目次
留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。
基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
トロントの魅力/特徴
カナダ国内最大の都市にして、オンタリオ州の州都。
カナダ東部の空の玄関口であり、世界三大瀑布のひとつ「ナイアガラ滝」の拠点として知られています。
カナダ国内の中でも比較的多くの移民が暮らす都市として、ダウンタウン中心部にはイタリア人街「リトルイタリー」や中国人街「チャイナタウン」など各国の習慣や文化を体験することができます。
トロントの基礎情報
面積
約5,903.63平方キロメートル
人口
約630万人(2018年7月:City of Toronto調査)
宗教
主にキリスト教(国民の約3分の2以上がキリスト教徒)
物価
スターバックコーヒー(トールサイズ)が約180円(≒$2.00) ※2021年1月時点
日本との時差
-14時間
3月第二日曜日~11月第一日曜日はサマータイムが実施され、1時間進める
国土の広いカナダではエリアによって時差が異なります。
また、サマータイム実施の前後日は時計の調整を忘れないよう注意が必要です。
トロントの気候
四季があるトロントは年間を通して温暖な気候ですが、夏場(6~9月)はオンタリオ湖から湿った空気が流れ込む影響で蒸し暑く感じます。
近年は温暖化の影響もあり、30℃前後の真夏日の観測も目立ちますが、35℃を超える猛暑日は稀です。
10月後半より徐々に冬の気配が漂い、寒くなります。
特に、12~2月は1年の中で最も冷え込む時期で氷点下10℃付近まで下がり一層に寒さが厳しくなりますので、厚手のコートなど防寒対策が必要です。
トロントのエンターテイメント
カナダ最大の都市「トロント」では芸術活動や多くのスポーツが盛んに行われていることで有名です。
トロントの魅力あるエンターテイメントをご紹介します。
ミュージカル、オペラなどのイベント行事が活発
国内最大の都市「トロント」には、ミュージカルやオペラなどが催される劇場が多くあることで有名です。
ミュージカルが頻繁に催される「ロイヤル・アレクサンドラ劇場」や「プリンセス・オブ・ウェールズ劇場」の一帯は、「トロントのブロードウェイ」と呼ばれるほど活気があります。
また、ユニオン駅周辺にある「フォー・シーズンズ・センター」では、国内有数のカナダ国立バレエ団(1951年設立)とカナディアン・オペラ・カンパニー(1966年設立)が本拠地として活動しています。
熱気ある国民のスポーツ愛
カナダ国内では主にスキーやスケートなどウインタースポーツが盛んに行われている印象が強いですが、国民が最も夢中になるのは北米4大プロスポーツ「NHL(アイスホッケー)」、「MLB(ベースボール)」、「NBA(バスケットボール)」、「NFL(アメリカン・フットボール)」と言われています。
特にカナダの国技である「アイスホッケー」はトロント屈指の人気スポーツでレギュラーシーズンの10~4月まではダウンタウン中心部にいくつかあるスポーツバーでは夜遅くまで熱気が冷めないほど盛り上がります。
また、アメリカ国内が本場であるベースボールについては、カナダ国内唯一の「トロント・ブルージェイス」がメジャーリーグに加盟しており、ダウンタウン中心部の「ロジャース・センター」を本拠地としています。
トロントの有名スポット
カナダ国内屈指の大都市「トロント」。
世界三大瀑布のひとつ「ナイアガラ滝」の拠点として世界有数の観光都市です。
ダウンタウン中心部には、トロント市内を一望できるランドマーク「CNタワー」や多くの市民で賑わう「セントローレンスマーケット」など見どころスポットがたくさんあります。
留学期間中に訪れてみたいおすすめスポットをご紹介します。
CNタワー
1976年に建設された高さ553.33mのランドマークタワー。
現在はトロント市内全域を見渡すことができる人気の観光スポットのひとつとなりました。
円盤型をしたタワー内部には二つの展望フロア(342m地点と346m地点)があるほか、床が全面ガラス張りになったグラスフロアなど多くの観光客を惹きつけています。
また、展望台外側に設置された幅約1.5mの縁を歩く「エッジウォーク」は命綱一本で挑むスリル満点のアクティビティです。
トロント市庁舎
1965年に建設された湾曲した二つのビルが向かい合って建ち並ぶ市庁舎。
建築デザインはフィンランド出身のデザイナー「ヴィリオ・レヴェル(Viljo Revell)」によって考案されました。
また、2015年には市庁舎前に「TORONTO」という巨大文字の3Dオブジェクトが造られ、トロント市内のインスタ映えするスポットとしても人気を集めています。
セントローレンスマーケット
1803年に創業以来、200年以上続くトロント市民の台所として親しまれているマーケット。
通りを挟んで「ノースマーケット」と「サウスマーケット」に分かれており、肉や魚などの生鮮食品のほか、地元の農家で作られた新鮮な野菜が多く並べられます。
レンガ造りのサウスマーケットはかつてトロント初代市庁舎として利用されていましたが、現在はサンドイッチ、ピザなどを取り扱う店舗が入るなど、テイクアウト形式のお店が人気を集めています。
カナダ名物のメープルシロップやその他雑貨を取り扱う店舗も数多くあるので、旅の途中でお土産選びに困った場合は、こちらのマーケットで調達するのもおすすめです。
オンタリオ州議事堂
1893年に建造されたロマネスク・リバイバル様式の州議事堂。
クイーンズ公園の敷地内にあり、議事堂前にはカナダ初代首相「ジョン・A・マクドナルド(Joh A. MacDonald)」の銅像が立っています。
建物の外壁は茶色の石壁で造られ、当時の歴史背景を漂わせる美しい外観です。
公園内はリスなど小動物が戯れる姿など、都会にいながら身近に自然を感じることができます。
ナイアガラ滝
南米イグアス滝、アフリカビクトリア滝に並ぶ世界三大瀑布のひとつ「ナイアガラ滝」。
世界有数の人気の観光地のひとつとして各国から多くの観光客が訪れるカナダ国内屈指の観光スポット。
トロント観光の際は必ず訪れたい定番スポットのひとつです。
トロント市内からナイアガラ地区までは片道約2時間半かけてバスで移動するのが主流です。
近年、ナイアガラ滝周辺は豪華ホテル、カジノなどが多く建ち並び、ナイアガラ滝を目的地とする旅行が定番になりつつあります。
まとめ
カナダ国内の留学先のひとつ「トロント」をご紹介しました。
オンタリオ州の州都として活気のある都市「トロント」。
世界有数の観光地「ナイアガラ滝」の拠点として国内外から多くの観光客が来ることで人気を集めています。
トロント市内中心部は高層ビル群がたくさん建ち並び、カナダ経済を支える大きな役割を担っている都市のひとつです。
トロントは国内屈指の移民が多く住む都市として、ダウンタウン中心部に広がる「エスニックタウン」があることから「世界有数の多民族都市」と呼ばれ、様々な文化体験ができることも特徴です。
カナダ国内最大の都市トロント留学を検討してみましょう。