近年、転職をする人は珍しくありません。
一方、「転職しなければよかった」と後悔する人も増えています。
この記事では、人生の大きな転機となる「転職」を成功させるための考え方や、そのポイントを解説しています。
初めて転職をする方だけでなく、再転職を目指す方にもおすすめの内容です!
そもそも転職とは?
そもそも転職とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか?
改めて確認してみましょう。
転職の定義
一言で言えば「1つの職から他の職に代わる」ことを指します。
つまり現在勤めている会社と同業の他社へ移ることだけでなく、全く異なる職種へ移るキャリアチェンジなども転職にあたります。
就職と転職で求められるもの違い
一般的に「就職」は、学生が社会人として企業に勤めることを指すことが多いでしょう。
そのため、経験やスキルのない新人社員に対し企業側が求めるものは、なんと言っても順応性・可能性・行動力です。
一方「転職」は、職務経験がある社会人を対象にしているので、必然的に経験値やスキルを求められます。
つまり転職はある程度の実績が必要となるため、就職よりも若干ハードルが高いと言えるでしょう。
再就職との違い
「再就職」は、結婚、出産など何らかの理由でいったん企業を退職し、ある程度の期間を置いてから再び就職することを指します。
「1つの職から他の職に代わる」という点では転職と基本的に変わりませんが、「再就職=仕事のブランク」があるとみなされるため、転職よりさらに難しくなります。
成功する転職の考え方
みなさんは転職に対してどのようなイメージがありますか?
近年、転職者が増えているとはいえ、まだまだ抵抗がある人も多いでしょう。
ここでは転職を考えている方のために、成功する考え方のポイントを紹介します。
ポイント1:企業側の目線を理解する
まずは、面接時に投げかけられる採用担当者からの質問内容を把握しておきましょう。
企業側が転職者に何を求めているか理解できるようになります。
なぜ転職したいのか?
企業側がまず知りたいのは「なぜ安定している正社員を辞めてまで、今の職を変えたいのか」ということです。
この質問には「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」という企業側の不安も隠されています。
なぜこの企業(業界、職種)を選んだのか?
キャリアチェンジの場合は「以前からこの企業(業界、職種)に興味がありました!」など、回答は比較的簡単です。
しかし、同じ業界・職種でありながら別の企業へ転職する場合、前職で何があったのかが重要視されてしまいます。
企業で何をやりたいのか
入社後に、「これまでつちかった経験やスキルで企業に何をもたらしてくれるのか」「5年後、10年後にはどのような結果を出していたいのか」など、転職者の計画性やモチベーションを知るために投げかけられる質問です。
ポイント2:ネガティブな理由をポジティブに変える
厚生労働省が令和元年上半期に行った雇用動向調査(参考資料:転職入職者が前職を辞めた理由 │厚生労働省)によると、転職理由は「職場の人間関係」「労働条件の悪さ」などがトップに上がっています。
たとえネガティブな理由で転職を希望する場合であっても、転職先に考える企業にはポジティブに将来を考えて転職活動をしていることを伝えることが大切です。
例えば、「残業が多くて給料が少ないから前職を辞めた」ことが理由であっても、「〇〇という目的を果たすために/将来〇〇したいという思いが強くなったことから、転職を決意しました」のように、前向きな気持ちで転職したいという点をアピールすることで、面接時やモチベーションレターで採用担当者に好印象を与えることができるのです。
ポイント3:できることに目を向ける
転職活動時に陥りやすいのが「スキルが足りない」「経験が足りない」「資格がない」などできないことにフォーカスし、必要以上に不安やストレスを感じてしまうことです。
転職を考えたときに、まず「自分には何ができるか」というところに目を向けてみましょう。
例えば「時間を守る」「コミュニケーション力がある」など、自分の持っているものに目を向けてみてください。
自分では大したことはないと思うことでも、他の人から見ると立派な長所になり得ます。
