵ月まで 就労 ビザ有効期間内なら制限なし |
最低賃金の目安: | 約13.00〜16.00カナダドル(約1,274円〜1,568円) |
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
【カナダのおすすめポイント】
カナダにはワーホリ向けの仕事が多く、比較的仕事を見つけやすい国です。地域ごとに最低賃金は異なるものの、バンクーバーやトロントなど主要な都市ではそれなりの稼ぎを期待できるでしょう。カナダのワーホリの滞在期間は最長で1年間ですが、同一雇用主のもとで継続して働けるため、集中して稼ぎたい方におすすめしたい国の一つです。また、英語とフランス語が公用語のカナダでは、2言語を同時に習得できるのも魅力だといえます。語学にもしっかり取り組みたい方におすすめの国です。
ワーホリにおすすめの国④|イギリス
【基本情報】 | |
公用語: | 英語 |
ビザの年間発給枠: | 1,500 |
年齢制限: | 申請時18歳〜30歳 |
滞在可能期間: | 最長2年 |
就学・就労の条件: | 就学 ビザ有効期間内なら制限なし 就労 ビザ有効期間内なら制限なし |
最低賃金の目安: | 約9.50ポンド(約1,527円) |
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
【イギリスのおすすめポイント】
イギリスは最長2年間と比較的長く滞在でき、就学や就労の期間に制限なく自由に滞在期間を活用できるのが魅力です。そのため、語学学校に通って本場の英語をしっかり身につけてから、現地のお店や企業で働けます。また、ヨーロッパ諸国のなかでも給料水準が高い国でもあります。なお、イギリスはビザの発給枠を制限しているうえに、抽選式を導入しているため、ビザ取得の難易度が高い点には注意が必要です。イギリスへのワーホリを希望する場合は、随時最新情報を確認しましょう。
ワーホリにおすすめの国⑤|アイルランド
【基本情報】 | |
公用語: | 英語・ゲール語 |
ビザの年間発給枠: | 800 |
年齢制限: | 申請時18歳〜30歳 |
滞在可能期間: | 最長1年 |
就学・就労の条件: | 就学 ビザ有効期間内なら制限なし 就労 週39時間まで |
最低賃金の目安: | 約10.50ユーロ(約1,487円)※年齢によって異なる |
※上記の最低賃金は目安の金額です。
※上記の最低賃金は所得税などの差し引き前の時給です。
※円計算は、2022年12月時点のレートです。
※地域や仕事内容、従業員の経験やスキルなどによって賃金は異なります。
※ワーキングホリデーの制度は法改正される場合があるので、最新情報をご確認ください。
【アイルランドのおすすめポイント】
アイルランドは他の人気ワーホリ協定国と比べると、日本人の留学生が少なくヨーロッパ圏からの留学生が多いのが特徴です。現地では日本語から離れた環境で生活ができるうえに、就学の期間の制限が設けられていないため、集中して語学力を高められます。さらに、EU加盟国であるアイルランドは隣国のヨーロッパ各国へ気軽に旅行しやすいのもメリットです。アイルランドは、就学や旅行に滞在期間をあてたい方におすすめの国です。
英語圏以外でワーホリにおすすめの国
ここまでは英語圏を中心にワーホリにおすすめの国を紹介してきましたが、「もっと選択肢を広げたい」「英語圏以外の国にも行ってみたい」と思っている方もいることでしょう。
ここでは、英語圏以外でワーホリにおすすめの国を紹介します。
ワーホリにおすすめのヨーロッパ諸国
ヨーロッパ圏にはイギリスやアイルランド以外にも、ワーホリできる国がたくさんあります。
フランス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、チェコ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ(※他にも追加の予定あり) |
観光地としても人気が高い、ドイツ、フランス、スペインなどもワーホリ協定国に含まれています。英語圏の国に比べると日本人が少ない傾向にあるので、日本語が使えない環境でワーホリに挑戦したい方におすすめです。
ワーホリにおすすめのアジア諸国
アジア圏でワーホリできる国は、現時点で韓国、台湾、香港の3ヵ国です。
日本からの距離が近く時差も少ないので、海外が初めての方でも行きやすいでしょう。食事や生活習慣など日本と似ている部分もあるので、現地での生活に適用しやすい点も魅力です。
まとめ
この記事ではワーホリに行く国の選び方や、ワーホリにおすすめの国とその特徴について解説しました。
ワーホリ協定国は現時点で20ヵ国以上あり、今後も増える可能性があります。ワーホリの行き先に迷っている場合まずはワーホリの目的や目標を明確にし、それらを実現できる国を選ぶことが大切です。ビザの取得しやすさや予算・稼ぎやすさで国を選ぶのもよいでしょう。この記事で紹介したワーホリにおすすめの国を参考に、自分に合った国を選んでみてください。
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