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この記事では、ワーキングホリデーのように働きながら海外で生活できる、30歳以上の方にもおすすめのプログラム「co-op」をご紹介します。
短期での英語力の向上やキャリアアップの転職に必要なスキルが身につけられることで、今話題になっています!
ワーキングホリデーの年齢制限
ワーキングホリデーは誰でも利用できる制度ですが、ビザの取得には18歳から申請時の時点で30歳までと年齢制限が設けられています(2020年版)。
ワーキングホリデーのメリット
海外の長期滞在方法として人気のワーキングホリデー制度。
ここではワーキングホリデーを選ぶメリットをみていきましょう。
全生活費を準備する必要がない
ワーキングホリデーの最大のメリットは、何と言っても現地で働けること!
ほとんどの加盟国でフルタイムでの勤務が許可されています。
収入を得ながら海外生活を送ることができるので、日本で渡航費用の全額を準備する必要はありません。
* 一部の加盟国では週の労働時間が決まっているので、ビザを申請する前に必ず確認してください。
フリーター生活ができる
フルタイムで仕事や勉強を行うのではなく、生活費を賄う程度にアルバイトをして生活をするという方法も、ワーキングホリデーなら可能です。
滞在先で自由に行動できるように時間を確保しながら、フリーターのような生活ができます。
行動が制限されない
- 朝から晩まで語学学校で英語をきっちり学ぶ
- 何もしないで1年間のバカンスを思いっきり楽しむ
- 週に2、3回のアルバイトをしながら、週に2、3回語学学校に行って英語を学ぶ
- 3カ月ごとに滞在都市を変えて文化の違いを感じる
- 興味のある分野の資格に挑戦する、など
他のビザとは異なり行動が制限されていないワーキングホリデービザでは、いろいろなことにチャレンジできます。
自分次第で有意義に楽しく海外で1年間過ごすことができるのも、ワーキングホリデー制度の魅力です。
co-opプログラムについて
「ワーキングホリデーを申し込みたいけど、30歳を過ぎてしまった・・・」という方にオススメなのが、今注目のco-opプログラム!
このco-opプログラムはカナダだけの特別な制度で、ワーキングホリデーのように現地で勉強をしながら仕事をすることが可能です。
年齢制限も参加回数の制限もないので、思い立ったときに利用できます。
留学期間中現地就労が可能
カナダに入国後、co-opプログラムの前半は専門分野に関する講義を受けながら、週20時間までの就労が可能です。
例えば、人気のブリティッシュ・コロンビア州では、最低賃金が時給15.20ドル(2021年)。
単純計算で、週20時間勤務×時給15.20ドル=304ドル
月に日本円で約11万円(2021年9月のレート1カナダドル=約87円)ほどの収入が見込め、滞在費の足しにできます。
*カナダは州によって最低賃金が異なるので、事前に確認が必要です。
プログラムに就労プログラムが含まれる
co-opプログラムの後半は、学んだことを生かしながら就労体験を得る、有給の就労プログラムも組み込まれています。
就労プログラムは普通の就職と同様に、週40時間のフルタイム勤務になり、給料も最低賃金が保証されています。
現地企業で海外就労経験ができる
多くのワーキングホリデーは、日系の飲食店でのフロアサービスか調理補助の仕事をしています。
仕事を通して文化の違いを感じ、経験値をアップさせることが可能ですが、日本人同士でかたまってしまう傾向もあります。
「地元の人と一緒に仕事をしてみたい」と思っていても、実際、ある程度の英語力プラスαがなければ現地の人と一緒に仕事はできません。
co-opプログラムの場合、前半で英語と専門分野を身につけてから有給インターシップに参加するので、現地の企業で現地の人と一緒に働けます。
英語を使う仕事への就職・転職が有利になる
co-opプログラム参加することで、「仕事で使える英語力」「専門的なスキル」「海外で多国籍の人たちとの勤務経験」を得ることができます。
co-opプログラムを通して得たスキルは、帰国後、英語を使う企業への就職・転職活動に大変有利に働きます。
co-opプログラムとワーキングホリデーの違い
「ワーキングホリデーとの違いがわからない」「どちらの制度がいいか迷っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、そんな方のためにco-opプログラムとワーキングホリデーの違いをまとめました。
参加は中級以上の英語力が必要
英語力が必要のないワーキングホリデーとは異なり、co-opプログラムへ参加する場合、基本的にIELTS(International English Language Testing System:海外留学や海外大学に通う時に求められる英語の検定試験)やTOEIC(Test Of English for International Communication:ビジネスや日常生活での会話・文章の英語力をはかる試験)の中級以上の英語力が必要になります。