スキル・経験・資格は後からいくらでも得ることができます。
まずは、自分の持っているものを把握し、それをいかせる企業・業界・職種へと方向性を決めていくのも一つの方法です。
ポイント4:早めに転職活動を始める
転職活動とは資格を取ったり、転職経験者に相談したりと将来の転職を見込んで準備することです。
転職活動を始めたからといって、今すぐ会社を退職する、絶対転職しなければいけない、というわけではありません。
転職活動を早めにすることで、「本当に転職するのか、しないのか」余裕を持って選択するメリットがあります。
ポイント5:現職でできることをしっかりやる
どんな企業・業界・職種であっても、必ず次のステップに上がるために必要な経験となります。
今の仕事をきちんとこなすことこそが、経験・スキルとつながっていきます。
そのため、転職先が決まるまでの間、今の職場できることをしっかりやっておきましょう。
ポイント6:転職エージェントに相談する
一人ではやっぱり不安、周りに転職した人がいない、相談できる相手がいない、という方は、転職エージェントに登録してみましょう。
無料のエージェントも多く、とりあえず話が聞いてみたい、という方にもおすすめです。
状況の分析、求人紹介や履歴書・モチベーションレターなどの書類添削、面接対策、そして入社手続きにいたるまで、転職のノウハウを知り尽くした専門担当者がサポートを行なっています。
成功する転職の準備
「未経験者採用!」という求人もありますが、転職の選択肢を広げるために欠かせないのが、資格、経験、スキルです。
ここでは、転職活動の一環として、人気の資格とスキルを得るための海外留学方法を紹介します。
人気の資格TOP5
希望の職種に就くために、そして就職・転職・キャリアアップに有利になるために人気がある資格は以下の通りです(参考サイト:日本の資格・検定)。
- 日商簿記検定(簿記):基本的なお金の知識を測る資格で、あらゆる場面でいかすことができるため、一般教養としても学生・社会人に人気です
- TOEICリスニング&リーディングテスト(TOEIC L&S):英語力のある人材が求められている現在、就職・転職・キャリアアップに有利になるとして多くの学生や社会人が受験している資格です
- 宅地建物取引士 (宅建):人気の高い国家資格で、就職・転職の他に将来独立開業を目指す人にも支持されています
- ファイナンシャルプランナー(FP):節約、税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、相続など、顧客のお金に関する悩みを扱うFPは、未経験であっても就職しやすいことから、再就職を目指す主婦層にも人気です
- 実用英語技能検定(英検):大学入試の際に学科試験免除の優遇が受けられるため、小・中・高生にも人気がある資格です。日常生活、そしてビジネスシーンにおいても活かせる英語を学べることから、就職活動にも十分に役立ちます
スキルを得るためのおすすめ留学
以上のTOP5の中に英語資格が2つ入っています。
外国企業の日本進出だけでなく、国内から海外進出を目指す企業、そして外国人の積極的な雇用など、グローバル化が著しい日本において、英語力のスキルとともに海外生活の経験の必要性が重要視されつつある証拠と言えるでしょう。
他の候補者に差をつけたいという方は、資格、経験、スキルを同時に得ることができるCo-op留学がおすすめです。
社会人が注目するCo-op留学
Co-op留学とは、資格を取得後、就労経験を積み、スキルを得た後に就職、転職、再就職することを目的とした、カナダだけの特別プログラムです。
参加に年齢制限がないことから、キャリアアップ・キャリアチェンジを目指す社会人も多く参加しています。
Co-op留学の特徴
他にはないCo-op留学の特徴は、なんといっても学習期間と就労期間(有給インターン)がカリキュラムに組み込まれていることです。
例えば、3カ月間専門分野を学んだ後、3カ月間現地企業で給与を得ながら研修する、といった留学内容になっています。
特にカナダでの就労は、世界で通用する「職歴」になることから、日本、韓国などのアジア諸国や南米、アラブ諸国など英語圏以外の国からたくさんの参加者が集まっています。
専門分野と資格
未経験からでも学ぶことができるCo-op留学の専門分野は、国際ビジネス、ホスピタリティ、IT、医療アシスタント、メイクアップ、カスタマーサービス、マーケティング(営業)など多岐に渡っています。
資格に関しても、各専門分野の資格の他に、サーティフィケイト(Certificate)やディプロマ(Diploma)といった、カナダ政府公認のプログラムを修了した証明書も同時に取得できます。
Co-op留学の関連記事も合わせてご覧ください。
転職までの流れ
以上を踏まえて、実際に転職が成功するまでの流れをシミュレーションしてみましょう。
6カ月から1年前:転職活動準備
自己分析、転職情報、目指す企業・業界・職種を定め、そのために必要な資格、経験、スキルを把握する、など転職活動の準備を開始しましょう。
転職エージェントを利用したい方は、もう少し前から登録しておいてもいいでしょう。
転職を成功させるまでには多少の時間がかかります。
資格を取ることを考えると、理想は1年前から、遅くても6カ月前から準備を始めるようにしましょう。
4カ月前:必要書類の作成
エントリーシート、履歴書、モチベーションレターなど、転職で必要になる書類を早めに用意しておきましょう。
特に大切なのは、第三者に見てもらうこと。
書類審査を通らなければ、面接など次のステップに進むことは不可能です。
そのため、
- 自分の経歴はつじつまが合っているか
- 書いてある内容はわかりやすいか
- 不足している情報はないか
など自分よがりにならないために、一度誰かに見せ、必要に応じて修正することが必要です。
3カ月:実際に応募する
ここまでの準備が整ったら、希望する年収、勤務条件、通勤時間など考慮しながら求人に探し、実際に応募していきましょう。
ここからは根気の勝負です。
不採用通知にめげることなく、興味のある企業へ積極的にコンタクトを取り続けてください。
3カ月:面接の準備をする
実際に企業へ応募しながら、面接の準備も同時にしていきます。
質問を予測し、その答えを用意しておくことで、実際の面接時に慌てずに済みます。
また、話し方、社会人としての身だしなみ、立ち振る舞いといった、面接の基本マナーもしっかり身につけておきましょう。
転職活動準備から内定までの期間
実際に求人へ応募してから内定が決まるまで、平均3カ月かかると言われています。
この期間は、身体的にも精神的にもかなりハードになります。
そのため、実際に応募する前に、必要書類の用意までをきちんと終わらせておくことで、必要のないストレスを減らすことができます。
まとめ:成功する転職の考え方とそのポイント
転職者が増えている昨今、同時に転職をして後悔する人も増えています。
この記事では、転職を考えるみなさんに成功していただくため、考え方やそのポイントなどを解説してきました。
まとめの一覧は以下の通りです。
- そもそも転職とは?:転職の定義、就職と転職で求められるもの違い、再就職との違い
- 成功する転職の考え方:ポイント1-企業側の目線を理解する(なぜ転職したいのか?、なぜこの企業(業界、職種)を選んだのか?、企業で何をやりたいのか)、ポイント2-ネガティブな理由をポジティブに変える、ポイント3-できることに目を向ける、ポイント4-早めに転職活動を始める、ポイント5-現職でできることをしっかりやる、ポイント6-転職エージェントに相談する
- 成功する転職の準備:人気の資格TOP5、スキルを得るためのおすすめ留学(社会人が注目するCo-op留学、Co-op留学の特徴)
- 転職までの流れ:6カ月から1年前-転職活動準備、4カ月前-必要書類の作成、3カ月-実際に応募する、3カ月-面接の準備をする、転職活動準備から内定までの期間
この記事がみなさんの参考になったらうれしいです!
英語のスキルはもちろん、学位や海外就労経験も得られるカナダの特別プログラムCo-op留学。
もっと詳しく知りたい!という方のために、留学エージェント「ぼくらの留学」では、オンライン上で無料での説明会を開催しています。
ご予約の受付は、ぼくらの留学「公式 LINE @」から24時間行っています!
参加されていた方の体験談や現地からの新着情報は、こちらからご覧いただけます。
その他の留学に関しましても、経験豊富なカウンセラーが無料カウンセリングを行っています!
お気軽にご相談ください。