短期大学卒業と同等程度の証明書が取得できる
ワーキングホリデー制度終了後には「証明書」は存在しませんが、修学と就労がセットになったco-opプログラムでは、プログラム終了と同時にカナダの短期大学卒業と同等程度の証明書を取得できます。
高い英語力が身についている
ワーキングホリデーで1年間海外に滞在しても英語を話せない方は多くいますが、co-opプログラムの場合、英語での専門講義で会話・聞き取り・読み・書きをきっちり学んだ後、有給インターンシップに参加し英語を使った仕事をすることで英語漬けの生活になります。
そのため、プログラムを終了する頃には実用的で高い英語力が身についています。
行動が制限される
ビザの有効期間中であれば、自分次第で有意義に楽しく海外で1年間過ごすことができるのがワーキングホリデービザですが、co-opプログラムは修学と就労が目的のビザ発給になっているため、期間中は必ずカレッジで専門分野を学び、就労プログラムに参加しなければならないという制限があります。
学校への入学が必要
ワーキングホリデーでは現地で語学学校に行くのも行かないのも自由ですが、co-opプログラムは必ず学校へ入学しなければなりません。
人脈を作れる
海外での生活や留学を通して、世界中から集まってきた人々と出会う機会が多くなります。
ワーキングホリデーを経験した多くの人は、アルバイトや語学学校を通して日本人や日本文化が好きな外国人との交流の輪を広げて行きます。
co-opプログラムに参加した人は、そのような交流の輪に加えて、現地企業での就労経験を通して仕事にも役立つ人脈を作ることができます。
英語環境に身を置ける
ワーキングホリデーは英語力に関係なく、誰でも参加できる制度です。
そのため、英語が苦手な方の参加も多く、現地で就ける仕事は日本食のレストランがメインです。
せっかくの海外生活ですが、日本語を話す環境に身を置くことが多いため、1年の海外滞在でも英語が身につかない人も多くいます。
co-opプログラムでは、カレッジでの専門講義を英語で受けるところから始まり、有給インターンも現地の企業で行います。
そのため、滞在期間中は英語のみの環境に身を置くことができるので、英語力を確実にあげたい方には理想的な環境です。
30歳をすぎて留学へ行っても大丈夫?
30歳をすぎて留学にチャレンジしたい人につきものなのは、帰国してからの不安。
ここでは、co-opプログラム参加へのよくある質問をご紹介します。
留学はしてみたいけど、30歳をすぎて留学した後のキャリアが不安です。
学生とは異なり、社会人になってからの留学に不安を感じるのは当然です。
ただ行ってみたいというだけで留学するのは、「空白の時間」を作ってしまうリスクがあります。
co-opプログラムは、卒業後にすぐに戦力になるスキルを身につけるプログラム内容になっています。
そのため、専門分野の講義を受けた後に、学んだことをビジネスの場で使えるように企業での就労が義務になっています。
co-opプログラムを利用すれば、今のスキルをさらに高めることや、他の業種への転職も可能になります。
留学後の転職活動は可能でしょうか?
co-opプログラムに参加される社会人の多くが、日本へ帰国後のキャリアアップを目指した転職を目的に留学されています。
専門分野により異なりますが、例えばホスピタリティプログラムだとトータル8カ月で、専門短期大学卒業と同等程度の証明書を取得できます。
この場合、4カ月は講義を受け、残りの4カ月は現地企業での就労期間を持つことができます。
そのため、カナダでの実務経験として履歴書に書くことができ、帰国後の就職活動に大変有利に働きます。
海外で就職することはできますか?
海外での就職を目指してco-opプログラムに参加する方も非常に多いです。
co-opプログラムでは仕事をして学歴を得るため、カナダでの就職率を高めるスキルが得られます。
また、有給インターンを通して企業との人脈を持つことができるため、プログラム終了後にそのまま就労先で就職が決まる人も珍しくありません。
カナダでの勤務経験は他の英語圏の国でも通用するスキルになるので、海外での就職も可能です。
30歳以上で転職ができるのでしょうか?
30歳以上の方が転職を行う場合、専門スキルを持っておいたほうが良いでしょう。
co-opプログラムでは、未経験の分野であってもカナダのカレッジへ通って専門知識を学び、勤務経験も積むことができるだけでなく、「カナダで現地の人と一緒に仕事をしていた=英語力の証明」にもなり転職に有利に働きます。
まとめ
働きながら生活できる人気のワーキングホリデーですが、申し込みは30歳までと年齢制限があります。
そこで、今社会人に注目されているのが30歳からでも海外でワーキングホリデーのように働きながら生活できるco-opプログラムです。
ワーキングホリデーとは異なり行動に制限がありますが、アルバイトをしながら専門分野を学べ、有給就労プログラムに参加することで実際に給料を貰ってカナダで生活ができます。
実務経験を積むことができるため、普通の留学よりも大きな自己投資になるでしょう。
キャリアアップを目的にした転職を目指す社会人におすすめのプログラムです。